レビューその①をまとめている間も間違いに気付いたり説明が解りづら過ぎて何度か書き換えたりと、難易度の高さに悩まされたこの『TENET テネット』ですが、レビューその②では物語のクライマックスとなる「スタルスク12」での戦闘シーンを自分なりに細かく検証し考察していきたいと思います。
この戦闘シーンはとにかく情報量が多いので、1~2回見ただけでは分からなかったこと・気付かなかったことが次々と出てきます。まぁ何度も見るとそれはそれで余計に頭がこんがらがって逆に訳が分からなくなってきたりもするのですが(笑)。
そして見終わってすぐに気になった大きな疑問である
についての考察と、巷で噂されている(らしい)
についても書いてみました。
決戦地となった「スタルスク12」でのカオス
まずこの戦闘が行われた10分間について、前もっていくつか確認しておきたい箇所を挙げてみました。
・「TENET」の部隊のうち順行チームは、一度作戦時よりも前まで遡り、どこかの段階で順行状態に移行したと思われる
※もしかしたら一度も逆行したことがない者も含まれている可能性もあり? またスタルスク12でのミッションは、映画で主人公がキャットと初めて会った日よりも前の出来事である
・「TENET」の部隊にとっての最大かつ唯一の目的は作動する前に「アルゴリズム」を奪還することである
・逆行チームと順行チームによる「挟み撃ち作戦」が行われる
・逆行チームは「結果」が出ている未来から逆行して「原因」が発生する過去に戻るので、何をするべきか、そしてその結果を知っている。
※どこに地雷があるのか、どのビルをどうやって爆破するのか、といった必要な情報を順行チームに示すことができる
・順行チームは戻ってくる逆行チームのためにルートを確保するべく敵と対峙し、そして逆行チームと同じタイミングで同じビルを爆破させ、逆行チームが確保してくれたルートを通って合流地点へ行く
さらに確認しておくべき重要事項として、以下のことがあります。
・地下のアルゴリズムがある場所の格子扉はオートロックタイプで、誰でも簡単に解錠できるものではない
※これがあの場所にニールがいたこと、そして彼があのとき何をしていたのかを知るために必要な情報となります。
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