【お詫び】2022.06.18
これは2020年の8月に書いたものなのですが、なんとタイトルに入れていたバンド名が間違っていた(nが抜けていたようで…)ことに約2年も経ってようやく気付きました……。よりによってそこを間違うのかよっていう(笑)。毎回自分なりに気をつけてはいるものの、どうしても誤字脱字は時々でてくるので仕方がないところではあると思うんですが、それでもタイトルでしかもバンド名を間違えたらダメだろっていう(笑)。
…というわけで大変失礼いたしました。。
80年代に青春時代を過ごした世代ではあるのですが、バングルスの全盛期は中高生でしたので正直なところ特別入れ込む対象ではありませんでした。
それでもやはりバングルスといえば80年代を代表する一斉を風靡したガールズ・バンドでしたのでテレビで見たりラジオで曲を聴く機会は当然多く、その中でも一番目立っていて歌もうまくて可愛かった背の小さい女の子のことはかなり記憶に残っていました。
あの独特な歌声と印象的な瞳、そして日本人受けしそうな小柄な体型に美しいブルネットの長髪……プリンスが彼女を気に入って『Manic Monday』を提供したというのも頷ける魅力があったように思います。
日本ではああいった小柄な女性は人気が出そうだけど、じゃあ本国アメリカだとどうなんだろう……
メンバー4人ともそれぞれ魅力的だし(ベースのマイケル・スティールも印象的でした)やっぱりブロンドで背の高い姉妹も同じくらい人気があったんだろうか…なんて思ったりもしたのですが、どうやら普通にスザンナ・ホフスがダントツ人気だったみたいですね。(たぶん)
販促イベントを見に行った思い出
そこから時は流れて1996年、2枚目のソロアルバム『スザンナ・ホフス』のプロモーションで来日したとき、渋谷のHMV(WAVEだったらスミマセン。記憶が加齢とともにあやふやに…w)で販促イベントがあったので見に行きました。ラジオで曲を聴いてアルバムを買って、そこでイベントのことを知ったという流れだったような。
それは「インストアライブ」というものですらなくて普通にフロアの一角にスペースを設けただけのもので、あれだけの知名度と人気があった人とは思えないほど来場者も少なくてびっくりしたのを覚えています。15人もいなかったような…
シングルカットされた『All I Want』と、あとバングルス時代の曲を歌ったりしたあとアルバム購入者にサインをしていたように記憶していますが、英語もまるで話せないし想像以上に人がいなかったので、めちゃめちゃ内気だった当時の自分は「大勢の中の一人」になれないことにビビり(笑)、遠巻きに眺めたあと店を後にしたのでした。
そこで新たにアルバム購入してサインしてもらう勇気がなかったんですが、今思えば別に「ありがとう」と言うだけでよかったのに何やってんだろっていう感じです(笑)。
まぁそれでも2~3mの距離で本人を見られて良かったと思っているのですが、目の前で見た印象はというと、
とにかく小さい
そしてなにより目がデカい
でした。こんなに小さい人だったのか…と思うほど小柄で、公称157cmという身長はサバを読んでるんじゃないかと。。そんな必要があるのかどうか知りませんが(笑)。
そしてその小柄な体には不釣り合いなくらいに目が大きい……正直ここまで大きいと日本人からしてみるとちょっとバランス的に違和感を覚えるほどで、あまりの造形の違いに美人かどうかというよりも異質なものを感じてしまいました(笑)。
外国人を目にする機会が今ほど多くはなかったからそう感じただけなのかもしれませんが、それでも彼女は欧米人の中でも目が大きくて目力がある人だから間近で見て余計に際立って見えたのかもしれません。
アルバム『スザンナ・ホフス』が発売された頃の映像
いいから早く今の姿を出せよw
と怒られそうですが(笑)、まずはその『All I Want』の頃の映像から。
そもそも曲が良かったからアルバムを買ったのですが、映像的にはライブのほうがいいかも。
こちらはスタジオライブの映像ですが、ソロとしての活動はそれまでのバンド時代と比べて、音楽性も見た目もまるで正反対のナチュラル路線なんですよね。個人的にはこっちのほうが好きです。
で、この動画のコメントを見ていてなるほど!と思ったのですが、スザンナ・ホフスってどこから撮られていても必ずカメラをしっかりと「見つめる」んですよね。特に斜め方向からのカメラを見つめるときの視線の威力ときたら…
バングルス時代の映像だと、本当は『Hazy Shade Of Winter』のMVがとくに好きなのですが、公式サイトのリンクにあるMVの動画は日本からは見られない仕様になっているようなので『Be With You』を。もうサムネの時点でそれが分かるという。ってかこの動画にもカメラ目線についてコメントしてる人がいた(笑)。やっぱりみんなあの視線にやられちゃったんですねw
そうそうこれこれ、この目ですよ。
この当時のライブ映像としては次の2つがすごく良かったです。ナッシュビルでの97年のライブと、同じく97年のリリス・フェアでのライブのものです。
つーかリリス・フェアとかすごい懐かしい名前。。ありましたなぁ、そういうの。
サムネの顔からして可愛すぎる…
フェスの雰囲気もなかなかいい感じですね。
上のナッシュビルのライブ映像を見ると分かるのですが、他の多くのシンガーの場合は、歌っているときはとくに焦点をはっきりさせず
「なんとなくどこかを見ている」
もしくは
「とりあえずどこかに視線を置いておく」
のに対し、この人の場合はカメラ越しであれ直接であれ、明らかに
「自分を見ている誰かをしっかりと見つめる」
んですよね。特定の誰かというわけではないのでしょうけど、こんな風にガン見されたら世の男どもはそりゃザワザワしますわw
あとリリス・フェアといえば、スザンナ・ホフスが90年代にソロであまり成功しなかった理由として、当時ヒットしていた女性アーティストのスタイルとはずいぶん違うものだった、というのもあるのではないかと。個性的でキャラの強い新人アーティストが続々と出てくる中で、80年代にアイドル的人気を博していた女性のソロ活動というのは、あの時代に求められていたものではなかったのかもしれませんね。
こちらは英語のウィキペディアになりますが、リリス・フェアの参加アーティストの面々を見ればその辺のニュアンスが分かってもらえるのではないかと。(リンク先は別ウィンドウで開きます)
<2021年12月30日追記>
せっかくなのでこのリリス・フェアに参加したアーティストを一部ピックアップした記事も書きました。(とっても動画ばっかりですがw)宜しければこちらもどうぞ。
なお、この『All I Want』はカバー曲で、イギリスのバンドThe Lightning Seedsが90年に出したシングルがオリジナルです。
2008年、2019年、そして今年の映像
インパクトが欲しい人は途中を飛ばして去年から今年の映像を見たほうがいいのかもしれませんが(笑)、2008年のバングルスとしてのライブの模様から見ていきましょう。
この当時で49歳……。
この動画のコメント欄も読んでて楽しいです。リンクを貼ると自動的に動画が埋め込まれてしまうので、ここからダイレクトに動画が見られますが出来ればブラウザやアプリでYouTubeから見てもらって、コメント欄も読んでいただきたいところです。(私は簡単なものはそのまま読みますが長いものはすぐに諦めて日本語に翻訳表示して読んでますw)
続いて昨年のライブ映像。このときなんと還暦! 独特の「あの視線」がほとんど見られないのが少し残念ですが、やはりこちらもコメント欄が楽しい。
で、こちらがコロナ禍の今年5月に行われたオンラインでのチャリティイベントのものだそうですが、61歳ですよ…。
『オースティン・パワーズ』や日本でも今年公開された『スキャンダル』(主演:シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー)などで知られる映画監督のジェイ・ローチと夫婦で登場していて仲睦まじそうなのもよいですが、注目したいのがコメント欄。(またかよw)
そしたらそのコンサートの後に直接お礼を言われて頬にキスもされたそうなんですが、さらに素晴らしいことになんと今でも彼女からクリスマスカードが届くのだそう。
なんでしょうかこのイイ話は。
そしてこちらはデュラン・デュランのベーシスト、ジョン・テイラーとインスタライブを行ったときの動画だそうです。喋りだけで歌はありませんが、まるで英語力のない自分でも面白そうなことを話しているのだけは分かります。ってかこれをまとめている途中で見つけた動画なので飛ばし飛ばしで見ただけなんですが(笑)。
本当は他にも80年代の動画(とある映画の曲や日本のCMで人気だった曲とか)も合わせて書こうと思っていたのですが、スザンナ・ホフスのことだけで結構長くなったのでそれらはまた別のときに書きます。
なんにしてもこういった「昔大好きだった人、バンド、映画」などの動画はコメント欄が実に平和でイイです。ときには亡くなってしまった大切な人との思い出なんかを書いてくる人もいて、油断して読んでしまい思わずホロリとさせられたりもして…
その人のいい部分を素直に褒めるとか、かつてのアイドルだった人の現在の姿を見て「今も変わらず美しい」とか「素敵です」と言えるのは素晴らしいことだと思います。言われた本人も絶対嬉しいでしょうし。そういうのを読んでると全く関係ない自分もなぜか幸せな気分になれて楽しいんですよね(笑)。
今はコンサートや演劇などが軒並み延期・キャンセルとなっていたり、もともと客足が減っていた映画業界も劇場へ行く人が一層少なくなって本当に大変な時ではありますが、外に行けないのであればそのかわりに自宅で楽しめるものを見つけて過ごしたいものです。
【追記:2020.10/5】
先ほどおすすめ動画に昔のソロの曲が出てきていたので見てみたら、なんとTravisの新曲にスザンナ・ホフスが参加しているではありませんか。
Travisのオフィシャルチャンネルに8/24にUPされた曲なので、最新の彼女の姿をこちらで見ることができます。ルックスも歌声もまだまだ健在ですね。
なんか『ツイン・ピークス・ザ・リターン』のときのシェリーみたいな風貌に…。目力のある美人がいい年の取り方をするとこんな感じになるのでしょうか。とはいえシェリー役のメッチェン・アミックはその当時(2017年放送)まだ40代中頃だったのに対し、こちらは還暦すぎてますからね……
まさに驚異の61歳。
こうして聞いてみると意外(?)にもすごくいい組み合わせだなぁと感じました。
comment
懐かしくもあり、斬新でもあり凄く自然な年輪の重ねかたですね。
今でもスザンナ大好きです。
良い動画ありがとうございました。
輝さん コメントありがとうございます。
本当、自然で素敵な年の重ねかたをされていますよね。
ふと思いついてYouTubeで見つけた動画を引っ張ってきて書いてみたのですが
【小ネタ】というタイトルに反して(笑)、想像以上のアクセスがあって
あらためて人気の高さを思い知らされた次第です。
倉ちゃんより
84年か85年にマーキー(ロンドンのライブハウス)で最前中央でノリノリで見ました。当時はまだアルバムを出していなかったと思いますが、「私たちはビートルズ以来のすごいバンドなのよ」とか言ってましたね。そしてお客さんに色んな層の人が居て驚いたのを憶えています。
さらに、ノリノリの私にスザンヌがキスしてくれたんですね。
今でも綺麗な彼女、本当に素敵ですね。
倉ちゃんさん
コメントありがとうございます。
いやー、もうその場所といい時代といい体験されたことといい、全てが貴重なお話で素晴らしいです〜!!
今はライブでもなんでもスマホで写真や動画を撮る人が多くなりましたが、スマホの画面で見せられるよりもこういうふうに体験を聞かされるほうがはるかに伝わってくるものがあります。
青春時代に好きだった人や憧れていた人が今もなお綺麗でいるというのは嬉しいものですね。