前に書きましたが、数年前にネットで見つけた、中米グアテマラにあるスペイン語のオンラインスクールで、しばらく勉強していたことがありました。途中で半年くらい?(忘れましたw)休学しつつも結局2年弱くらいお世話になり、今はやっていないのですが退会したわけではなく、休学扱いなので(月ごとの支払いで、やめるときは退会と休会とを選べます)いつかまた戻りたいなぁと思っています。
つまりそれくらい自分にとっては役に立ったし、続けたいと思う良いスクールだったということです。
といったわけで、私がお世話になったのがこちらの『スパニッシモ』です。
実際にサイトを見て「なんか予想してたのと違ったw」と思われた方もいるかもしれませんが、こちらは日本人向けの”日本人が現地グアテマラに設立した”スクールです。私が入会した頃はもう少し地味なサイトでしたが、今は全体的に明るくキャッチーな見た目になっており(上の画像だとそうでもないですが、見ていただくと分かります)、外観だけでなく、レッスンの予約や予習・復習の際の操作性といったものも以前と比べてかなり改善され、使いやすいサイトとなっています。
こちらのスクールですが、サイト内の「創業ストーリー」を改めて見てみたら以前どこかに書いてあったことが見つからなかったので勝手に(笑)補足して説明すると、
グアテマラにはスペイン語の語学学校が多い
グアテマラ人の話すスペイン語は発音がきれいでスピードも早くない(それが語学学校が多い理由)
語学学校は多いが、季節商売的なところがあり、観光客が少なくなる季節は生徒が集まらず厳しい
語学学校には英語を話せる先生が多く(というかほとんど?)他の仕事もしながら一生懸命勉強して先生になった
物価が安い
といった前提のもと、中南米を巡る旅の途中でグアテマラを訪れた創業者のお二人が、語学学校でスペイン語を学ぶなか、年間を通して安定した収入を得られない現地の語学学校の状況と、日本人が日本でスペイン語を学ぶ際にかかるコストや教材・授業の質などの問題などを鑑みて、双方にとってメリットとなることは何だろうか──ということを考えて作られた日本人向けのオンラインスクールがこちらのスパニッシモなのだそうです。
スペイン語はスペインの他、ブラジルとあと幾つかの国を除いたほとんど全ての中南米諸国で話されている言語ですが、国によってアクセントや話し方がだいぶ違っていて、勉強しようという側からすると「スペイン語ネイティブならどこの国でも大丈夫」とは必ずしも言えない(あくまで日本人にとって聞き取りやすいかどうかという意味です)ようです。
じゃあやっぱりスペインだよね、ということになりそうですが、スペインの先生に教えてもらうとなると中南米とは物価が違うのでどうしても授業料は高くなる──
でも…
やるんだったらちゃんと勉強したいので、聞き取りやすくて正しいスペイン語を話す先生に教わりたい。
まだスペイン語だけでコミュニケーションを取るのは難しいので英語も補足的に使いながら学びたい。
そして教材も日本人向けに練られたオリジナルのものを使いたい。
でも探してみるとどこも授業料が高くて手が出ない。
といった要望・意見が自然と出てきます。
それにぴったりとマッチするものを実現させたのがスパニッシモ──というわけです。
物価の安いグアテマラで、現地の講師を採用することで授業料を安くできる。
閑散期に仕事がなくなる現地の有能な先生たちに、年間を通して安定した収入源を得られる仕事を与えることができる。
という、双方にとってウィンウィンなシステムというのは非常に素晴らしいと思います。もちろん、そうは言ってもやってみたら全然ダメだった、というのであれば意味がありませんが、私にとっては自身のスペイン語の向上だけではなく、今まで知らなかったグアテマラのことや誤解していたことなどをいろいろ知ることができて、とても貴重な経験をさせてもらいました。
長くなったので今回はここまでにします。続きはまた次回に。
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