遠い昔(2012年)、遥か彼方の銀河系(アメリカ合衆国カリフォルニア州)で…
ウォルト・ディズニー・カンパニーがルーカスフィルムを買収して5年、どことなく嫌な予感がしながら観た『スター・ウォーズ フォースの覚醒』では思ったほどディズニー色が強く出ることはなく、おなじみの20世紀フォックスのファンファーレがないオープニングに寂しさを感じはしたものの、やり過ぎなくらいの焼き直し&お接待設定によって巧妙にDサイド(ダークのDじゃありません。たぶん)を隠して大成功し、さらに昨年の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にいたっては超お接待映画かと思いきやまさかの一大感動作となり、ディズニー傘下となってもいけるんじゃないの?と新たなる希望も湧いて来たところでの今作『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』。
いやー、きましたねついに。
ディズニーがきたぞーーー!!!
あ、その前に全く内容と関係ないんですが、本日(シネマイレージデー)IMAXシアターで観てまいりまして、3Dメガネも装着して観始めたものの「何かおかしい…」と感じてメガネを外したのが最初の宇宙パートが終わった頃でした。
3Dじゃなかったw
わざわざ特別料金払ってIMAXで観る必要なかった……何やってんだ自分。。。
というわけで「最初から全て間違えて」こっ恥ずかしい状態でしたが、とりあえず一度目の鑑賞での印象としましては
・ついにディズニー色を堂々と出してきた
・あの雑魚たちどーにかならんかったんかぃ
・世代交代しちゃった
の3点でございました。おそらく批評家のお歴々やしっかりしたレビューを書かれる方たちは、やれここは○○の引用で──とか、あのセリフにはこんな意味が──みたいなことを挙げたりするのではないかと思うのですが、正直なところ、面白かったのか面白くなかったのかよくわかりませんでした(笑)。今後を考えると非常に意義のある作品だったとは思いますし、「むっ、ところどころ感動させにきているな…」という場面ではそれなりに高ぶったりもしたんですが、どうも展開に抑揚がないというか、話もあんまり入ってこなかったような、そんな印象でした。次に観に行った後ではまた違った感想が出てくるのかもしれませんが…
まず問題のDサイドですが、
・レイアが吹っ飛ばされてから帰還するシーンの見せ方
・マズ・カナタ(ホログラム)でのシーン
(これはディズニーを通り越して宮崎アニメのようだったw)
・惑星カントニカ(カジノのあった星)での場面全般
・ローズのキャラ設定やセリフ回し
・ヨーダの風貌
・最後の少年(舞台は世界恐慌時代のニューヨーク、みたいな)
んまぁーディズニー感半端ないっす。良いとか悪いとかじゃなくてとにかく溢れ出るディズニー感。エピソード9もその後の新シリーズ?もこの感じはきっと加速していくんでしょうね。そのかわりにスピンオフではなるべく以前の雰囲気を残す、とかそんな感じになるのではないでしょうか。それにしてもレイアの帰還シーンはもうちょっと何とかならなかったのだろうか。。。これがキャリー・フィッシャーの遺作だとみんな分かっているからとってもエモーショナルな場面になってるけど、そうじゃなくてもし普通にご健在であったならば「いやいや都合良すぎんだろw ってかミュージカルかよw」といったツッコミが入りまくっていたことかと…
続いては前作で大変な期待外れとなっていた旧型サイロン↓みたいにテカりだけは一級品なあのお方と、何でもいいけど誰だよお前はwっていうスノークさん。
結局どちらも雑魚のまま退場…
ファズマはまぁ一応の見せ場は作ったし、何だかんだいっても結局はトルーパーなのでまぁあんなもんかなという気がしないでもないですが、超重要人物であるはずのスノークさんは最後まで何者なのか判明せず、シスの代名詞である電撃は出したものの、まだめっちゃ未熟なカイロ・レンにあっさり2枚に卸されてしまいました。むしろ帝国でいうところのエンペラーガード(こちらはエリート・プレトリアン・ガードというらしい)がもうちょっと束になってたらそっちのほうが強かったんじゃないかっていう…。そんなわけでシスの暗黒卿なのかそれ以前のレベルだったのかどうかも不明、どの時代から生きていて元から暗黒面側だったのかジェダイの卵のひとりだったのか、おでこの傷はどうしたのかも分からないままスノークさんも退場してしまわれました。。
(後編)に続く
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