その38 「お茶しようよ!」
¡Vamos a tomar un café!
バモス ア トマール ウン カフェ!
(お茶しようよ!)
No.036の「○○でお茶しない?」と似ていますが、こちらは問いかけではなく「○○しようよ!」と直接相手を誘う場合のフレーズです。
次回でもこの「Vamos a ~~」(バモス ア ~~)の形を取り上げますが、これは「行く」という動詞「ir」(イール)の一人称複数形で、これだけだと「私たちは行きます」という意味になりますが「Vamos a +動詞の原型」で「○○しましょう」という誘いになり、非常によく使われるフレーズとなります。
また単純に「¡Vamos!」(バモス!)というひと言だけで使うことも多く、この場合は「行こうぜ!」とか「行け!」とか、もっと単純に「さあ!」みたいな、誰かをけしかけたりするときに使います。
サッカーが好きな方でしたら、スペイン語圏の監督や選手、または観客が「バモス! バモス!」とか「バモー! バモー!」と言っているのを聞いたことがあるかもしれません。これは日本語でも普通に使われる「行け行けー!」というような意味合いのかけ声です。
「 バモス!」じゃなくて「バモー!」に聞こえるのは、スペインおよび中南米のけっこうな地域で「s」を発音しなかったりするためです。「バモス」みたいに語尾の「ス」を略すとすごく言いやすいので、ここは発音しなくなった理由として分からなくもないですが、どの位置にあってもことごとく「s」を発音しない国・地域の人たちの話すスペイン語は最初に聞いたときは結構衝撃でした(笑)。まぁ日本でもいろんな訛りがありますし、言葉っていうのはその土地その土地の生活に合うように変化していくものなのでしょうね。
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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