【(私は)酔っぱらってます】かんたん! スペイン語の基本会話 No.096【酒】

SPANISH
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その96 「(私は)酔っぱらってます」

 

Estoy borracho/borracha.

エストイ ボラッチョ/ボラッチャ

((私は)酔っぱらってます)

 

酒を飲んでいるときに自分が酔ったことを伝えるだけならボディランゲージで済みそうではありますが(笑)、スペイン語で言うとこのようになります。

「Estoy」(エストイ)はこれまでに何度か出てきた単語で「~である(~な状態である)」という意味の動詞「estar」(エスタール)の一人称単数形で、この「estar」(エスタール)+「borracho/borracha」(ボラッチョ/ボラッチャ)の組み合わせで「酔っぱらった」という意味になります。

男性が言う場合は「borracho」(ボラッチョ)、女性が言う場合は「borracha」(ボラッチャ)です。「ボラッチョ」という響きからしてなにやら陽気な印象を受けますね(笑)。

もう酔っぱらっちゃったよ」と言いたいときは、文頭に「Ya」(ジャまたはヤ)をつけて

 

Ya estoy borracho.

ジャ エストイ ボラッチョ

 

といいます。

逆に相手に「(君は)酔っぱらった?」と聞く場合は

 

¿Estás borracho?

エスタス ボラッチョ?

 

でOKです。もちろんこれも相手が女性であれば「borracha」(ボラッチャ)となります。

 

私が最初にスペイン語の勉強を始めた頃(2000年代中頃)、教材以外のスペイン語を耳に入れるためにインターネットラジオなどでスペイン語の放送をよく聞いていました。さっぱり意味は分かりませんでしたが(笑)。

で、その当時よく流れていたバンドや歌手の曲で、気に入ったものは歌詞を調べて勉強していたのですが、当時かなり流行っていた(と思われる)バンドのひとつがLa 5a Estación(ラ・キンタ・エスタシオン)です。当時はダウンロードや配信で聴くというスタイルが今のようには定着していなかった時代なので、CDやDVD(当時はこれでしか聴けない曲があったので)を買ってよく聴いたものでした。

La 5a Estaciónはナタリア、アンヘル、パブロの3人からなるスペインのバンドなのですが、活動の場をメキシコに移してから人気が出て有名になったバンドでした。その後解散(たぶん)し、ボーカルのナタリア・ヒメネスさんはソロとして活動することになったのですが、そこからはあまり聴かなくなったので詳しいことは分かりません。

バンド名の意味は「5番目の駅」です。ナタリアとアンヘルが加入する前に初期メンバーが考えた名前のようで、リハーサルで集まるときの電車がどうのこうのという、わりとありきたりな由来だったらしいのですが、この「estación」は「駅」の他にも「季節」という意味もあるので、ずっと「5つ目の季節」っていう意味でつけたのかと思っていました。なかなかセンスのいいバンド名だなと思ってたんですが違ったみたいです(笑)。まぁもしかしたらダブルミーニングというやつなのかもしれませんけど。

というわけで前フリが長くなりましたが、このLa 5a Estaciónの曲のなかに「これぞ酔っぱらいの歌」とでもいうようなものがあるのでそれを紹介しようと思います。

それがこちら『El sol no regresa』

 

拙いスペイン語力と辞書の力で以前に歌詞を訳してみたときには、この歌の主人公が酒を飲む理由まで想定されているとは思っていませんでしたが、いちおう失恋の辛さを酒で忘れようとしている設定だったんですね…見失いましたがどこかに書いてありました(笑)。

La 5a Estaciónは他にもいい曲がたくさんあって個人的にはわりと初期の頃の曲も好きなのですが、2006のアルバム『El mundo se equivoca』からもついでに(笑)1曲紹介します。

 

『Me muero』

 

この『Me muero』は、メキシコの覆面レスラー、カリスティコがMVに出演していて彼の入場テーマ曲にもなっている曲で、歌詞の中にアルバムタイトルの「el mundo se equivoca」(世界は間違っている/世の中間違ってるよ)というフレーズが入っています。

 

「Me muero」は直訳すると「私は死ぬ」ですが、どちらかというと「死にそう」みたいな感じで使い、

 

「Me muero por verte.」

(メ ムエロ ポル ベールテ)

 

だと「君に会いたくてたまらない」

といったような意味となります。日本だと震えるところなのでしょうけど(笑)。あと同じくこの曲の歌詞に出てくる

 

「Me muero por besarte.」

(メ ムエロ ポル ベサールテ)

 

だと「あなたにキスしたくてたまらない」

となります。さすがラテンの国の人たちはいちいち情熱的ですね(笑)。「~~したくてたまらない」「~~したくて死にそう」という言い方は日本語でも普通に使いますが、このフレーズを使って例文を考えようとした場合、当たり前のように笑える文章を作ろうとしてしまう自分は、男としてどこかが「se equivoca」なのかもしれません。

 

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表記について

画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。

…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。

さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。

 

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