昨年からのアレにより世界中で様々な職業の人々が仕事を奪われたこともあってか、YouTubeに活路を見出し成功している方がこの1年半の間に多く現れたように感じます。
以前から海外の動画もよく見ていたのですが(たとえ何を言っているのかちゃんと理解できていなくても)、ここ最近は海外の方で役者やスタンダップコメディアンといった、舞台に立つ仕事をしていた方々の動画で
がおすすめに出てくるようになり、見てみると面白いものもあったのですが、やはり英語がちゃんと理解できないと十分に楽しめないので、これまでは継続して同じ方の動画を見続けることはほとんどありませんでした。
そしてつい先日も、またそれ系の動画がおすすめに出てきたのでなんとなく見てみました。それがこちらです。
MBTIとは
この方は「MBTI」という「16パターンに分類される性格診断」を元にしたそれぞれの特徴をネタにして、コメディタッチの動画を公開されています。
何よりもまず「MBTIってなんぞや?」という話になりますが、Wikipediaによれば
カール・ユングによって提案された概念理論に基づいて、キャサリン・クック・ブリッグスと彼女の娘イザベル・ブリッグス・マイヤーが作り上げた、内省的な自己申告アンケート
なのだそうです。詳しくはWikipediaの項目や、下にリンクを貼った診断テストのサイトなどをご覧ください。
このWikipediaの項目ではなかなか厳しい批評がされていて、それをそのまま受け取ってしまうとこれを書く意味がなくなってしまうのでとりあえず気にしないことにしましょう(笑)。
古代から占い師という職業が存在することからもわかるように、古今東西、多くの人は占いや自分探しが大好きです(笑)。ですのでこの方が扱っている「16パターンの性格タイプ」というのも占い同様、海外でも人気があるのでしょう。動画のコメント欄がなかなか楽しく、他の視聴者と共感できるところがこういうテーマの強みなのではないかなと思います。
で、上の動画を作っている方はそれぞれの特徴を実にうまく捉えつつ、その特徴をテンポよく笑いに持っていく企画力と構成力を持っており、繋ぎ方などの編集も素人レベルのそれではありません。
そして16種類の性格に成りきる演技力も相まって、私のように英語レベルが低く字幕をONにしてちょくちょく翻訳しないと何を言っているのか分からないという者にも面白さが伝わるという、なかなかの才能をお持ちの方。
他の動画も見てみたのですが、内容と動画のクオリティが高いのでMBTIというものへの興味も含めてちょっとハマってしまいました。例えばこれ↓とかホント良く出来てて面白いんですよねぇ。全部一人で演じてるっていうのが素晴らしい。
私の場合は何かに興味を持つとすぐにそれを調べ、気付けば時間を忘れて深掘りしていくという性格なので(ただし集中力はたびたび落ちるw)さっそく上の動画を見てからすぐに
という」2つのキーワードを入れてググりました。そして一番上に出てきたサイトでさっそく診断してみたのでした。それがこちら。
もちろん英語を頑張って読みながら…なんてことは出来ないので(笑)、いつものようにDeepL翻訳とGoogleの翻訳を使って診断し、解説を読んでいったのですが………
散々時間をかけて読んでからふと思い出したように日本語でググってみたところ、このサイトは他言語表示に対応していて日本語での表示も出来ることを知りまして、軽い目眩を覚えました(笑)。
まぁ性格ごとの解説ページで日本語表示できるのは最初の1ページ目だけなので、結局は翻訳のお世話になるわけですが。
※英語で表示されていると思いますが、ものすごく簡単なページなので何も問題ないかと思います
DeepLについてはたびたび説明していますが、Google翻訳よりも精度が高く、PC用(私はmacですが)のアプリをダウンロードして簡単な設定をしておけばコピーのショートカットを2回続けてタターンと打つだけで(macだとコマンドキーを押したままCを2回打つ)アプリにペーストされてすぐ翻訳が見られたりするのでとても便利です。
たまに文節がごっそり抜けて翻訳されたりするのと、翻訳されたのを見て「ん?! これちょっと違うんじゃね??」と思う訳し方をしてくることがあるので、そういうときにGoogle翻訳と照らし合わせてみるとより高い精度の結果が得られますので、うまく共存させて使うのがオススメです。Google翻訳の「単語をそれぞれ直訳したような不自然な日本語」が翻訳機能の限界だと思っている方は結構驚くと思いますよ。もちろんスペイン語やドイツ語、フランス語などGoogle翻訳にはまだまだとても叶いませんが、それなりの言語数に対応しています。
実際にテストをやってみると…
そしてさらに検索結果を調べてみると、MBTIの16パターンの性格を動物に例えて解説しているサイトなんかも見つけまして、↑にリンクを貼った無料で診断ができるサイトでの英語での診断と日本語の診断、そして動物に例えている↓のサイトの計3回、診断してみたのですが………
全部違う結果になってしまいましたw
違うんかいw
まぁでもその辺はある程度想定内。私の場合は、最初にやった診断で出てきたのが「INFJ-A」というパターンで、16パターンを4つのカテゴリに分けた中での「外交官」に属している「提唱者(Advocate)」であるとのこと。
さらにそれぞれのタイプには「A(Assertive)=自己主張型」と「T(Turbulent)=波乱型」とに分かれており、私はAの自己主張型でした。
AとTの違いをめちゃめちゃざっくり言うと
「過去の失敗を引きずるタイプかどうか」
「ストレスを感じやすいかどうか」
「ポジティブに考えられるかネガティブに考えてしまうか」
といった感じで、分類の名称からも想像がつくように「自己主張型」のほうがポジティブ思考で自分の信念に自信があるタイプのようです。
で、次に日本語の診断テストでやってみたところ、今度は同じ「外交官」カテゴリの中の「INFP-A/仲介者(Mediator)」という結果となりました。
そして動物に例えた日本語サイトのほうでは「番人」カテゴリの「ISFJ/擁護者(Defender)」という結果に。ちなみにこちらのサイトでは「A」か「T」かについては分かりませんでした。
うぅむ……。
まぁでもこの3つには共通点がありますし、3つの異なる結果になったとしても何故こうなったのかは自分で何となく理解できます。
ですが解説を読んでみて一番しっくりくるのはやはり最初のテストで出た結果である「INFJ-A=提唱者(Advocate)」でした。
ここまでが初日での結果と感想です。
日本人による情報を求める
その後、日を改めて日本人が解説している動画を探してみまして、その中でINFJの特徴を説明している動画や他の似たタイプとの違いを解説しているもの、あと「こういう傾向があったらINFJではないかもしれない」という、逆の視点から自分がそうであるのかを判断できる素晴らしい動画なども出てきたので色々と見てみたのですが、見事に全部当てはまっていなくてやはり自分はINFJなのかな…と思うようになりました。
ところが……
さらに日を跨いで最初にテストをしたサイトで、最初と同じように英語の質問を翻訳しながらやってみたところ、今度はここでも「INFP-A」という結果に。。
どっちだよw
こうなるとかなり気になってくるもので(笑)、さらに色々なサイトや動画を見て調べてみたのですが、結局のところ自分で判断する限りは、自分にはINFJとINFPの両方の要素があるようだ、という結論に。
という感じで、どちらかに限定することは今の時点では不可能のように思えました。
たとえば下のサイトの「J(判断的態度)かP(知覚的態度)か」という解説を読むと、見事に両方にばらけます。
若い頃の自分だったらかなりの項目でINFJに当てはまったのだろうけど、年を取っていろんな経験をした今ではINFPに当てはまるものが多いような気がしています。
自分の中のINFP的な要素は後天的なものなのだろうか……
またこれを読んで分かったことは、
INFJ的な部分を自分が持っていることを自覚していながらも、その部分をコンプレックスに感じていて本当はそんなことを気にしない大らかな人間でありたいと思っている
ということでした。例えば
「事前に計画を立てて対応」
「秩序を好み変化を好まない」
「慣れた仕事の急な部分的な変更は苦手。あちこち影響しないか心配」
などという項目を選んでしまうことについては「そんなアドリブの利かない人間なんてつまらない奴だな」と自分で考えているんですね。
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