映画『エンド・オブ・デイズ』──『コンスタンティン』との類似点、666と369、そして死後の世界について【シュワちゃん】

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細かい部分の感想

 …というわけで映画の感想に戻りますw

 

 この映画、出だしは「人間(または神)vs悪魔」系映画によくある「その昔~」みたいな過去の出来事から始まり、序盤はどのようにしてこの恐ろしい計画が現在(1999年末)のために準備されてきたかの説明に当てられています。

 この辺りはオカルト好きには「おっ、きたな~」という期待通りな展開だったのですが、ジェリコの登場から株屋をガードする仕事に就いて神父を追い詰めるあたりまでの流れが、それ系映画の雰囲気からだいぶ外れていて、肉体派俳優が演じる悪党裁きモノの映画っぽくなっており、良くも悪くも見慣れたシュワちゃん映画っぽい印象になっていたのが気になりました(笑)。

 もし予告がこの場面を大きくフィーチャーされたものだったら全く別のジャンルの映画だと思われそうです(笑)。

 また、これは映画では当たり前の展開なのでここに突っ込んでも意味がないのですが、サタンによる主人公への攻撃が他の登場人物へのそれと比べてユルすぎる点も、あまりにも都合が良すぎて

 

「おいっw」

 

と言いたくなったところでした。

 株屋を狙った神父が天井に手足をメスで刺され磔にされて殺されたり、ジェリコの相棒のボビーがサタンの洗脳に勝ってジェリコを撃たなかったときも、サタンはすぐにボビーを火だるまにしたり、教会にいる神父たちには首を後ろまでひねったり十字架を頭に刺したりしてすぐに殺していたのに対し、ジェリコにだけは全くの別扱い。

 ジェリコの部屋へ赴いたときは窓にぶら下がった彼に手を差し伸べてみたり、クリスティーンを連れて逃げようとしたジェリコを捕まえたときには、

 

「死ぬほど痛めつけてやる」

 

 などと超怖いことを言っておきながら、結局サタンがやったことはただロープでジェリコの手足を縛り上げて建物の壁に十字に吊るしただけという……

 

何なんだよw

 

© 1999 Beacon Communications LLC
っていうか病室になぜメスが…

 

 ジェリコに対しては甘々なサタンでしたが、地獄と地上世界を繋ぐ計画のほうは悪魔ならではの恐ろしさで、クリスティーンが生まれるそのときから準備万端でした。

 クリスティーンが生まれてすぐに助産師の女が「身体をきれいにしなきゃね」と言って地下にある暗い一室に運んでいき(その室内には遺体らしきものが横たわっているのも見える)、奥で待っていた怪しげな医師と看護師たちによりクリスティーンは蛇の血を浴び、呪文のように何かをつぶやく医師の指づたいにその蛇の血を飲まされてしまいます。

 のちにクリスティーンの母親は亡くなり父親は再婚。父の再婚相手はクリスティーンが過保護だと感じるくらいによく面倒を見ていたようですが、その義母とは生まれたばかりのクリスティーンを地下室に連れていったあの助産師だったのでした。

 さらに、恐ろしい幻影が頻繁に現れることに苦しんでいたクリスティーンに薬を処方していたかかりつけの医師も、あの地下室で蛇の血を飲ませた男だったという恐怖…。

 サタンが「千年の檻」から解放されるときまでしっかり彼女を見張っていたのですね。。となるとこの連中はそもそも一体何者なんだ? という疑問も出てきますが、その辺はよく分からないまま話が進んでいきます。

 悪魔のしもべなのは間違いなさそうですが、元々は人間だったのが株屋のようにある日突然悪魔に取り憑かれてそうなったのか、それとも人生のどこかで悪魔に魅入られてしもべとなってしまった者たちなのか、はたまた『コンスタンティン』のハーフブリードのように悪魔と人間のハイブリッドとしてこの世に存在している邪悪な者たちなのか……

 結局それははっきりしないまま映画は終わりましたが、儀式に集まっていた人たちを見る限りでは、やはり株屋のようにあるとき突然取り憑かれてしまった人たちなんですかねぇ…。

 

 あと最後にちょっと気になったのがこちらのチラシ。

 

www

 

 この太ゴシック書体と全体のビジュアル……

 シュワちゃんの画像(表情含む)の使い方といい、ストーリー的にはそれほど重要な場面ではなかったヘリコプターが炎をバックに何機も飛んでいる画像(ってかそもそもそんなにたくさん飛んでたっけ?w)といい、どう見ても全く別ジャンルの映画っぽいデザインなんですが…ww

 

 これ完全に無敵のシュワちゃん系映画として売ろうとしてただろw

 

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