その5 「元気?」
¿Qué tal?
ケ タル?
(元気?)
ここの「L」も「Hola」のときと同様、英語の「L」と同じように舌先を上の歯の裏側につけるようにして音を出します。「ル」と(舌先を歯の裏につけながらの)「ウ」の中間みたいな音になります。日本語の「ル」みたいに唇を前に突き出すような音ではなく、最後に口が少し開いている状態になっていればOKです。
一般的に「オラ」とセットにして「オラ、ケタル?」とか、すっかりくっ付いて「オラケタル?」みたいに言うことが多いです。
「オラケタル?」と言う場合は、イントネーションの強弱はあまりつけずに、どちらかというと「タ」のあたりを強めにして「オラケタ~ル?」みたいな感じで言う人も多いような気が…(ペラペラの方からツッコミ入りそうですが…)。まぁ、言い方は人それぞれなんでしょうけどね。同じ「やぁ、元気?」でも、筋金入りのスケベおやじが言うと「オラケタァァ〜ル?」みたいなねっとりした言い方になるのかもしれませんし(笑)。
「tal」は「そのように」とか「そんな/こんな」といったような意味の単語で、それに「何?」という意味の「qué?」が合わさって「どう?」「どうだい?」みたいなニュアンスになります。
ですので、「¿Qué tal?」だけで言うと「どう?元気?」といった意味になりますが、これに特定の何かを後ろに加えて「○○はどうだい?」というような質問をすることができます。
例えば、旅行に行ってきた友人に会って「¿Qué tal el viaje?」(el viaje=エル・ビアヘ/旅行)と言うと「旅行はどうだった?」という意味になります。(いま直接友人に会って旅行帰りだと分かっている前提なので「どうだった?」という過去の経験への問いかけになります)
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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