【MBTI】ちょっとだけgiverという状態が一番楽なINFJ、そして自愛のススメ【自己啓発っぽい話③】

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 自分の中に利他の心がちゃんとあることは人から言われなくても分かっていることと思います。

 ですがその利他の心に従って24時間365日生きることなんて絶対に無理なんです。ですのでそこに罪悪感を抱いたり、出来なかった自分にダメ出しする必要は一切ありません。

 むしろそのことを頭の中で真剣に考えただけでも大したものです。それを繰り返して人は成長するのですから。こう言っている私自身も、すっかりおっさんになった今でもまだまだその渦中にいます。それでいいんだと思います。

 

 

 また先ほど「悪人ではないけど、崇高な善人というわけでもない」と書きましたが、悪人じゃないっていうことだけでも十分に素晴らしいことです。そのことを認めましょう。

 そして「善行を出来ない自分を許す」「利他でいられなかった自分を認める」ということは、

 

「完璧でなければならない」という思い込みを手放す

 

 ということでもあります。よく言われているようにINFJは完璧主義なところがありますが、完璧主義というものは自分を縛ることになりますし、行動への足かせになったりもします。同時に自分自身に窮屈な思いをさせることになり、精神的に苦しくなってくるものです。もしそれを手放すことができたら、人生はかなり楽になれるはず…。

 自分が精神的に楽になるということは、それだけ心に余裕が出来て人にも優しくなれるということに繋がります。

 すると結果的に「自分はそんなに善人じゃない」(=善人じゃないんだけどそれでもいいじゃないか)ということを認めて受け入れたことによって、逆に善人としての行いが出来るようになる、という禅問答のような現象が起きてきたりもします。

 

「自分が精神的に楽になることで心に余裕が出来て人にも優しくなれる」

 

 これこそが自愛がもたらす大きな成果のひとつです。

 自分で自分にノルマを課し、自分を厳しくジャッジしてはダメ出しをする──一見すると向上心のある正しい行為のように思えますが、実はそうではありません。私自身がそのことを受け入れるのに相当時間がかかりましたので、自愛を受け入れられない方の気持ちはよく分かります。

 

 

 私もこれをつい最近までずっとやっていたのですが、誰かに自分のことを褒められて「いえいえ自分なんてそんな…」と、褒められたことを自ら否定するような発言をすることは大変な誤りです。今すぐやめたほうがいいです。褒められたら「ありがとうございます」「嬉しいです」と言うのが正解です。

 向上心があるから今の自分を褒められても「自分はそんな大した人間じゃない」と思ってしまう気持ちはすごくよく分かります。ですがそれは今現在の自分、今まで生きてきた自分そのものを否定することに他なりません。

 さらには「褒める」という、最高に素晴らしいギフトをくれた相手に対して感謝もせずにそれを否定したことになるわけですから、相手に対しても失礼極まりないな行為でもあるのですね。

 自分がその人に対して嘘をついたりせず、誠実に接していたから相手は自分のことを褒めたんです。もしくはENFJ(ときにはINFJも…)がするように、相手に喜んでほしくて、相手が元気になってほしくて多少盛って褒めてくれたのだとしても、それは自分がその人から好意的に受け取られている何よりの証拠なんです。それを否定するということは、これ以上ないくらいに自分で自分の評価を落としていることになる──ということをまず知っておいていただきたいと思います。

 

 

 ちょっと情けないことを書いてしまいますが(笑)、私はフリーランスで仕事をしているので本当だったら自分の仕事に絶対の自身を持ち、それを前面にアピールしていかなければいけないのですが、なんせINFJなので(笑)、なかなかそれが出来ませんでした。

 だから多くの場面で自分を安く見積もっていましたし、実際に仕事も安く請け負ったりもしていました。褒められても「いえいえそんな、大したことないです~」なんて言ってたりもしたんです。でも冷静に考えたら、自分の仕事やスキル、レベルを「大したことない」と思っている人に仕事を頼みたくなる人なんていませんよね。お金を払って「どうぞ、大したことないものです」なんて言われたら誰だって嫌でしょうから(笑)。

 それに一生懸命やってちゃんとしたものを作ったのに、それをやむなき理由があるわけでもないのに安売りするという行為は、自己肯定感をものすごく下げることになっていたんですよね。。

 自分に対して謙虚であることや誠実であることと、自分を卑下することは全く別のことなのに、私はその違いに気付いていませんでした。そして実際に仕事はどんどん減っていったのでした。

 自分のことを褒められない人から「私の仕事を買いませんか?」と言われても買いたいと思う人はいませんよね。

 「これは私の失敗作なんですが、よかったら買っていただけませんか?」と言われたら「はぁ?」って思いますよね(笑)。いやいや自信作を持ってこいよ、と。

 

 

 自愛は自然に出来る人にとっては簡単なことのようですが、今まで出来なかった人にとってはとても難しく、習慣付けないと身に付きません。私はおっさんになってからようやく気付いて取り組み始めましたが、若い方にはぜひ今この瞬間から実践して人生を変えていただきたいと強く思っています。

 出来れば一日中どのタイミングでも自分を褒めて認めてほしいですが、なかなかそれは難しいでしょうし、忙しくしている中ですっかり忘れてしまったりすると思うので、まずは夜眠りにつくときに次のようなことを自分に言い聞かせることをやってみてください。

 

「自分は今日も一日、本当によくやった。予定通りに○○もやれたし●●もちゃんとやった。それだけで最高の一日だった。自分は本当に素晴らしい」

 

 他にも自分で褒められることを見つけたらそれらを足すなり、自分が受け入れやすいものにアレンジするなりしてみてください。例えば誰かに対して優しくできたこととか、スーパーやコンビニで落ちていた商品を拾って並べたとか、そんな些細なことで十分なんです。それは本当に褒めていいことなんですから。逆にやろうと思っていたけど出来なかったことや、やってしまった失敗や反省するようなことについては無視し「それでもあなた(自分のこと)はよくやったんだよ」と褒めてください。文字通り、無条件に肯定するということです。

 

本当に「無条件に」です。

 

 ものすごく嫌なことがあったり、とんでもないことをやらかしてしまって落ち込み具合がハンパない日もあるでしょうから、そういうときは出来なくてもいいんです。というか「出来ないことも褒める」というのが無条件の肯定です。

 そして次に、朝起きたら同じようにこのようなことを自分に言い聞かせてください。(ここでは主に外面的な内容にしていますが、自身の内面的な良さを肯定したい場合はそういった内容に変えてください)

 

「私は最高にイケてる。私は最高に格好いい/可愛い。私はものすごくモテる。私は本当に素晴らしい」

 

 これを唱えることに抵抗を感じるとしたら、それがあなたが自分自身を卑下している何よりの証拠です。本当に自己肯定感MAXな人はこんなことぐらい当たり前のように言えますから。

 

 

 また、もしもこの言葉を唱えるにあたって感情を込めるのが難しいようであれば、無理して感情とリンクさせなくても構いません。その代わりに念仏のように頭の中で(声を出せる環境にあるなら声に出したほうが効果があるかもしれませんw)ただ何度も唱えてください。本当に、毎日、何度もです。

 それを続けて習慣化した頃に、全く感情が伴っていなかったはずのその言葉を脳が勝手に受け入れ始めてきます。

 

自分を許し、自分を認め、自分を褒める──

 

 これが少しずつ習慣として出来るようになってくると、変化が訪れます。それは何か?というのはぜひご自身で体験していただければと思うのですが、例として私が実際に経験したことをひとつだけ挙げると、こんなことが起きました。

 

今まで自信を持てていなかったあることに対して、私がそのことについて一番褒めてほしいと思っていた相手から本気で肯定してもらえた

 

 これ、本当に自信になったんですよねぇ…。詳しく書けないのが残念ですが、相手と口論になっている最中に言われたことなので決してお世辞でもなく本心で言ってくれているのが分かったのですごく嬉しかったんです……。

 そしてそれから立て続けに同じような褒められ方を複数の方からされることとなり、自愛は自己肯定感を高めるということが自分の中ではっきりと証明されたのでした。またここで自信を得たことで実際に自分の行動が変わり、同時に相手からの反応も変わってきました。自分に自信を持ち、自分を愛して認めることが出来なかった頃にはこういった外界の変化は起こしたくても起こせないものでした。

 そうやって少しでも自信を持てるようになり、自分を肯定できるようになってくると、今までは絶対ムリ!と思っていたことが「あれ?もしかしたらそれ出来るかも」と思えるようになったりします。一旦そうなったらしめたもので、あとは物事が勝手に動いてくるのでそれに乗るだけです。ここまで読んでいただいた皆様も、これを何かの縁、何かの兆しと捉えてぜひ自愛に取り組みましょう。

 

 Niユーザーにとっては、ひとつの可能性が兆しとして見えたという時点でもう勝ったようなものです。

 

 

 人生を変えましょう。

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