主題歌『TONIGHT IS WHAT IT MEANS TO BE YOUNG』について
先ほども書きましたが、主題歌がとにかく素晴らしいんですよね。
この曲の高揚感は凄まじいものがあり(笑)、私がこの映画を最初に見たのはたしか高校の終わり頃だったと思うのですが、あれから数十年が経った今聴いても、やっぱり変わらずテンションが爆上がりします。少し大仰なところがミュージカルソング風ではありますが、映画と切り離して純粋にひとつの楽曲として聴いても十分イケてる曲と言えるのではないでしょうか。
サントラCDを持っているにも関わらず、たまにYouTubeでこの『TONIGHT IS WHAT IT MEANS TO BE YOUNG』を探して聴いたりしているのですが、コメント欄が自分と同様の「かつての若者」(笑)で埋め尽くされていて読んでて実に楽しいです。日本でとくに人気があることや、某大映ドラマで主題歌がカバーされていたこともあってか、日本人のコメントもけっこう多かったりします。
その某大映ドラマについても書きたいことはたくさんありますが、映画と全然関係ないのでやめときます(笑)。
動画のコメントに本人が
で、先日YouTubeでいろいろ見ていたらこのようなものが関連動画に出てきました。
内容はサムネのまんまなのですが、コメント欄になんとこの曲を歌っているホリー・シャーウッドさんが書き込まれていて(皆さんご存知かと思いますが歌声はダイアン・レインのものではありません)、この動画には映画の映像も元歌も一切登場しないにも関わらず、ちょっとしたお祭り状態に。
サントラでもこの曲の表記は「Performed by Fire Inc.」となっているので、今でこそ調べれば誰の歌声なのか分かりますが昔は誰が歌っているのかまでは知ることが出来ませんでした。ですので個人的にもこの動画のコメント欄には「おぉっ!」と思いました(笑)。
またWikipediaに書いてある情報のなかに
ダイアンがステージで歌う2曲に関しては、絶対的に一人の音量ではヴォーカルの厚みが薄くなるので、2,3人のヴォーカリストがユニゾンで歌ったものを電子的に合成して作ったと、Inside’Streets of Fire’の映像インタビューでジミーが述べている。
というものがあり「なるほどね~」と思っていたんですが、ホリー・シャーウッドさんご本人のコメントにもそのことが言及されていて興味深いです。
ところで私は簡単で短いコメント以外はChromeの日本語翻訳機能を使いまくって読んでいるのですが、まったく便利な世の中になったものです(笑)。それでもおかしな日本語になる場合がほとんどですが、原文と照らし合わせて読んでいけばだいたい何とかなるので十分かと。
ちなみにこちらの動画主さん、同様にステージで歌っている動画をいくつかUPされているようですが、他は多くても3000ちょっとの再生回数なのに対して、この動画だけ37万8千回越えの再生回数となっています(笑)。
<ちょっと追記:2021.05.08>
ここに貼った動画を週末の夜中などに酒を飲みながら見ることがあるのですが、先ほどおすすめに出てきた動画で映画のラスト部分を無編集でそのままUPしているものがあったので見ていたところ(映画自体はHDDに録画してあるので見ようと思えばいつでも見られるのですが)、そこのコメント欄にまたもや関係者のものが(笑)。
当時映画編集者の見習いとして今作に参加された方らしく、今でもご活躍のもよう。そのコメントには多数の返信がついているのですが、そこにまたご本人の返信があって「いつか映画と“舞台裏”についてのドラマを本に書こうと思ってます」みたいなことが書かれていました。
他のコメント欄も含めて、この映画がいかに過小評価されているか、当時映画館で見たときの思い出、映画を見てダイアン・レインやマイケル・パレに恋したときのことなど、国や人種は違えどもコメントしている人たちとほとんど同じ世代のおっさんとして、読んでて実に幸せな気分になります(笑)。
※上のほうで「Chromeの日本語翻訳機能を使っている」と書きましたが、google翻訳は正直今イチなので「DeepL翻訳」(新しいタブで開きます)にペーストして翻訳するとより精度の高い日本語翻訳で読むことができます。こちらはスペイン語とかだと結構微妙なんですが、英語だったらgoogleと比べてだいぶり自然な翻訳になるのでおすすめです。
<追記終わり>
エレンとマッコイ
ヒロインであるエレン役のダイアン・レインは撮影時はまだ10代という若さ。最初にそのことを知ったときは「おいおいマジかよ」と思ったものですが、でもライブのシーンこそずいぶん大人びて見えるものの、他の場面ではやっぱり年相応に見えなくもないんですよね。まぁあくまでも後になってから見直してみれば…ということですけど。
あとは何といってもこの映画で成功している点のひとつは、トムの相棒・マッコイの存在ではないでしょうか。
軍隊上がりの男勝りで気の強い女というキャラクターですが、もし女性らしい格好をしていれば普通に美人です。
気になったのでこのマッコイ役のエイミー・マディガンさんが他にどんな映画に出ていたのか、Wikipediaを見てみたら、なんと『フィールド・オブ・ドリームス』でケビン・コスナーの奥さん役を演じていた方だったんですね。マジかー! と思ってさっそく画像を見てみたらたしかに奥さんはマッコイでした(笑)。うぅむ…全然気にしてなかった。。
あの映画はシューレス・ジョー役のレイ・リオッタの印象だけが強くて、レイ・リオッタの後の出演作をある程度見てから『フィールド・オブ・ドリームス』を見たりすると
「こいつ絶対またなんか怖いことするんだろw」
という目でシューレス・ジョーを見てしまうという弊害が生じる可能性があるので注意が必要です(笑)。
で、マッコイに話を戻すと、いちおうトムとマッコイは「軍隊上がり」で、これまでいろんなヤバい経験をして場数を踏んできた(あくまで設定ですが)という共通点があるので、ボンバーズと対立する側の立場でもビリーやトムの旧友のバーテンといった人々とは住む世界がまるで違います。
トムとマッコイには「二人にしか分からない世界」があるので、異性同士ではあるもののお互いを認めて信頼している関係が最後まで続くのが見ていて気持ちの良いところです。またマッコイはときどき妙に素直でしおらしいことを言ったりもするのでなかなかに油断のならないキャラでもあります。そんなギャップに萌えてマッコイ推しとなった人も当時は案外多かったのではないかと(笑)。
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