その48「(それは)私は知りません」
No lo sé.
ノ ロ セ
((それは)私は知りません)
この「知りません」というフレーズは、英語で言うところの「I don’t know.」にあたりますので使用頻度は高いのではないかと思われます。
ただ単純に「知らない。」と言いたいのであれば
No sé.
ノ セ
で構わないのですが、いちおう「“何かについて”知っているかどうか」を尋ねられての返答ですので、答え方も「“それについては”知りません」となります。ですので「それを/そのことを」という意味の「lo」(ロ)が入る、というわけです。
カタカナ表記のところでは「ノ ロ セ」と、文字と文字の間を空けていますが、言い方としては全部繋げて「ノロセ」でOKです。
もし「野呂瀬」さんという名字の方がいらしたら、スペインや中南米で自分の名前を聞かれたときにちょっと面倒くさいことになるかもしれません。
¿Cuál es tu nombre?
クアル エス トゥ ノンブレ?
(君の名前は何ていうの?)
Norose.
(野呂瀬。)
「はぁ!? お前、自分の名前知らねぇのかよww」
みたいな(笑)。
ってかこれはだいぶ無理矢理な流れで、実際には名字じゃなくて下の名前を答えるでしょうし、そもそもぶっきらぼうに「野呂瀬」なんて言わずに「私は野呂瀬といいます」とか「私の名前は野呂瀬です」みたいに答えるはずでしょうから、上のような流れにはならないと思います。さらに細かく言えば「ろ」の発音も「lo」と「ro」とでは違いますし…。まぁでもネタにはされそうですけど(笑)。
実は私の名前も、中南米ではちょっとネタにされそうなものだったりしますので人のことは言えません(笑)。
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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