細かいポイント
耳の遠いおじいちゃん
コルドの祖父も参列していて、外で会話する場面などで何度か「おじいちゃんは耳が遠くて話をちゃんと聞き取れていない」ことについての描写がされています。なるほど、ちゃんとそういう設定を前半で出してきていたんですね。
アトゥンのサムズアップ
コルドたちとの上下の位置関係などからターミネーター2かよw と思ったのですが、何だったんでしょうか。
そもそも、あの厨房にあるものを使って地下に降りる穴の枠を何とか外せたのではないかな〜と考えたのは私だけでしょうか。
シャイニング風のカット
神父と中央官制室に逃げたクララが、感染者が侵入しようとする寸前でドアを閉める場面で、感染者の手が閉めたドアを突き破り、クララが「ギャー!」と叫ぶシーン。
画面の左側にドア、そして奥にクララがいるという構図で、破られたドアの隙間から手が出てくるのを見て絶叫するこのカット……もろにシャイニングじゃないですか(笑)。
コルドの装備
教会の中にあった装飾品の鎧や盾、武具を身につけてクララ救出に向かうコルドですが、持ってる武器がRPGの初期段階の装備ではおなじみのモーニングスターなのがなんか笑えますw
ってか昔の人は酷く残忍な武器を作るもんだよなぁ…
クララの装備
クララが地下道に入り、チェーンソー(これもスプラッタームービーではおなじみ)を持ってからはノリがすっかり変わってしまい、いささかやり過ぎな展開に(笑)。
またこのとき一緒に逃げていた女たらしのラファは、ついさっきまでナタリーとイチャついていたくせに(そしてこんな状況であるにも関わらずw)隙あらば新婦であるクララをモノにしようとしますが、「気の毒に…」と抱きしめた手の動きが同情のそれとは全く違うところがさすが女たらしといったところでした。日本の草食男子は見習うべきなのかも…(笑)。
ラストシーン
たとえ人間ではなくなってしまっても、二人の愛は永遠に……
って、んなわけねぇだろw
とツッコミたくなるラストの無理めな純愛シーンではあるものの、結局救いようのないバッドエンドとなってしまうので、この二人の愛だけは悪魔憑きの力に屈しなかった、ということでいいんじゃないかな、と。。まったく、あんだけの修羅場をくぐり抜けてきたのにねぇ……
最後に
さて、この後に『●REC/レック4 ワールドエンド』という、本家から直結する続編であり完結編?となる4作目があるのですが、一応今作の出来事も時系列的に踏まえたストーリーとなっています。
その4作目では、今作の「唯一の生き残りである人物」も登場します。…って言われると「あぁ、あの神父でしょ?」と考えそうですが、どうやら今作には出演していないキャラのようで、全く違う人でした。
違うんかいw
となると、最後まで聖書の言葉を放送し続けて感染者の動きを止めていたあの神父さん、助からなかったのですね…。完全に隔離されちゃってるところからして、なんとなくどうなったか予想できないでもありませんが不憫なのでやめておきます。
また、今作も『●REC/レック2』からの流れで、ウィルス的なものによるゾンビ化というよりも、悪魔憑きからの増殖といった解釈となっていますが、はたして『●REC/レック4 ワールドエンド』ではどうなるのか、気になるところです。
というわけで、実は今回も書いてて具合悪くなってしまったのですが(笑)、頑張って次作の感想も書こうと思います。
<追記>アメリカでリメイクされた『REC: レック/ザ・クアランティン』とその続編『REC: レック/ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇』も先日ようやく見て感想を書きましたので、よろしければそちらもどうぞ。
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