映画『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』──最後に語られる「この世の真実」【そっち系の余談あり】

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この映画が伝える「この世の真実」

 そんな感じで、もし自分が愛する人と死別してしまったら(愛する人と生きる、ということに関しては)残りの人生は諦めることにする──と思える背景には、

 

この世の人生に対する執着がかなり少なくなった

 

 という心境の変化があります。というか元々そういうものなのかなと思っていたことが、最近確信に変わったということなのですが…。

※誤解のないように言っておきますと、「今世での執着が減った」ことと「人生で叶えたい願望や欲求の有無」は関係ありません。目標や願望、欲求は今でもたくさん持っていますが、執着とは違います。

 

 この映画では、この世に関するとても大事な真実が語られています。

 

 それはエピローグでオッドが語る言葉の中の、

 

現世というものは“新兵訓練所”(ブートキャンプ)だ
試練を乗り越えて、次の世界への資格を得る

 

 という部分です。

 ストーリーの流れ的にそのまま聞き流してしまいそうですが、これはきっと真実です。そしてこれに続く

 

彼女と再会するため
僕も負けない

 

それでも時々こう思う──
訓練には辛さが伴うと

 

 という言葉もまた真実なのでしょう。

 自分が死んだ後にストーミーが旅立った世界へ行き、彼女に会うためには正しく生きて、自身の人生を全うしなければならない──ということ。たとえそれが楽なことではないとしても──

© 2013 – Fusion Films

 

 この世が「新兵訓練所」ということは、本番は別のところにあるということ。つまり「あの世」に行ってからが本当の人生であるということです。

 人は誰でもこの世の人生を幸せに生きたいと願います。

 幸福な一生を送ることが人生の目的であると考えます。

 だからこそ様々な物事に執着し、うまくいかなければ失望し、手に入れたら今度はそれを失うことを怖れます

 常に周りと自分を比べて「自分はなぜ幸せじゃないのか」「どうして自分ばっかり…」と苦しみ嘆きます。それは、

 

この人生が全て
この人生で幸せになれなかったら負け
負け組みの人生なんて最悪だ。そんなの辛すぎる──
 

 そういう考えがあるからではないでしょうか。

 ですが、本当はそうではないということを私は知りました。

 全ての人は、それぞれ達成するべきこと、乗り越えるべき課題や目的を持ってこの世に生まれてきます。

 それは各自が過去生でどういう生き方をしてきたかによって決まってくるもので、それをクリアしてあの世に帰っていくのか、それとも目的をクリアできないだけでなく、さらに悪行を重ねてあの世へ帰っていくかによって、あの世で生きる場所が変わってくるものであるようです。

※この「過去生でのカルマ」の解消説については賛否いろいろあると思います。その真偽を気にするくらいであれば、別にこの点に関しては信じなくてもいいと思っています。大事なのは「今のこの人生をどう生きるか」なのですから。

 

 「あの世」と呼ばれる世界で生きる時間のほうが圧倒的に長く、この世はまさに訓練所のようなもので、目的を果たすために一時の時間を過ごす場所にすぎない──というのが真実のようです。

 

 今年に入って、YouTubeのおすすめにとある動画が出ているのを見つけました。

 

 昔から死後の世界とか、この世とは何なのか? 人生とは何なのか? といったことを知りたいと思っていましたが、仏教や神道、キリスト教などの教えには共通のものもあれば違ったものもあったりと、全て納得して腑に落とすことができず、またニューエイジ(スピリチュアル)思想などで語られている世界観や宇宙・高次元の存在といったものも「そんなに都合のいい考え方でいいものなのだろうか…」と疑問に思ったりもしていました。

 そんななかでこの動画に出会い、本当に正しい生き方とは

「子どもの頃に持っていた純粋な良心」に従ったもの

 だった──という、実に簡単なものだったことに気付かされたのです。

 

こちらがその動画

【あの世にまつわる重要知識】『あなたは何度も・・・・・。』

 

 ぜひ最後まで見てください。できればYouTubeのアプリやブラウザから見て、概要欄もご確認ください。

 もし「最後まで見たけど涙のひとつも出なかったよというのであれば、無駄な時間を使わせてしまい申し訳ありません。お詫びいたします。

 ですがこのページに辿り着いて今これを読んでいる方であれば、きっと何か心に刺さるものがあるはずと信じています。

 

 

 この動画で語られていることの全てを信じる必要はないと思います。私自身「そこは違うかもしれないな…」と思う箇所がいくつかありましたし。

 でも私が思うに、この動画の中で心に留めておくべき大切なことは

 

この世にいる間に何をすべきか

 

 という点です。極論を言えばそれに気付くだけでいいと思っています。あとは、

目的達成の進捗度に関わらず、予め定められた死ぬ時期に死ぬ。死因は定められていない。

 ということを認められれば、自身の人生への執着や、失った大切な命に対しての罪悪感や無念さも和らいで楽になれるのではないでしょうか。

 

 決して「幸せになることを諦めろ」と言っているわけではありません

 映画の最後にオッドが語っていたように、人生にはすべきことがたくさんあります。「どうせこうなる運命だったんだ」と諦めるのではなくて、すべきこと・できることをやったうえで、その結果には執着せずに受け入れられれば人生の苦しさはぐっと少なくなり、幸せを感じられるようになるのだろうと私は思っています。

 今、世の中はとても不安定な状態になっています。何年も前から陰謀論や都市伝説のなかで囁かれてきた混乱の時代がいよいよ現実のものとなっているのかもしれません。

 でもどんなことが起きても、正しい心を持ち正しい生き方をすることだけを意識して、それでも最期のときが来るとしたらそれは「あらかじめ決まっていた」この世での寿命だった──と思って受け入れられたらいいなと考えています。

新たに宗教活動を始める必要はありません

気になることはどんどん調べてください。いろいろ分かってくる日がきます

死を恐れる必要はありません

 

 ところで、もしこの動画を見て、序盤の怖さだけが尾を引いてしまった方は、こちらの本を読んでみるとよいかもしれません。

 

 

 きっと過去世でのカルマの解消や輪廻転生について、怖さを感じなくなることと思います。

 また独自の占星術の解釈による個々人の性質であったり、食事療法や健康法など、役に立つことがたくさん書かれています。

 なおamazonやYahoo!ショッピングのリンクで紹介していますが、もちろんご自身で購入されるなり図書館で読むなりして頂けければと思います。私も某古本屋で購入しましたので…(笑)

 

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