【小ネタ】海外ドラマ『FRINGE/フリンジ』オープニングの「フリンジ・サイエンス」は予言だったのか【パンデミック】

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 2008年にスタートし、シーズン5で幕を閉じた人気海外ドラマ『FRINGE/フリンジ』

 はじめのうちは超常現象・オカルト系によくある題材や、現代科学を超越した謎のテクノロジーが関係する事件の謎解きをメインに話が進んでいきましたが、シーズン1の最後にその存在が明らかになったパラレルワールド・パラレルユニバースが物語に大きく絡んでくることになります。

 そしてシーズン2以降は、私たちのいる世界よりも進んだテクノロジーを持つその「もうひとつの世界」に加え、得体の知れないスキンヘッドの男たち(未来からやって来た“進化した人類”たち)の関与によって現在・過去・未来のさまざまな世界線が入り混じる大変興味深い展開となり、個人的にはディストピアな未来が舞台となったファイナル・シーズン以外はかなり楽しませてもらったドラマでした。

 

 で、『FRINGE/フリンジ』と聞くとすぐに思い出されるのがあの印象的なオープニング

 

 このオープニングにはいくつかのバージョンがありましたが、どれも「そっち系」が好きな人たち(もちろん自分も含め)の興味をくすぐる思わせぶりな単語・連語がチラチラと画面に登場していたのが特徴でした。

 「フリンジ・サイエンス」と呼ばれるこれらの言葉には、当時から何やら意味深なものが込められているような感じがしていました。何か未来への予言とか警鐘めいたメッセージなのではないかと。。ま、もちろん後付けで記憶を都合よく改竄しているだけかもしれませんけどね(笑)。

 ですが当時は「たとえそうだったとしても、そんな世界がやってくるのはまだまだ先のことだろ」と深く気にすることもせず、ただ純粋にエンタメとして楽んでいただけだったように思います。なにせ当時はとにかくこの大変な状況を生きていくのに精一杯、という日々でしたので(私の場合はリーマンショックの影響でほとんど仕事がなくなった頃)。

 そして時は過ぎ2021年も残すところあと1/3ほどとなった現在、気付いてみれば『FRINGE/フリンジ』シリーズの中でも大きな盛り上がりを見せていた中盤〜後半あたりから数えるとすでに10年の月日が経過していたのでした。

 そんな2021年8月、改めてこのオープニングをそういう目で見てみると

 

あれ、もしかして今ってもうかなりヤバいところまで来てるんじゃね???

 

 ということがリアルに感じられ、ちょっと怖くなってきたのでした……。

 何より他とは全く別の意味合いを持っていたファイナル・シーズンのオープニングに見られるような世界(人々の安全を名目に超監視社会が敷かれ、思考すらも監視され人類に自由がなくなった近未来が舞台)が、今まさに世界中で産声を上げ始めようとしていることに衝撃を受けます。はたして一体どれだけの人がこのことに気付いているのでしょうか。

 

 

<2022.02/24 追記&修正>

 この記事は当ブログの中でも全然アクセスのない記事だったのですが、なんと昨日Googleから警告がきまして

 

信頼性がなく有害な文言

 

 という理由で広告を剥がされてしまいました。

 たしかに書いていることはYouTubeだったらあっという間に警告を受けるものなので仕方がないのですが、こんな誰にも読まれていないような記事(笑)にも監視の目が行き届いているとは……

  まぁどちらにしても広告を入れさせてもらっているという立場である以上、ルールには従わねばなりません。

 どうしても自由に自分の考えを言いたければ広告を入れなければいいだけの話であり、その選択肢を与えられている以上、選ぶのは自分なので誰も責められません。

 …なのですが。ひとつだけボヤかせていただきたい。。

 これがもしものすごく読まれていて反応も多い記事だったならこちらももうちょっと骨のある対応をしたかもしれませんが、誰も読んでないのに怒られてしまったことに軽く心が折れ、落ち込みました(笑)。

 

 というわけで修正版は怒られたと思われる部分をごっそり抜いて文字通りドラマ『フリンジ』のオープニングで出てくること「のみ」を並べたものにしていますので、純粋に昔を懐かしんでご覧いただければと思います。

 

 

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オープニングに登場する「フリンジ・サイエンス」

 それではさっそくそれらの名称を確認していくことにしましょう。

 と言っても今回もYouTubeに上がっている動画のお世話になるのですが(笑)。こちらは海外の方がUPしたもの。なかなか素晴らしい編集をされています。

 

 

 それぞれのバージョンが使われたシーズン・エピソードは以下に書いたものでおそらく合っていると思うのですが、単体で使われたときのエピソードについてはもしかしたら抜けがあるかもしれません。

 

Blue (season 1) (Prime Universe)

 

PSYCHOKINESIS
サイコキネシス(念動力)

 

TELEPORTATION
テレポーテーション(瞬間移動能力)

 

NANOTECHNOLOGY
ナノテクノロジー

 

ARTIFICAL INTELLIGENCE
人工知能(AI

 

PRECOGNITION
プリコグニション(予知能力)

 

DARK MATTER
暗黒物質

 

CYBERNETICS
サイバネティックス(人工頭脳学)

 

SUSPENDED ANIMATION
仮死状態/人工冬眠

 

TRANSMOGRIFICATION
シェイプシフト

 

 この頃(2008〜2009年)は人工知能(AI)も「まだまだ未来の技術」といった印象だったように思います。Siriもこの時点ですでに開発はされていたようですが、実機に投入されたのはここから数年後(2011年)のことでしたし。

 それがどうでしょうか。ロボットのように分かりやすくビジュアル化したAIだけじゃなくて、日常の中に取り込まれている「目に見えないAI」の進化具合ときたら大変なものですよね。

 自動運転の車も海外では使用されていますし、日本でも先日のオリンピックなど一部のところでは使われています。またAI以外でもドローン技術や3Dプリンタの発達なんかと融合して、今まで人間が時間と労力をかけてやってきた当たり前のことがAIに取って代わられる時代はもうすぐそこまで来ています。

 ドローンがもっと進化すると重機を運ばなくても高層ビルが建てられるようになり、運送業をはじめとした「物を運ぶ/届ける」分野も劇的に変わってくることが予想されます。3Dプリンタに関してはすでに1日で家が建てられる世の中にすでになっていますしね。完成まで100年はかかると言われていたサグラダ・ファミリアも3Dプリンタの登場によってあと数年で完成するというニュースを見たときはさすがに驚きました。

 これまで人間がやってきた様々なこと(仕事など)をAIが代わりに行うような社会に変えていくためには、一度どこかで人間の行動を大きく制限したり人間による生産性を極端に下げるとか、人と人との接触を減らしてAIが取って代わる環境を作らなければなりませんが(いわば世界的な棚卸し作業)、そんなことを無理に推し進めたら思いっきり反発されるに決まってますよね。

 人々が黙って従うような、何かしらの「絶対的にそうせざるを得ない理由」でも用意しなければ難しいでしょう。

 

 

 

 AIによってこれから様々なことが自動化され、人の仕事はAIがやるようになり、人の思考もAIによって監視されるようになったら「考えるだけで」アウトになる世の中の到来です。小説『1984』や映画『マイノリティ・リポート』のような世界……。

 

 でも心配いりません。だってAIがこう言っているんですから……

 

 大丈夫ですよ。。。

 

 

Blue (season 2) (Prime Universe)

 

HYPNOSIS
催眠術

 

PYROKINESIS
パイロキネシス(発火能力)

 

HIVE MIND
集合意識

 

ESP
超能力

 

NEUROSCIENCE
神経科学/脳科学

 

CLAIRAUDIENCE
透視能力

 

CRYONICS
極低温科学/人体冷凍保存

 

PARALLEL UNIVERSE
パラレルユニバース/平行宇宙

 

ASTRAL PROJECTION
幽体離脱/体外離脱

 

PROTOSCIENCE
プロトサイエンス

 

MUTATION
突然変異

 

GENETIC ENGINEERING
遺伝子組み換え技術

 

 

 このシーズン2のバージョンでは全体的にSFチックな単語が登場していますが、その中に「ニューロサイエンス」とか「ジェネティック・エンジニアリング」なんかが混ざっているところが気になるところ…。

 「遺伝子組み換え」も、この当時私たちに直接関わってくるものは作物などに限られていましたが、もう今では別の次元に突入していますよね。

 

Retro (Season 2, Episode 16) (1985)

 

PERSONAL COMPUTING
PC

 

COLD FUSION
常温核融合

 

CLONING
クローン化

 

DNA PROFILING
DNAプロファイリング

 

NANOTECHNOLOGY
ナノテクノロジー

 

INVISIBILITY
不可視

 

GENETIC ENGINEERING
遺伝子組み換え技術

 

LASER SURGERY
レーザー手術

 

STEALTH TECHNOLOGY
ステルス技術

 

IN VITRO FERTILIZATION
体外受精

 

VIRTUAL REALITY
仮想現実(VR

 

 

 このバージョンは1985年が舞台のエピソードで使用されたものとなります。PCとかレーザー手術などといった、今じゃとっくに普及している「とくに危険性を感じないもの」を並べ、レトロ感を出してエンタメ要素を強めていますが、よく見るとほとんどのものがすでに世の中に実用可能なものとして登場していることに驚かされます。

 「ステルス技術」のひとつである光学迷彩とかもすごいレベルになってきていますし、「ナノテクノロジー」「VR」についてはもう言わずもがな、そして他の単語も使い方次第では悪魔のテクノロジーになりうるものばかりといった印象です……。

 

Red (Season 2, Episode 22,23) (Alternate Universe)

 

HYPNOSIS
催眠術

 

PYROKINESIS
パイロキネシス(発火能力)

 

HIVE MIND
集合意識

 

ESP
超能力

 

NEUROSCIENCE
神経科学/脳科学

 

CLAIRAUDIENCE
透視能力

 

CRYONICS
極低温科学/人体冷凍保存

 

FIRST PEOPLE
ファースト・ピープル

 

ASTRAL PROJECTION
幽体離脱/体外離脱

 

PROTOSCIENCE
プロトサイエンス

 

MUTATION
突然変異

 

GENETIC ENGINEERING
遺伝子組み換え技術

 

 これは2つ上の通常のシーズン2のものとほとんど一緒です。「パラレル・ユニバース」のかわりに新たに「ファースト・ピープル」というのが加えられています。この「ファースト・ピープル」はストーリーの中で出てくる重要な名称なのですが、とりあえず今回の目線で言えば気にしなくてよいものかと思われます。

 

Blue (season 3) (Prime Universe)
Blue/Red (Season 3, Episode 8,13) (Prime Universe and Alternate Universe)

 

WORMHOLES
ワームホール

 

SINGULARITY
シンギュラリティ(AIが人類の知能を超える技術的特異点)

 

SPECIATION
種分化(集団が進化して別の種になる進化の過程をいう)

 

SYNESTHESIA
共感覚

 

TRANSHUMANISM
トランスヒューマニズム

 

 

PANDEMIC
パンデミック

 

 

REANIMATION
蘇生

 

NEUTRAL NETWORKS
ニューラルネットワーク/神経網(脳機能に見られるいくつかの特性に類似した数理的モデル)

 

TELEPATHY
テレパシー

 

TRANSCENDENCE
トランセンデンス/超越

 

RETROCOGNITION
逆行認知/ポストコグニション

 

BIOTECHNOLOGY
バイオテクノロジー

 

 
 
Monochrome (Season 3, Episode 22) (2026)

 

CELLULAR REJUVENATION
細胞活性化/細胞の若返り

 

THOUGHT EXTRACTION
思想の抽出

 

CRYPTOZOOLOGY
未確認動物学/隠棲動物学(UMA

 

NEURAL PARTITIONING
神経の分割(??)

 

BRAIN PORTING
脳移植

 

TEMPORAL PLASTICITY
時間的可塑性

 

DUAL MATERNITY
二重の母性(??)

 

CHAOS STRACTURE
カオス構造

 

CLONAL TRANSPLANTATION
クローン移植

 

WATER

 

BIOSUSPENSION
バイオサスペンション(バイオ懸濁液??)

 

HOPE
希望

 

 

 ここでは「思想の抽出」という気になるフレーズが登場します。もちろんこれも正しい目的で使うのであれば様々な分野で役立てることができるのでしょうが、おそらくは支配する側にとって都合の良い目的のために開発されているものなのでしょう。

 「NEURAL PARTITIONING」「BIOSUSPENSION」、そして「DUAL MATERNITY」などはエピソードの内容をあまり覚えていないのでどう訳すのが正しいのか分かりません。。「水」とか「希望」という言葉がここに登場するのも「フリンジ・サイエンス」のワードとして考えると違和感がありますが、これらもこのエピソードは「こちら側の世界」と「もうひとつの世界」のどちらかが消滅するのを防ぐことができるのか、ということと、その結果によるタイムラインでの2026年の世界が描かれる回だったことに由来しているものなのだろうと思われます。

 

Amber (season 4) (Alternate Timeline)

 

EXISTENCE
存在

 

QUANTUM ENTANGLEMENT
量子のもつれ

 

PHILOSOPHER’S STONE
賢者の石

 

PSYCHOMETRY
サイコメトリー

 

VIRAL THERAPY
ウィルス療法

 

ETHEREAL PLANE
エーテル層/エーテル次元

 

GRAVITONS
重力子

 

TIME PARADOX
タイムパラドックス

 

PSYCHOGENESIS
精神の起源・発達

 

BILOCATION
バイロケーション/マルチロケーション(同時に2ヶ所に存在すること)

 

PSYCHIC SURGERY
心霊手術/霊能力手術

 

TRANSGENICS
遺伝子の改変

 

 

 また「遺伝子の改変」というものもそのことに関係してくるものでありますし、このあとに続くファイナル・シーズンのディストピアな世界を予感させているもののようにも感じられます。(※修正して前の文章をカットしているため「また」という言葉が繋がりを失っていますがお察しください)

 現実はドラマのように大袈裟でもなければ派手でもないのでしょうが、何もしなければこの後に出てくるファイナル・シーズンのオープニングで出てくる言葉──それらの「私たちが当たり前に持っているはずのもの・権利が奪われてしまった世界」が作られてしまうことでしょう。

 

Observers (Season 4, Episode 19 / season 5) (2036)

 

COMMUNITY
コミュニティ/共同体

 

JOY
喜び

 

INDIVIDUALITY
主体性/人格・個性

 

EDUCATION
教育

 

IMAGINATION
想像力

 

PRIVATE THOUGHT
私的思想/個人の考え・思想

 

DUE PROCESS
適法手続

 

OWNERSHIP
所有権

 

FREE WILL
自由意志

 

FREEDOM
自由

 

 2036年の世界は「オブザーバー」と呼ばれる未来から来た監視人たちによる超管理社会となっており、上に書かれているごく当たり前に私たちが手にしているはずのものが奪われた世界が舞台となっています。

 当時これを見ていたときは正直言って全然現実味を感じられませんでした。内容もそれまでのシーズンがとにかく面白かったから、いきなりディストピアな未来が舞台になりしかもメインキャラが別の人(主人公オリビアとピーターの娘)になったりして「つまんねぇなぁ…」と思いながら見ていたものです(笑)。まぁたしか最後の最後はそれなりだったと記憶していますが。

 ですが今回改めて別方向から振り返ってみて、実はこのファイナル・シーズンこそが現実世界・現代社会への最大のメッセージ、警鐘だったのではないかと思うと、印象はかなり変わってきます。

 

 

 

 と、こんな感じでごっそり削って修正しましたが、ファイナル・シーズンの世界で人々が失ってしまったものが2022年の今、すでに失われつつあるという現実を皮肉にもここで証明してしまったというわけですね。

 これが結果として残る紛れもない「事実」です。まぁ『1984』の世界になってしまったらそんな「事実」なんてあっという間に書き換えられてしまいますが……

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