今回は内向型による「友達」についての意識というか捉え方みたいな内容になりますが、友達というものをどう定義するかは人それぞれ異なってくると思いまので、あくまでも私個人の経験と考えに基づく話、ということで読んでいただければ幸いです。
そして書いていくうちにどんどん話題が膨らんでしまって、今回はいつも以上に統一感のない長文となってしまいました。。相変わらず簡潔にまとめる能力がなく恐縮ですが、何卒ご容赦ください。
もうずいぶん前ですが、YouTubeで海外の女性が「私には友達がいない」という動画をUPして話題になっていたのを見たことがあります。そしれそれに共感(または便乗)した多くの人によって同じような動画もたくさん出回りました。
その後、たしか数年前だかに本人が動画の反響への感想だとか現在の状況について語る動画を出していたりもして、それもまた話題になっていました。本物の内向型がああいった内容の動画で有名になってしまうというのも、それはそれで大変なんだろうな…と思ったものです。
そしたらつい最近、また似たような海外の動画がおすすめに出てきたので、この機会に「友達」というものの定義について個人的に思っていることを書いてみようと思った次第です。
INFJの自分が言うのも何ですが、ネットやケータイ、スマホなどのテクノロジーと、各種ソーシャルメディアなどのコミュニケーションツールの普及に伴い、実に多くの日本人が精神的にどんどん不健康になっているように感じられてなりません。それはつまり「他者との関係の築き方」が悪い方向に変わっていっている──ということで、内向型の中のネガティブな特徴にみんなが寄せていっているというか、悪い部分だけを取り入れてしまっているような、そんな感じです。
もっと簡単に言うと「強烈な受け身の姿勢」でいる人が爆発的に増えたような感じがして、ちょっと気になっています。
内向型とファーストコンタクト
もちろん、内向型のそういった受け身の姿勢が全てダメというつもりはありません。内向型の人はもともと対人関係で受け身である場合が多いですし、私自身も能動的か受動的かの2択で分類したら間違いなく受動的なタイプなので。
でも自分が能動的にならなくても周りが勝手にお膳立てしてくれるという環境ばかりではありませんから、自分を含めて受動的な内向型しかいない場に身を置く機会だって当然のように出てきます。
そういう場では必然的にどちらかが最初に行動を起こさなければなりません(ってかこんな説明をわざわざする必要があるのだろうか…)。何もせずにお互いに相手が声をかけてくれるのを待っていては当然何も始まりませんが、それでもなお自分からは絶対に何もしない/相手がコミュニケーションを取ろうとするのを待つ、という姿勢を貫く人がすごく多いですよね。
「別にお前と話したいと思ってないから」というのであれば全然いいんです。そのまま「俺に構うなよ」というオーラを出し続けていれば相手もそのうち気付きますので。
でも「決して避けているわけじゃない」「本当はちょっと話してみたい」と思っているのであれば、せめて話しかけたときに「嫌じゃない」というのが分かる反応だけでもしてほしい…。ぎこちなくなったりするのは全然問題ないので。もしくは話しかけやすいような位置に来てくれるとか、拒絶しないという雰囲気を出してくれるとか。(それも難しいんでしょうか…)
例えば「初めまして」の人同士が集まる立食パーティのような場(誰かの結婚パーティとか何かのカンファレンスやセミナーの後の懇親会など)だったら、別に自分から話しかけなくてもいいから、周りの人が誰かと話していたり自己紹介などをしているときに同じ輪の中にとりあえず身を置いて軽く頷いたりして「私も話を聞いてますよ」的な動きをしておくとか。
そうすると外向型で親切な人とか絡みたがりの人とかが話しかけてきたりする可能性が高いですし、同じ内向型でもFe(外向的感情)を上位に持つINFJやISFJなどが目ざとく見つけて近づいてきたりします。これらFe持ちの内向2タイプは、こういった場では外向型の人間のように気さくに話しかけてくることもあれば
「私、こういう場って苦手なんですよね~」
などと言いながら「私も(あなたと)同じですよ」という距離の詰め方をしてきたりもします(笑)。こういったやり方はFeそのものといった感じでしょうか。
なおこの距離の詰め方はマルチとか宗教に引き込もうとする輩も使う手法なのでくれぐれもお気をつけください(笑)。あと他に「私も以前はこんなにダメな人間でしたが〜(以下略)」みたいなのも同様です。スピとか自己啓発系の発信者でこのタイプはほぼ全員、こういう距離の詰め方をしつつ「こんなに変わった今の自分」をプレゼンしてあなたから金を毟り取ろうとします。気をつけましょう。
すみませんさっそく話が脱線しました。
ちなみにINFJの私は、相手や状況によってファーストコンタクトの方法を多少使い分けていますが、相手があまりにそっけない対応をしてきた場合は割と簡単に心が折れて諦めることが多いです。。
明らかに「あ、この人は内向型でその辺が不器用なだけで決して嫌がっているわけじゃないんだな」というのが分かれば諦めずに食い下がりますが、そういう雰囲気が全く見られない場合(完全な拒絶もしくは防御の姿勢)はすごくがっかりしてしまいます(笑)。親戚の子供(とっくに成人しているのも含めて)にこのパターンが多くてかなり辛いですw
こういった場合「たとえFe上位のINFJであっても所詮は自分も内向型なんだよな」ということを実感し、無力感を覚えます。外向型はこういうところでいちいち落ち込んだりしないものなんでしょうかね。知らんけど。
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