前回やった無料診断サイトでの結果が予想外で興味深かったので、今度は以前から何度もやっているサイトでのピンポイント診断を3つ一気にやってみました。
これをやったのは1月で、そのまましばらく放置してしまったので今回はついでに16パーソナリティのサイトでの診断もやってみました。これでまた違う結果が出たりすると面白いのですが、はたして結果は──
というわけでまずはINFJかINTJかのテストの結果から。
度々書いているように、私はエニアグラム5w4のINFJなので行動原理としては「思考型」に属します。
5w4タイプに多いMBTIタイプはENTP、INTP、INTJ、ISTP、そしてINFJなのだそうです。自分の場合は結構INTJに近い部分があるのかなと勝手に思っていたためもう少しINTJ寄りの結果になると予想していたのですが、こんな感じに。やっぱりFe-TiとTe-Fiの違いは大きいのでしょうか。
今の自分は十分に年を取ってしまったので(笑)、いっときの感情で自分の立ち位置や行動を簡単に決めるようなことをあまりしなくなり、若い頃にはすごく気になっていた人間の狡さやいい加減さ、無責任さといったようなものに対してある程度折り合いをつけられるようになったのかなと思っています。
いまは若い頃のようには簡単に感情に流されることも減り(例えば「かわいそう」と思ってしまう気持ちとか善悪の判断を一方向の情報だけをもとに脊髄反射で判断してしまう、など)意思決定するまでにもう少し時間を取って冷静に情報を集めてから判断できるようになったと思っています。
あと、やはり人の肉体と精神はこの3次元世界に生きている間は切り離せないものなので、細胞の新陳代謝が活発な若いうちは内向型であろうと外向型であろうと文字通り細胞レベルでエネルギーに溢れる状態といえます。常に身体中で入れ替わりが行われているわけですから。(もちろん人によってその程度は異なりますが)
「そんなことねーよ」と思われる方も多いかもしれませんが、いずれ年を取れば私が言っていることの意味が必ず分かります。(何でもないことにすぐキレてしまう老害などについてはもちろんまた別の問題かと思われますが)
その細胞の活発さは当然精神面にも反映され、結果として感情の高ぶりであったり心の浮き沈みの波も大きくなってくるものと思われます。INFJの場合は第二機能が感情(外)で第三機能が思考(内)なので、たとえば20代半ばくらいまでの若いINFJの方などは、自分の正しいと思うことや、逆に許せないと思うことなどに対して(他者に直接働きかけるかどうかはともかくとして)気持ちが高ぶって感情を爆発させてしまうことも結構あるのではないでしょうか。
それが年を取って代謝も落ちてくると、身体そのものが入れ替わりの少ない落ち着いた状態となります。そのため内から湧き出るエネルギーみたいなものを感じることもあまりなくなり、激情に駆られて取り乱すようなことも少なくなってくるのだろうと思われます。そして感情に流される代わりにもっと思考を使うようになり「理に適っているかどうか」を内省して詰めるという方向にシフトしていくように感じます。少なくとも自分の場合はそうでした。
心理機能の解説というのは実に的を射ていて、INFJの第三機能であるTiが年を重ねるにつれて発達してくると本当に「感情もたしかに大事だけど、理に適っているかどうかを見極めて意思決定したい」という気持ちが強くなってくるんですよね。まぁこれをやっていると何事も独りで完結させるような生活になってしまいがちなのが問題ではあるのですが……
次にINFJかINTPかのテストの結果です。
偶々でしょうが、こちらもINFJ or INTJと同じパーセンテージとなりました。やっぱり前回のINTPという結果は間違いだったと言っていいのではないかと(笑)。
このサイトでのINFJと他の性格タイプのピンポイント診断はこの3つだけなので(といっても他の性格タイプではピンポイント診断すらないものもあるのでINFJは多すぎるくらいです)比べようがありませんが、例えば外向型とのピンポイント診断があったならどれくらいのパーセンテージになるのか、ちょっと興味があります。まぁ以前にここのテストで100%の内向型と出てしまったので間違いなく圧倒的な開きがあるのでしょうけど。。
INTPの心理機能はTi-Ne-Si-Feです。おっさんINFJの私は年を重ねたことでTiをよく使うようになったとはいえ、INFJのNi-Ti(ループ状態)とINTPのTi-Neの認知・判断パターンとではやはりだいぶ異なっているように思えます。
海外のMBTI界隈の動画にはINTJとINTPの違いについての解説はたくさんありますが、INFJとINTPとの違いというのはあまり多くない…というか滅多に見ることはありません。まぁそりゃそうですよねって感じですが、この2つのタイプを見誤ることはあまりなさそうです。
「理に適っているか」を内省によって突き詰めるTiと可能性を受け入れるNeの拡張性とを組み合わせ、さらに過去の事実や経験を取り入れるSiも使っていくことによって導き出した論理は精度の高いものとなり、また多方向からの見方や疑問に対しても対応できる知識が身に付いている──というのが理想的なINTP像といったところでしょうか。(聞きかじりの知識で書いてるだけですけどw)
INFJの場合は認知機能(直観と感覚)を第一・第四機能に持っているので、片方を使うのは得意だけどももう片方は苦手です。反対に判断機能(感情と思考)を第二・第三に持っているので、年を取っていくにつれて感情と思考のバランスが取れてくるのかなと考えています。
INTPは思考が第一機能で感情が第四機能です。INFJが俊敏性とか瞬間的な判断、物事をありのまま正確に捉える(Seの働き)ことが苦手であるのと同じように、INTPは他者の感情を読み取ったり場の空気に合わせる(Feの働き)ことは苦手なようです。
反対に認知機能を第二・第三に持っているので、抽象的なイメージや未来の可能性を取り入れること(Ne)と過去の経験や客観的事実を認識すること(Si)とのバランスが、年を取っていくにつれてよくなっていくものと思われます。
そういうふうにして考えてみると、やはり両者はずいぶん違う特徴を持つタイプであるように感じられます。
と同時に、違うんだけども面白いというか興味深いというか、フィーリングとか波長が合う相手だったらINTPは話してて飽きないタイプなんじゃないかなぁと、INFJ(5w4)の自分には思えてきます。アウトドアで仲良くなりたいのがISTP、インドアで仲良くなりたいのがINTP、という感じでしょうか。
ここで唐突にISTPを出してしまいましたが、ISTPの無駄のなさとか合理性・機能性重視のマインドってアウトドアの場面ではものすごく共感できるんですよね…。まさに「理に適っている」という言葉がぴったりで。
もちろんどのタイプに限らず、一緒にいて波長が合うと思う人なら性格タイプなんて気にせず仲良くしたいとは思っています。…まぁそうは言っても現実にはお互いにほとんど接点を持たないタイプというのもいるんだろうとは思いますが。
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