その94 「私はこの歌が大好きです」
Me encanta esta canción.
メ エンカンタ エスタ カンシオン
(私はこの歌が大好きです)
「Me encanta ○○○」で「私は○○○が大好きです」という意味となります。
会話の中でその対象が何なのかがすでに明白であったり、相手から「○○○は好き?」とか「○○○をどう思う?」みたいに名指しで聞かれたときなどは、いちいちその対象の名前を言わなくても「Me encanta.」だけで十分かと思います。…まぁこの辺は日本語でも(おそらく)他の言語でも同じですよね。
「esta」は「この」、「canción」は「歌」です。
他にも、例えばこういう感じで使えます。
【サッカーをするのが】
Me encanta jugar al fútbol.
メ エンカンタ フガール アル フットボル
【映画を見るのが】
Me encanta ver las películas.
メ エンカンタ ベール ラス ペリクラス
(「映画」は複数形になっています)
【俺はビールが大好きなんだ!】
¡Me encanta la cerveza!
メ エンカンタ ラ セルベサ!
文法的なことは説明すると難しくなるのでまるっと割愛します(笑)。
ってか勉強していないけど喋りたい、という人向けなので、大袈裟に言えば「Me encanta」のあとにその対象の名前を英語でもいいから入れてしまえばとりあえず通じると思うので楽に考えましょう。
これは正しくない例ですが、
Me encanta fútbol.
メ エンカンタ フットボル
と言った場合、サッカーというスポーツが好きなのか、サッカーを見るのが好きなのか、それともサッカーをするのが好きなのかが分からない文となりますが(さらに定冠詞「el」も抜けています)、そんなことはどうだっていいじゃないですか(笑)。
「私は~~が大好きです」という意味で「Me encanta」(メ エンカンタ)が使われますが、恋愛対象に向けての「大好き」という意味ではあまり使われないようです。ちなみに私が使っている辞書の例で、それに近い表現として以下のようなものがありますが、それでも「誰それの○○が」とか「○○なところが」大好きなんだ、という意味で使われているのが分かるかと思います。
【辞書に載っていた例】
Me encanta tu linda sonrisa.
(君のかわいい微笑みにぞっこんなんだ)
ところでこのスペイン語フレーズ集はいつも10記事くらいをまとめて作成しているのですが、No.091やNo.096とかNo.100などで以前よく聴いていたスペイン語圏の歌を紹介しているくせに、ここでは何も紹介しないというのもどうかと思うところですが(笑)、「この歌が大好きです」というフレーズの回で何か取り上げると、あたかも「この歌がダントツで大好きである」と受け取られてしまいそうなのが気になったのでやめました(笑)。
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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