内向型は自撮りでうまく笑えない？
そのドイツ人の女性とは色々なことを話しているのですが、日常の風景とか目についたものなど、写真もたくさん送り合ったりしています。そして向こうからは自撮り写真も多く送られてきます。
自撮り写真を撮るのが好きな女性は多いことと思いますが、それでも自分に全く自信がなかったらそんなにたくさん送ってくることはないでしょうから、やっぱり彼女はそれなりに自信があるのでしょう。っていうか今の彼女に最も自信を与えたのはたぶん私です(笑)。
ですがこの自撮り写真がなかなかに問題なんですよね…。
向こうは外向型の女性なので苦もなく笑顔の自撮り写真を撮れるのでしょうけど、こちらはそもそも自分の写真を撮る習慣がない内向型の男なので、自撮り写真には難儀します。外であれば人目も気にしますし。
さらに彼女は本当によく旅行に行き、家族や仲間と過ごす時間も多い人です。そのため自撮りじゃなくても写真に写る機会はかなり多いようなのですが、こちらは彼女と知り合った2018年の7月の時点で既に人生の低空飛行状態(笑)にあり、その後は住む場所や環境も変わって人付き合いも一気に減ってしまった──という状況。。
世界がコロナ禍に突入するよりも一足早く引きこもるような環境に身を置くこととなったのに加え、そもそもが内向型なのでますます自分の写真を撮ることに苦痛を感じるようになっていったのでした。
今はもっぱらジムのロッカールームで誰もいない隙に（体型の変化を記録するため）上半身裸の写真を撮り続けているだけの寂しい男なんです(笑)。
で、それでもいちおう相手の期待に応えようと頑張ってたまに自撮りを試みるのですが、これがまた情けないくらいにろくな写真が撮れないんですよね(笑)。
今の自分が充実していないからというのももちろん理由としてはありますが、どうやらそれ以前に
という問題が自分にはあることに気付きました。
やっぱり内向型だから自撮り写真で自然な笑顔ができないんだろうか……
と一瞬思いましたが、いや待てよ、と。
友達と一緒に撮る場合などでは、楽しげに笑顔で写真に収まるのは全く問題なく出来るんです。（イケてるかどうかは別としてw）
自撮りでうまく笑えないんです。
穏やかに微笑する程度なら普通に出来ます。でも歯を見せて笑うというのがまるでダメなんですよね。ものすごく不自然な表情になってしまい、さらに目が自然に笑えていないから楽しそうに見えないどころか気色悪い顔になるという…(笑)。
我ながら結構驚いてしまったこの事実について、MBTIの概念を照らし合わせてみたことで納得がいきました。
INFJはカメレオンタイプと言われるほどに周りの環境とか相手のキャラに合わせて自分のキャラとかテンションを変えるという特徴がありますが、それにはINFJの補助機能、Feが関係していると思われます。
基本は内向型（主機能が内向的直観Ni）なので意識は内側に向きますが、このFeが上位にあることで周りの人に合わせて自分を溶け込ませます。これはやりたくてやっているわけでもなければ仕方なくやっているわけでもなく「自然にそうしてしまう」というものです。
だから友達と一緒に写真を撮ったりするときは（通常そういうときはみな楽しんでいるので）普通に楽しそうな顔になれますし、なんなら場を盛り上げるために率先して楽しそうにすることだってできます。
ですが自分ひとりしかいない自撮りでは感情や雰囲気を合わせる相手がいないので、カメラの前には内向型のおっさんがいるだけです(笑)。だから自然に笑えないんですね。
しまいにはその彼女から
「どうして深刻そうな顔をしているのか」
「なぜ笑顔がないのか」
などといった、実にENFJらしい持論とポジティブさの押し付けを受けたりもする始末(笑)。
自分ではそれなりにイケてると思って送った写真を見て「なぜ深刻そうな顔をしてるの？」と言われたときの落胆がいかほどか、分かっていただけるといいのですが…
かといってこのことについて英語で説明するのも大変だし、そもそもそれを説明すること自体が言い訳しているみたいで情けなくなってくるので、ますます自分の写真を送るのが嫌になってくるというw
INFJに限らず、ISFJも同じFe上位タイプとして人と一緒に写真を撮るときは自然に笑顔を作れるでしょうし、INFPについてはFi-Neという主機能Fiの感情型、なおかつ補助機能が多様な可能性を取り込む外向型直観Ne、であるためそもそも顔つきにどことなく柔らかさみたいなものが感じられ、笑顔が魅力的な人が多い印象があります。
この2タイプが同じように自撮りが苦手なのかどうかは聞いたことがないので分かりません。っていうか男性か女性かでもだいぶ違ってくるのかもしれませんし、その人が今自分自身に対してどれだけ自信を持っているかにもよるのかなと。とにかくINFJの男である自分は「自撮りでうまく笑えない」というのが事実です。
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