三崎町三丁目通信

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『ツイン・ピークス ザ・リターン』

『ツイン・ピークス ザ・リターン』最終話・第18章【吹替え版】の検証

投稿日:2017年11月27日

 

(今回はネタバレあります)

 これまでずっと『ツイン・ピークス ザ・リターン』が面白いと言い続けてきましたが、昨日ついに最終話が放送されました。ついにこれで最後かと思うとなんとも寂しい限りです。

 とにかく面白いんだけど最初のほうは謎展開ばかりで、ちゃんと収集つくんだろうかと思っていたら、段々と点と点が繋がってきて(といっても相変わらず不明なところも多かったのですが)、ラスト前の2話、第16章・17章での盛り上がり方は異常ともいえるものでした。まさかクーパーがそこまで戻って正していこうとしているとは!!!…と、それはもう期待しまくりだったので先週の時点で「なんという大団円!」とでも書くつもりで昨日の放送日を楽しみに待っておりました。

 

 

 

 

「えっ」

 

 

 

えっと…

 

 

 

 まぁ2~30分くらい経ったところで「あれ、これって最終話だったよね?…」と番組表を確認するくらい、これまでのスピード感と比べるとあまりにもスローすぎる展開に嫌な予感がしなくもなかったんですが、いやーそうきましたか。。といったなんともクリフハンガーなエンディング……いや、あれはあれで完結したと言えなくもないのかもしれないようなそうじゃないような。とにかく大団円ではないことだけははっきりしています。。

 これを書いている現時点では日本の方のレビューやネタバレは見ないようにしているのでどういう解釈がされているのかは分かりませんが、YouTubeやブログなどで海外の方が議論しているのを(英語が解らないなりに)見てみると「リチャードとリンダとは誰か」「ジュディとは?」「どうしてこうなったw」ということについていろいろと興味深い解釈が出ているようです。なかには強引なものもあるようですが(笑)

 

 というわけでキーワードとなる(かもしれない)部分を挙げてみます。

 

 毎週録画していたつもりだったのが不覚にも第1章の字幕版を録画し損ねてしまい、吹替え版でしか確認できないのですが改めて見直してみたところ、その第1章のオープニングでファイヤーマン(なおこの当時のクレジットでの役名は「???????」)がクーパーに

 

430

リチャードとリンダ

2羽の鳥とひとつの石

 

を忘れるな、とすでに言っていました。っていうかはじまってすぐに「リチャードとリンダ」とか言われても分かりませんって…

 

 さらには第2章でのジェームズ今シリーズ初登場のシーンで、すでにこのときフレディを伴ってロードハウスに現れており、そしてもちろんフレディの右手には手袋がはめてありました。さすがにこの時点でフレディがモブなのかキーパーソンなのかなんて判らないし片手袋に至っては気付くはずもなく(笑)

 

 …といった具合に後になってから解る部分は他にもたくさんあると思うのでまた見直したときに発見したらひとりニヤつこうかと思います。

 

 

 「これはこういう意味だろう」「ラストはこういうことではないか」といったことはここでは言いませんが、いくつかの重要っぽいところをただ書き出しておこうと思います。あとでオフィシャルな解説なんかが出てくれたら嬉しいんですけどねー。

 

あちら側とこちら側の世界と“電気”の関係

 

 とにかくやたらと「電気」が象徴的に描かれています。大体が悪い面とかブラック・ロッジ関連で。

 

木になった腕の放電(それにしても「腕」はいろいろ姿を変えるなぁw)

 

クーパー/ダギーのシークエンスでの「コンセント」

 

序盤に出てきたNYの「ガラス箱」

 

NAIDOがいた部屋のクーパーが気になっていた「あれ」

 

クーパーを助けようとしたNAIDOが感電して落下

 

リチャード・ホーン(リチャード?🤔)が子どもを轢いてしまった場所の「電柱」(これは『ローラ・パーマー最後の7日間』でリーランドとローラが片腕の男と遭遇した場所の電柱)

 

第1章の最初と最後にスピーカーから聞こえてくる音=第17章でローラがクーパーの手から離れて消えてしまったときに聞こえた音

 

ウッズマンが出てくるときの音

 

最終話で430マイル走った地点にあるもの

 

ショートしたみたいに消えるコンビニ(ガソリンスタンドに見えるんですが向こうのサイトでコンビニって言ってるので…)の照明

 

やかんジェフリーズ(やかんになる前のジェフリーズとはもちろんD・ボウイ)の部屋で片腕の男が言う「電気だ」

 

ラストでのローラの家

 

などなど。

 

さらに強引に結びつければ、エンディングの「LYNCH/FROST PRODUCTIONS」のクレジット画面も電気(笑)。ちなみに最終話ではいつものバチバチいう音がなく無音。

 

 

 またこれは結末に直結しそうな非常に重要なキーワードっぽいのですが、

 

ゴードンの夢でモニカ・ベルッチの言葉「私たちはみんな夢の中に生きているようなものよ」「でもその夢を見てるのは誰?」

第17章・ツイン・ピークス保安官事務所でのシーンにて、途中から重なってくるクーパーの顔が発する言葉「私たちは夢の中に生きている」(ホワイト・ロッジで発せられる声のように聞こえるが…)

 

うぅむ。

 

そして第18章のラストでの噛み合ない世界とローラの耳打ち…

これってもしかして。。。なんてことはないか。

 

ってか要するにパラr……いや何でもないです。

 

 

 あと上にも書いた第1章での「2羽の鳥とひとつの石」については、第17章でもゴードンが25年前にクーパーから聞いた最後の言葉として「2羽の鳥をひとつの石で殺すつもりだ」とアルバート&タミーに話しています。旧シリーズを見直していないので見当違いかもしれませんが、これは比喩としての意味以外にも(というかそもそも比喩じゃないかも?わかりません)ひとつの石=あの指輪とか?

 

 これは見たままなので間違ってないと思いますが、1945年7月の原子爆弾の実験によって邪悪なるもの(ボブ)が産み出されてしまったこと、核爆弾は人間が創り出したものであり、「青いバラ」もまた自然界には存在しないものということから、この辺の関連性はなんとなく解りました。ウッズマン集団や謎の催眠DJなどはさっぱりですけど(笑)

 

 そういえば昨日の放送を見たあとで海外(つってもアメリカだろうけどw)のブログをむちゃくちゃな自動翻訳で見てたら、最後の場面でローラ邸に住んでいた女性アリス、(すでにローラ・パーマーの家として有名な)あの家に実際に今現在住んでいる女性が演じているらしいことが分かりました。普通に役者さんだと思ってました…ってストーリーには全く関係ない小ネタですけども(笑)

 

 

 これを書いたあと、字幕版の放送を見て改めて気付いた点についてはこちらに書いています。

 

 

見落としていた重要ポイントは

 

今見ているこの場面は「いつの時代?」

 

今見ているあの人は「いつの時代のひと?」

 

という点です。

 

 

 

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三崎町三丁目通信の主筆・Kです(個人運営ですが)。映画の感想を中心に、趣味で続けているスペイン語学習(DELE A2取得で止まっています)と最近始めた英語学習のことなどを書いています。本業はフリーランスのグラフィック&エディトリアルデザイナー。びっくりするくらい将棋が弱いです。

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