ジェイソン・ステイサム主演の映画『アドレナリン』──
ロサンゼルスのマフィアに雇われた殺し屋シェブ・チェリオスは、ある日自宅で目覚めると何やら様子がおかしいことに気付く。テレビの前に置かれた「F○○○ YOU」と書かれたDVDを再生すると、メキシコ系マフィアのリッキー・ベローナが、気を失っている自分の首に“ペキン・カクテル”と呼ばれる劇薬を注射する姿が映っていた──アドレナリンを出し続けなければ死んでしまうため、チェリオスは主治医のドクの指示を受けながら様々な方法でアドレナリンを放出し、テンションMAX状態のままリッキーを殺すべくロスの街中を暴走する。
…といった大まかなあらすじと、こちら↑のポスター画像を見ただけであれば、今回もジェイソン・ステイサムお得意のブチのめし系アクション作品で、大真面目な格闘シーンなんだけど少しだけ笑える場面があったり(例:トランスポーター)──みたいな感じの映画なのかな、とか思っても不思議ではありません。
マフィア、殺し屋、復讐、危険な合成薬物…といったキーワードとこのポスター。。。
あれ、クライム・アクション系の映画かな?なんて思う人もいるかもしれません。
全然違いましたw
超ハイテンションの下品でドギツいB級スーパーバカ映画w
そう、それがこの『アドレナリン』です。 くっそ、騙しやがって!ww といった感じ。
ムービープラスやザ・シネマあたりで何度も何度も放送されていますが、何故か何度も見てしまう。そしてその都度笑えるという、B級感が満載のバカ映画。
正直、私はジェイソン・ステイサムの映画の中でもかなり好きな一作です(笑)。
まぁ自分の場合、2年前に引っ越した今の部屋が方角的にスカパーが受信できなくなって「ひかりTV」に変更したところ、何とムービープラスがひかりTVから撤退していたという事実が発覚し、それ以降こちらの『アドレナリン』を見る機会が激減し、夏のサメ映画特集の時期なども、楽しげなパワーワードが躍るツイートをひとり寂しく眺める毎日です……
『バタフライ・エフェクト』のあの人が…
最初に見たとき、「あれ、この人もしかして…」と思ってすかさず調べたらやっぱりそうでした。タイムリープ系の映画でも個人的に好きな作品のひとつ『バタフライ・エフェクト』で、ヒロインを演じていたエイミー・スマートさんがチェリオスの恋人・イヴ役で出ています。
「恋人役」というと聞こえはいいですが、なんともまぁオツムが弱くてお下品という、B級バカ映画的に素晴らしいヒロインを見事に演じています(笑)。
チャイナタウンでの「俺は生きてる!!!」からの「な、なに見てんのよ!」までのバカ加減、最高です(笑)。そしてさらに続編では……
何やってんだよ……
細かい笑わせどころ
全体的に笑わせにきているバカ映画なので(もちろん褒め言葉)何も考えずにそのまま見ていて十分面白いんですが、ノリと勢いとブラックな笑いで突っ走ってる中にもところどころクスッとさせられる小ネタを散らしていて、それもなかなか笑えます。
黒人グループのシマへ行って暴れたとき、アジトの建物がサザエさんのエンディングみたいにモコモコ動くw
鳴るほどに気が抜けるケータイの着信音w
地図がGoogleマップw
この手抜き感w
病院から脱出する際に院内服に着替えるのはいいが何故ノーパンなのかw
ケイロの服装w(微妙にたるんだ腹でヘソ出しTシャツ)
すでに死んでいるため銃撃を避ける盾に使ったとはいえ、可哀想なくらいにハチの巣にされるケイロw
避けきれずに1発撃たれるが、撃たれた場所がケツw
思わせぶりなタイミングでアップになる「SLOW」の標識w
などなど。
まさかの続編へw
死んだと思われる敵キャラがラストカットで動いたりする演出は、ホラー映画をはじめとしてよくあるパターンです。
ですがこのチェリオスの場合は、さすがに誰が見ても「いやいや死ぬだろww」とツッコみを入れるところでしょうし、最後までバカだなぁw と笑って終わるところですが、まさか本当に続編があるとは思ってもいませんでした(笑)。
つっても全然放送されないところを見ると散々な出来だったんだろうな……なんて思っていたので、驚きはしたもののとくにチェックしようとも思っていませんでした。
そんななか、今月からHuluをやめてNETFLIXに登録したところ、なんと続編『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』があるではないですか!!!w もちろんさっそく見させていただきました。
さてさて、その感想は……気になる方は『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』のレビューをどうぞw
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