【本棚通信③】〜古い雑誌の記事より〜 映画『人生フルーツ』の放送を見ていて思い出した記事、その他

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公式サイトより

 

 

 少し前にこちらでも長い間上映していた映画『人生フルーツ』、予告やチラシを見ていても「これは間違いないだろう」という印象しかなかったのですが結局行けずに上映が終わってしまい残念に思っていたところ、本日NHK-BSプレミアムで放送していました。気付いたら始まっていたので前半15分くらいは見逃してしまったのですが、やはり思っていた通りの気持ちのいいドキュメントでした。

 ちゃんと見られなかったので映画のことについては書けませんが、見ていて(というか本当は予告やチラシを見たときにすぐ思い出したんですが)雑誌『エスクァイア日本版』1993年8月号「エスクァイア流 日本びいき」にあったこちらの記事を思い出しました。

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 「コルゲート建築の生みの親」と言われる設備設計者の川合健二氏が愛知県豊橋市に1966年に建てられたご自宅についての紹介記事です。私の拙い文を読むよりこちらのページや

 

編集出版組織体アセテート│川合健二マニュアル

 

↓の動画を見ていただいたほうが100倍解りやすいかと思います。

 

 

 

 

 

 クリーンエネルギー、自給自足の生活を目指していた川合氏が建てた自宅がこの「鉄の家」というのがなかなかのインパクトですが、そこから30年近く経った90年代の記事や、今から2008年と2015年の動画を見てもほとんど変わっておらず、しかもどの時代に見ても同じように斬新で独特、そして格好いいという、山の中とか建設資材が置かれた空き地なんかで秘密基地を作って遊んだかつての昭和の子どもだったら気にならないはずがない、というようなたまらない住宅です。他にも個性的で独特な造りの住宅といえば高知の沢田マンションも以前からずっと気になっているところで、機会があればいつかぜひ一度直接見てみたいと思っている建物です。

 

 ところで最近私の地元で、そういう住宅とは少し違いますが特徴のあるドームハウスが建っているのを目にしました。

 震災のあと仮設住宅が建ち始めるあたりで一度話題にも上がっていましたが、低コストで頑丈、すぐに建てられて燃えにくく強風にも地震にも強いという特徴を持つこのような建物です。

 

 

 腐らず、錆びず、燃え広がらないということは逆にいうと人の一生よりもうちょっと長い目で見た場合に環境的にどうなの?という疑問はありますが、別に広い家じゃなくていいんだよなぁと考える人にとっては非常に興味深い住宅の形ではあります。まぁちょっと悪目立ちするっていう欠点?はなくもないですが…

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