以前、心理機能の順番が同じで外向・内向が逆という「鏡像関係」の組み合わせであるINFJとENFPの相性について、INFJとして感じていることを書きました。
ENFPの人たちは主機能が直観で補助機能が感情(代替機能が思考で劣等機能が感覚というのも同じ)という点でINFJと共通していながらも、エネルギーの発し方というか、自分の考えや感情といった自己表現方法が文字通り真逆といっていいほど違っているので、良い意味で圧倒されています。
自分には絶対に真似出来ないあのオープンなエネルギーは一緒にいて清々しいものがありますし、気を使わなくていいからとにかく楽なんだと思います。
INFJは上位機能に外向的感情Feを持つ内向型であるため、自分でも嫌になるくらいに周り(または相手)に気を遣って
「これを言ったら気を悪くするかな」
とか
「あれ、なんか気に障ることしたかな…」
といったようなことを四六時中気にしながら人と、そして世界と接しています。そして相手の発した言葉にはどんな真意があるのかとか、口には出さないけどこう思っているんじゃないか、といったことを常に読み取ろうとしています。だから人がいるところに長くいると疲れるんですね。
そんな性格なので、感情とかノリ具合(笑)を分かりやすくはっきり外に出してくれるタイプのENFPは一緒にいてすごく楽に感じます。ただし(電池が切れたのか単に飽きたのかは分かりませんが)急にそっけなくなるとその落差に「えっ」ってなるんですがw
じゃあ他の外向型で陽気(と見られがち)なタイプのESFPとかESFJなどはどうなのかというと、まずESFPについてですが、こちらもENFPと同様に楽だと感じる部分はあるように思います。言葉や態度の裏を読む必要があまりない…というかだいたいの場合、向こうのペースに合わせることになるので気を遣わないということなのかもしれません。
ただENFPとの間では通じるもの(例えば「抽象的でふわっとした概念」を普通に受け入れられる感覚とか)がうまく伝わらなかったりするようで、一対一での会話が弾むことは少なく、ESFPの良さを一番感じられるのは複数の人が集まっているような場となります。
一対一の場ではこちらがテンションを上げていければ楽しいので、自分次第といったところでしょうか。例えば何かスポーツやレジャーに関わることとか、はたまた音楽のライブに行くといったように、趣味の対象に意識を全振りできるような場だったら楽しいんじゃないかと思います。
逆にサシで飲むとかカフェでおしゃべり、みたいなのは向いてない組み合わせなんじゃないかなと。
一方ESFJは(ENFJもそうなんですけど)主機能がFeなので「気を遣い合う」というところに窮屈さを感じることがあります。つーかその原因は自分だろって話なのにこの言い草w
とくにESFJは補助機能がSiなので、こちらが大好きな話題(世間一般で「現実的ではない」「科学的根拠がない」とされる分野の話題)に対しては、一応話を聞いてはくれるものの明らかに乗ってこないし「あ、この人いま引いてるな」っていうのが分かるので、こちらとしては理解してもらえないことに虚しさを覚えます(笑)。そして向こうも向こうでこちらに対して「何でこの人変なことばっかり言うんだろう」と思っていることでしょう(笑)。
ただし共通の趣味の話題だとか笑える話をするときなどは、こっちが全然覚えていないような昔のニュース、しかも記事の隅っこに書いてあるようなことを引っ張り出してネタに被せてきたりするので、なかなか侮れません。
あとこれは気のせいかもしれませんが、自分の周りでESFJという診断結果が出た人たちが自分といるときに見せる姿、取っている態度が、解説などに出ているESFJの姿と結構違っているように感じます。
もしかしたらINFJはESFJの良さをちょっと打ち消してしまうタイプなのかも…と思いました。やはり気を遣い合ってしまうということと、あとはNiとSiの違いによる考え方の違いというか、信じるものの違いが大きいのかなという印象です。
他の人といるときにはもっと活き活きしているというかのびのびしているというか、そんな雰囲気があるのですが、自分といるときはこちらに合わせてトーンを抑えているような気がするんですよね。まぁ気のせいならそれでいいんですけど。
というわけで前フリで1ページ使ってしまいました(笑)。次のページから本題に入ります。
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