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【Netflix】『マニアック』第7話~第8話 【ネタバレ&伏線の解説と考察】

投稿日:2018年10月20日

 

 2018年921日にNetflixcで全世界同時配信されたドラマシリーズ『マニアック』の、その時点ごとの登場人物紹介と見落としがちなポイント、その他考察と補足説明などを2話ずつに分けて書いています。全体のあらすじや物語の舞台設定については第1話〜第2話の解説をご参照ください。

 

【Netflix】『マニアック』第1話~第2話 【ネタバレ&伏線の解説と考察】

   2018年9月21日にNetflixcで全世界同時配信されたドラマシリーズ『マニアック』。監督はキャリー ...

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第7話:雲の湖へ

 

内容

Cフェーズの実験が始まり、今回はオーウェンとアニーは別々の世界へ。オーウェンはギャングの一家で父に継ぐNo.2

アニーは、呪われて病気になったエルフの王女エリア(エリー)を癒し死から救うため、神秘の水を貯える「雲の湖」へと案内するハーフエルフの森林官アンニアとなって森を旅している

 

主な登場人物

オーウェン

ギャング一家のNo.2。父が犯した殺人の罪を被って自首するように父に強要される

オリヴィア

ダイナーでウエイトレスをしているオーウェンの同級生。オーウェンに気がある

アデレード

インターポールのエージェント(?) オーウェンをスパイにしてミルグリム一家の何かを探っている

カール

アデレードと組んでいる。インターポールのエージェント(?)

 

アンニア(アニー)

人間とエルフの間に生まれたハーフエルフで、王女エリアを「雲の湖」まで案内する契約をしている。鏡を見たことで現実の意識・記憶が戻っている

エリア(エリー)

呪われて病気になったエルフの王女

 

ポイントと考察

 

オーウェンとアニーは別の世界にいるが、オーウェンが見ているテレビで放送しているファンタジードラマがアニーの世界。またその放送回は第5327章である

 

またこのときオーウェンが見ているテレビのナレーション「(アンニアは)エリア王女を雲の湖へ連れていくのに─ 何度も失敗していたことにも気づかなかった」という部分は、第4話でリンダがブルースに「なぜ黙ってた」と言われて返した「大失敗したからよ」「いつもそう」という台詞とリンクする

 

(この脳内世界での)オーウェンには他にもう一人兄がいたことを父から聞かされる。父曰く4ヶ月で養子に出したとのことだが、どうも話の辻褄が合わない

 

今回アニーがいるエルフの世界は、第2話でエリーがテレビを見ながらアニーに言った「“アニー 私はエリア”」「“呪われたエルフで あなたの妹”」「“私を助けて”」の設定である

 

「尿として出すからすごく痛い」らしいダイヤモンドを、エリアはアンニアが寝ている間に出してアンニアの枕元に置いていた

 

オーウェンに盗聴器を仕込んだ女性はアデレード。婚約者のジェドは警察官らしいが、警官の給料ではとても買えない宝石の婚約指輪をアデレードが着けている

 

通りの名前が「Confrontation」(対決/対立)。これはCフェーズで使用する錠剤「C」が脳に及ぼす作用のこと

(「C」はこれまでの2つで導き出されたトラウマや問題点と対決し、受け入れてより健康な心へと変えていく)

 

アデレードとカールは、オーウェンをスパイにして何かを探っていた。もしオーウェンがこれを拒めば「刑務所行き」になるという

 

 ジェドが警察官という設定は第8話で明らかになりますが、それよりも前に、盗聴しているときのアデレードとカールの会話を英語字幕にすると確認できます。なおここで登場するカールとは、現実世界では被験者たちの管理責任者をしている大柄の黒人男性です。

 

 アンニアに暗殺者を送り込むガートルード女王(Queen Gertrude)はガーティーのこと。次の第8話で登場します。また第6話の後半、施設から去ろうとするオーウェンにガーティーが「クィーンがドアを解錠するわ」と言っています。

 

 

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第8話:見えない月とネズミ

 

内容

引き続きアニーはハーフエルフのアンニアとしてエルフの王女エリアと旅をする世界、オーウェンはギャングのNo.2である

アニーは事故にあった崖の上で、エリーにここできちんとお別れをして旅立ちたいと言われるが、エリーと別れたくないアニーはガーティーに騙され、この世界に永遠に留まる取引に応じてしまう

オーウェンはオリヴィアと結婚し7人の子どもと暮らしているが、これは自分が望んだ人生ではないと気付き「ここにいるべきじゃない」と告げて窓から身を投げる。無傷で地面に落ちたオーウェンは「お互い見つけ出すと約束したのを覚えている?」というアニーの言葉が頭をよぎり、タカになってアニーを救いに飛び立つ

 

主な登場人物

オーウェン

ギャング一家のNo.2。父が犯した殺人の罪を被って自首するように父に強要される

オリヴィア

ダイナーでウエイトレスをしているオーウェンの同級生

アデレード

インターポールのエージェント(?)。オーウェンをスパイにしてミルグリム一家の何かを探っている

カール

アデレードと組んでいる。インターポールのエージェント(?)

ジェド/グリムゾン

アデレードの婚約者で警察官。実は幼い頃に養子に出されたオーウェンの兄

 

アンニア(アニー)

人間とエルフの間に生まれたハーフエルフで、王女エリアを「雲の湖」まで案内する

エリア(エリー)

呪われて病気になったエルフの王女。

ガートルード女王(ガーティー)

この世界にアンニア(アニー)をずっと留める取引をする

グレタ

薬を飲んで脳内世界でガーティーのカウンセリングをする

ガーティー

ロバートに恋をし、彼を失ったことで混乱している。「友達がほしい」と思い、自身がコントロールする世界に気に入った特定の人間を留めようとする

 

ポイントと考察

 

ダイナーでオリヴィアが話す元カレの話は、過去にオーウェンがオリヴィアにしてしまったことである(第3話でオーウェンが過去のトラウマとして語る)

 

アンニアとエリアが見つけた目印の木の形が実験施設にある盆栽風

 

アデレードが電話した相手との会話で、合言葉1は「ウェンディ」、合言葉2は「ウテンゴッタ(Utangátta)」

ウェンディは第4話に登場したキツネザルの名前。この名前はもう一度、第10話で登場する

 

「ネズミ=rat」はスパイ、裏切り者という意味も

 

窓から身を投げたオーウェンが地面に落ちたときに聞いたアニーの台詞の冒頭は、第1話で街頭広告のゴルフをする女性が話す台詞「You made a promise to me, and you made a promise to yourself.」である

 

オーウェンがタカになる設定は、現実世界でかつてオーウェンが怪我をしたタカを保護した経験からきている。また、このタカはジェドの飼っていたネズミ(名前はアーニー)を食べた。アーニーという名前は第9話で登場する

 

オーウェンの兄リックがスパイ(ネズミ=rat)だとされて父に殺されてしまう。父ポーターはオーウェンに「ネズミを見つけた」と言って、横で死んでいるリックに目をやる

 

 その後のモーテルでのオーウェンとアデレードの会話「あなたのお父さんは何か知ってた?」「あなたの兄(リック)の仕業だと思ってるんでしょ」「ネズミは僕だ」「えぇ、でも他にいるかも」と、

第7話での「奴は第六感を持ってやがる」という台詞は、父に情報を吹き込む存在がいたことによるものと思われます。

その後に登場するジェドの説明から、父ポーターは警察官であるジェドと内通していたことが判明。警察と内通していたから、まるで「第六感を持っている」かのような情報を握っていたものと考えられます。

なお第7話のダイナーでのシーンで、ポーターが会っていた男は着ている服と髪型などから、ジェドだったことがここで判明します。

 

ジェドを始末したフランクが実はFBIの潜入捜査官でしたが、アデレードやジェド、フランクがそれぞれが一体何を探っていたのかは描かれていないようです。

 

 

 

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三崎町三丁目通信の主筆・Kです(個人運営ですが)。映画の感想を中心に、趣味で続けているスペイン語学習(DELE A2取得で止まっています)と最近始めた英語学習のことなどを書いています。本業はフリーランスのグラフィック&エディトリアルデザイナー。びっくりするくらい将棋が弱いです。

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