D社に残された選択肢は
結局また面白い作品さえ作れたらそれでなかったことになるのかもしれませんが(先日のW杯の日本代表みたいに)、正直このまずい流れは予想以上ではないかと思われます。だってこのままエピソード9なんか作ってもダメでしょう…。
となると、残された道として一番良いのは、大胆かつ勝手な意見で大変恐縮ではあるんですが、
ケツ捲ってゴメンナサイする。
そしてどんだけ批判されようが、どんだけ冷笑されわれようが、どんだけお金かかろうが、失敗を全て認めて『最後のジェダイ』をなかったことにしてもう一度新たに『最後のジェダイ』を作り直す。
これしかないように思うのですが、どうでしょうか。
もちろんキャリー・フィッシャーのシーンはすでにあるものを使わなければなりませんし、最初から全部差し替えというわけにはいかないでしょうけども、それでも7割くらいごっそり中身を変え、ストーリーも登場人物も大幅に代える覚悟でやらないと、この先のSWに明るい未来はないんじゃないかと、割と本気で思っています。
SWというあまりにも巨大なコンテンツは、とりあえず何か新しいものを作れば、あとは黙ってても勝手に莫大な富を生む──という永遠にチートな存在だと思っていたのが『最後のジェダイ』で、その揺るぎないはずの神話の土台を溶かしてしまいました。
「あれ、スター・ウォーズなのに面白くない……」「あ、夢って覚めるんだ…」ということを知ってしまったSW中毒者たち、長い年月に渡る中毒症状ですっかり麻痺していた人たちが、ついに我に返ってしまうものを世に出してしまった──それが『最後のジェダイ』だったのではないかと。。熱狂っていうのは醒めてしまうと恐ろしいくらいにテンション下がっちゃいますからね……これはマジでアカンです。
エピソード9で全て終わらせるなら別にこのまま突っ走っていいと思いますが、D社はSWでこれから先も骨の髄までしゃぶり尽くすつもりなんでしょうから、前代未聞だろうが赤っ恥だろうが何だろうが、やるしかないんじゃないかなぁと個人的には思っています。 ※個人の感想です(笑)
『最後のジェダイ』は一部のキャラがスケープゴートにされてるような感じで非常に気の毒なんですが、それを何とか収めることと軌道修正することを同時に行えると一番いいんでしょうけどね。なんかその後の様子とか聞いてるとあまりにも可哀想で。。ローズとか、あとローズとか。
キーラとダース・モールについて
キーラちゃん、可愛かったですね(笑)。『ゲーム・オブ・スローンズ』見てないんでそっち方面の思い入れとか全くないんですが、『ターミネーター:新起動/ジェネシス』の人だったんですね。そういえば…と思って最近また見直してみたらターミネーターのときのほうがもっと可愛かった。。
レビューブログとかは一切読んでいないのですが、一部YouTubeのネタバレ系動画をいくつか見ていたら、キーラの最後の行動(ってかそれ以前も含めてなんでしょうけど)には「組織の中でのし上がりたいという野望」からくるものでもあり、久しぶりにソロに会ってもなかなか本心を見せないところも、もう「あっち側」の人間として生きていて、ソロとの関係よりも自身の今の立場や野心のほうを優先して考え、行動する女になっていたから──だとする意見…というかそれが真実、くらいの勢いで言われていていました。
野心がないわけではないにせよ、キーラの行動には、ソロとコレリアで引き離されてからの辛い日々があり、とてもソロには話せないような目に遭いながらもそれに耐え、悪いことに手を染める組織に入れられても何とか生き延びてきた。だからその組織の怖さもよく知っているしこのままでは済まないことも分かっている。でもせめてソロだけは逃がしてやらなければ──というとってもお花畑な解釈をしていた自分にとって、そのいくつかの動画やコメントで見た解釈は
ええぇーーーっ!!
というものでした。もしかしたら女にすぐ騙されるタイプなのかもw
そしてダース・モールについては『反乱者たち』にて、すでに生きていることが明かされているので「あぁ、そうなんだ」という程度の反応しかないんですが、まぁキャラとしてはまた見てみたいと思わせる人ではありますので、今後スピンオフが予定通り?公開されるのを楽しみにしていようと思います。ってかどうせなら若き日のジンちゃんを出してほしかった…。前にどこかでフェリシティ・ジョーンズの契約はあと1本残ってるって聞いたので相当楽しみにしてるんですがー。
どうしよう…気付いたら半分近く他の映画の話だし『ハン・ソロ』についてもボロクソだしで、ロクなこと書いてないですね……。
まぁ要するに
『最後のジェダイ』作り直したら? ってことと、
やっぱ『ローグ・ワン』最高!
っていうことで(笑)。
【追記】…さて、2019年4月中旬にエピソード9の予告が公開されましたね。
ワクワクがないなぁ…。バシャールの中の人(いやこの場合外の人か?)に特撮のスタッフとして来てもらいなさいよって言いたくなるレベルでワクワクしねぇ…
あの笑い声がパルパティーンだとしても「だから何だよ…」としか思えない。。。
「ヒーローは血筋じゃない、誰だってヒーローになれるんだ」というメッセージ……D社が好きそうな感じですわ。
もちろん、そのメッセージ自体は全くもって正しいし、そこを問題にするつもりはありません。
でもスター・ウォーズって『帝国の逆襲』以降はep1〜3も含めて(そしてep7さえも)「スカイウォーカー・サーガ」だったろ? っていう。どこぞの辺境の惑星に住む百姓の青年が銀河を救うヒーローになったのは『新たなる希望』だけの設定だったでしょ、っていう。
今さら遅いんだよ。
スター・ウォーズの世界で名無しのヒーローを物語の主人公にするんだったら『ローグ・ワン』みたいにするしかないと思うんですけど。。
つまり「ジェダイではない」
そして「ひとつの映画では主人公でも、スター・ウォーズの壮大な歴史の中では“スターダスト”な存在」
ということ。まぁサブタイトルがあれだから軌道修正してくるのかもしれませんけどね。
それにしてもカイロ・レンのライトセーバー、切れ味悪すぎてまるで木刀じゃないかw
【追記】さてさて、ここまでボロクソに書いてしまったSWの最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』……はたしてどうだったのかはこちらでございます。
【追記2】『スカイウォーカーの夜明け』を見たあとで改めて『フォースの覚醒』についての感想を書きました。全11作品の個人的ランキングもあります。
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