その56「喉が渇いた」
Tengo sed.
テンゴ セッ
(喉が渇いた)
前回055の「Tengo hambre.」(テンゴ アンブレ)は「お腹が空いた」でしたが、こちらは「喉が渇いた」というフレーズです。
「母音+d」で終わる単語は、日本人からすると言い方がやや独特ではありますが、難しいものではありません。
「sed」をカタカナ発言で読んでみると「セッド」みたいになりますが、その「ド」を
音に出す5%
音に出さない95%
くらいの加減で「セッ」と発音するような感じでしょうか。
…あくまで個人的な印象なので100%正しいかどうかは分かりませんが、この感覚で言ってみればまず問題なく通じると思います。
前回の「お腹が空いた」では、相手に訊く場合の疑問形についても取り上げましたが、もちろんこの「喉が渇いた」も同じように疑問形にできます。「hambre」を「sed」に替えるだけですので簡単です。
友達や同級生など、敬語を使わない関係の相手に「(君は)喉渇いてる?」と聞きたいときは
¿Tienes (tú) sed?
ティエネス (トゥ) セッ?
※()内は省略可
と言い、知らない人や目上の方など、敬語を使うような相手に「あなたは喉が渇いていますか?」と聞きたいときは
¿Tiene usted sed?
ティエネ ウステッ セッ?
と言います。こちらも敬語を使う相手の場合は「あなた」を意味する「usted」(ウステッ)は省略しないほうがいいように思いますが、「usted」(ウステッ)と「sed」(セッ)という「母音+d」で終わる単語が並ぶのでやや言いづらいかも…
なお「usted」は「ウステッ」と「ウステー」の中間っぽく言いますので(個人の感想ですw)、
「ティエネ ウステ、セッ?」
みたいな感じで言ってみるとよいかと思います。
ってか細かいことを気にしなくても、喉を押さえながらだったり飲み物を飲むようなジェスチャーをしながら言えば普通に通じますので大丈夫です(笑)。
まぁそれ言ってしまうと「それなら言葉そのものが必要ないだろw」って話になるんですが(笑)。
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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