【MBTI】メンタルの不調と食の関係について:後編──不健康な食生活を送ったおっさん達の末路【具体例編】

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ケース2:同級生(ISTPかINTPかINTJのどれか)

【データ】

・高校の同級生

・元陸上の短距離選手(100mの記録は10秒台)

・元々は痩せ型

・既婚/子有り

・親の会社(ガテン系)の次期社長

・釣り好き

 

 この友人とは大人になってから疎遠になっていた時期が長かったのですが、40歳頃に久しぶりに再会したら見た目が結構変わっていて驚きました。

 痩せ型だったのに明らかに太ったし、髪の毛も少しだけ薄くなっていたんですが、その感じがAGAによるものというよりは不健康な生活が原因なんじゃないかというタイプの薄さでした。髪の毛に艶やハリが全然ない感じとでも言いますか…。

 

 

 また性格的にもやや粗くなったように感じました。仕事的にガテン系(なお本人は全然そっちタイプの人間ではないです)の部類に入るためある程度仕方がないのは分かるのですが、無駄に怒りっぽくなったというか、自分の会社の若い連中に対してだったり現場の話が通じない役所の人たちに対しての文句がとにかく多いんですよね。INFJの私は当然聞き役です。

 幸い友人の私に対しては以前と変わらず穏やかなのですが、上記のMBTIタイプと推定されるので「優しい」というよりは「お前の人生には関心がない」という感じの穏やかさといった感じです(笑)。ってかこれはお互い様ですけどね。

 この男は私と同じくずっと独身でいるタイプだろうと思っていたのにいつの間にか結婚していて、それを知ったときは割と本気で動揺したのですが(笑)、奥さんは専業主婦らしいので食事はちゃんとしてるんだろうと思っていました。ですが奥さんが作るのは晩ご飯だけらしく、朝は食べないか菓子パンなど。昼は現場の仕事次第なので時間もまちまちで、コンビニ弁当だったり現場近くに飲食店があればそこで、という感じらしいです。

 話を聞いていて一番ダメだと思ったのが、毎日必ず缶コーヒー(もちろん加糖)を飲むということ。何本飲んでいるのか不明ですが、ああいう仕事は食事が不規則だったりすると休憩時に飲む飲み物でカロリーを取ろうとしがちなので、おそらく数本は飲んでいるものと思われます。

 私も甘いものをまあまあ食べてしまうほうなので偉そうなことは言えませんが、ジュースや缶コーヒーの糖分はえげつないものがあるので出来ることなら飲まないほうがいいです。というか一切飲まないというのが理想です。

 

 

 私は数年前にグルテンフリー生活を送っていたことがあって、そのときに自分で間食用のお菓子を作ったりもしていたのですが、作るときに結構砂糖(黒糖もしくはきび砂糖)を入れちゃったなぁと思っていたのに、いざ出来あがったものを食べてみるとほとんど甘みが感じられなくて衝撃を受けたものでした。

 

要はそれだけ普段食べている甘いお菓子やスイーツなどには大量の砂糖が使われているということなんですね。(仮にそれが人工甘味料だったとしたらそれはそれで砂糖とは別の問題があります)

 

自分で作ったときに大さじで山盛り何杯もの砂糖を入れたはずなのに全然甘くないということは……つまりそういうことなんですね。

 

 多少太ったことや髪の毛にハリがないのもまぁ気になりますが、それよりも気になったのは性格面での変化でした。怒りっぽいというのは精神的に安定していないことの表れですし、考え方や自分とは異なる意見に対しての柔軟さがかなり欠けてきているなという印象でした。

 コロナ禍になってからは一昨年に一度電話で話しただけなので、今どうなっているのか分からないのですが、彼はあのままなら遠くないどこかで身体を壊してしまうんじゃないかと、ちょっと心配しています。

 

 

 ただ彼にも私と同様に「セーフ」な部分があって、

 

・酒や煙草を一切やらない

・早寝早起きの規則正しい生活をしている

・休みの日でも釣りに出かけたり娘と外で遊んだりと、適度に身体を動かしている

 

 こういった良い点がもしかしたら今後も何とか健康を維持してくれる要因となってくれるのかもしれません。

 

 続いては仕事で知り合った少し年上の知人の例です。

 

ケース3:仕事先のほぼ同世代の男性(不健全なESFPか、不健全なISFP)

【データ】

・20代前半の頃から知っている人

・運動はしない

・若い頃は中肉中背

・独身/一人暮らし

・酒、煙草は一切やらず(ただし職場では副流煙を浴びまくり)

・食生活に無頓着

・コーラを常飲、水やお茶は滅多に飲まず、食事と一緒にコーラを飲むらしい

 

 基本データはこんな感じで、この方は私が20代にやっていたような酷い食生活を40代以降もずっと続けていたような人です。たしか私より2つ年上という年齢差ですが、見た目の老け具合はとても自分と2歳差とは思えないものでした。おそらく誰が見ても

 

「あ、この人相当不摂生な生活してるな」

 

 と分かってしまうような老け方をしていて、お会いする度にそれがどんどん加速していってました。髪は7~8割白髪で全体に薄くなっており、体型は見るからに自己管理が出来ていない人の太り方をしています。(ただしそこまで太っているわけではなく、よくいる運動不足の中年といった感じ)

 

 

 そして40代後半で身体に不調をきたし、どういういきさつだったか忘れてしまったんですが奇跡的なタイミングで医者に行くこととなり、そこで深刻な病状であることが発覚したおかげで事なきを得た、といった非常にまずい状態だったとのこと。

 医者に診てもらった日に緊急入院→手術、という流れだったそうで、手術もその後の経過も良好ではあったようですが、それからは毎日薬を飲み、年に一度の検査入院が必要な身体になってしまいました。たしか心臓がどうにかなってしまったのですが、どうやらその前から糖尿病にもなっていたようです。

 もちろんそれまでの食生活はほぼ全てNGとなったそうです。ですが今までずっと自炊もせずに外食ばっかりの生活をしていたアラフィフがそう簡単に変われるはずもなく、「前よりはまし」という程度の食生活に落ち着いているようです。そんな感じですので、見た目的にも手術前と比べて良くなったような印象はほとんどありませんでした。

 またこの方も歳を追うごとに性格面にやや問題が出てくるようになり、人の話をちゃんと聞かなくなったり以前よりも怒りっぽくなったように感じられました。

 他にも、例えばPCは数年でアップデートしていきますし、ネットで利用する各種ツールだとかデータのやり取りの手段なんかも少しずつ変わっていくものですから、仕事で使うものであればどんな業界であってもある程度それらに対応させていくのは自然なことです。そういったことはスマホの進化と同様に「使っていれば自然に受け入れていくこと」だと思うのですが、この人はある時期からそういうことに全然ついていけなくなってしまい、それについても結構困っていました。もともと新しい学びへの意識が薄い方だったので話がなかなか噛み合わなくなり、途中からは私も話を合わせて「何も知らない中年」という体で会話するようになっていました。

 

 

 この知人も「酒・煙草を一切やらない」という点が同級生と同じでセーフ項目かなと思われますが、コーラの常飲と脂っこい外食や弁当ばかりの食生活はそのプラス面を打ち消して余り有るマイナスポイントだと思われます。

 前編で書いた4項目、

 

❶糖類の過剰摂取

❷グルテンの摂取

❸食品添加物の摂取

❹質の悪い油の摂取

 

 これら全てに当てはまる生活を続けると人はこうなる、という悪い見本の代表例のようなものです。これでもし酒好きだったりヘビースモーカーだったりしたらどうなっていたのか……きっと命にかかわる病気になっていても全然不思議じゃなかっただろうと思います。

 この方は毎日2L?(買わないので正確なサイズがわかりません)のコーラを1本は飲んでいたそうで、それに加えて仕事場では小さいサイズのペットボトルの炭酸飲料も飲んでいたようなので、そりゃまぁそうなりますわなという感じ。。。

 

 ちなみに調べたことのない方は「ジュース 砂糖の量」というキーワードで検索してみてください。それを見てもなお、毎日ジュースを飲み続けたいと思う方は残念ながら重度の砂糖中毒です。

 またカロリーゼロを謳う商品の人工甘味料も砂糖とは少し違う面で大問題ですので、どのみちジュースに肯定できる要素はない、ということが言えると思います。まぁ「もう二度と飲むな」と言われても無理でしょうから、徐々に減らしていってやがてほとんど飲まなくなるようにしていく、というのを目指すのが現実的でしょうか…。(私はジュースについては年に1本飲むか飲まないかというレベルです)

 

 

 これら2名の例から分かるのは、元々の性格というものがあるにせよ、身体に悪い食生活(とくに糖質過多、添加物とグルテンの日常的な摂取など)を続けることで身体への影響だけでなく、精神面への影響も大きいということです。

 どちらも元々はマイペースな性格で(だから私のような神経質気味の男とも仲良くできていたのでしょうw)、とくに後者は仕事相手なのでどうしてもぶつかり合う場面は出てくるものの、全然尾を引くようなこともなく良好な関係だったんですけど、ここ数年はどうもそういう感じにはなれなかったんですよね…。話をちゃんと聞いてくれないので外国人と話しているような感覚になることもあるし、本人が新しい知識を得て改善しようという気がないのでこちらが何か提案しても「??」という感じにしかならないし。。

 

 一人暮らしをしている人や、誰かと一緒に暮らしている人でも食事に無頓着(慢性的な野菜不足、カレーやラーメンをよく食べる、揚げ物ばかり、マヨネーズやドレッシングなどをガンガン使う、塩や調味料の種類をほとんど意識していない、菓子パンやお菓子をよく食べる、ジュースが好き、などなど)な生活をしている人は出来る範囲でいいから少しずつ改善されることをお勧めします。

 性格が悪いほうに変わってきたらそれはかなりの危険信号なのですが、残念ながら多くの人はそのことに気付かないんですよね。

 

・短気になってきたような気がする

・イライラすることが増えた

・気持ちが落ち込むことが増えた

・昔よりも情緒不安定になった

・やる気がでない

・人の不幸を喜ぶようになる

・悪いことをした赤の他人が社会的に裁かれるのをみて「ざまぁ」と思うようになる

 

 こういった面が自分の中に現れてくるようになったら、その原因は仕事や周囲の環境以上に食事が関係しているかもしれないことを疑ってみるといいと思います。こういうのが日常になってしまうと、もはや自分では気付かなくなってしまうのかもしれませんが、本来こういったことは人としての健全な状態とはいえないわけですからね。

 そしてとくに酷いのが最後の2つではないかと。自分にとって何の得にもならないし、そもそも自分には関係のないことのはず。それなのに誰かの不幸だとか、誰かが道を踏み外すのを手ぐすね引いて待っているような心理状態っていうのはやっぱり異常なことなんですよ。

 それが異常だということに気付かないのもまた異常なことですし。

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