タイッサ・ファーミガ主演の映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』は、2014年公開の作品。数年前にテレビで見たのですが、HDDに残っていたので改めて見てみました。
というのも先日、同じく録画しておいてずっと放置していたニコール・キッドマン主演の映画『リピーテッド』を見ていたら「あれっ?」と思うことがあって、この映画が気になったからです。
この2作、いろいろ被っているところがあるんですよね。
という映画の内容もちょっとだけ似てたりするのですが、主人公を導く男性(今作では記憶探偵、『リピーテッド』では精神科医)が同じ役者で、映画が製作されたのも1年違いという被り具合。
主演のタイッサ・ファーミガ
タイッサ・ファーミガというと、アメリカで実際に起きた多くのハリウッドセレブを標的にして高級品を盗んだ若者たちの映画『ブリングリング』(エマ・ワトソン主演)に出演していたことでも知られていますが、私はNetflixにあった『6年愛』という映画(タイッサ・ファーミガが可愛いという以外には何も見るべき点がないような作品でしたw)と、この『記憶探偵と鍵のかかった少女』の2本だけ見ていて、一番の有名作っぽい『ブリングリング』もHDDに録画したまま放置しています(笑)。
というか個人的にこの人は「ヴェラ・ファーミガさんの妹」ということでその存在を知りました。ヴェラ・ファーミガさんはタイムリープ系映画の良作『ミッション:8ミニッツ』で主人公を事件解決に導くナビゲーター役だった方で、最近では『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にも出演しています。
タイッサとの年の差はなんと21歳だそうで、アメリカのトーク番組に姉妹で出たときの動画をYouTubeで見たら、予想通り「姉妹だとは思わなかった」「親子だと思ってた」などといったコメントが多数となっておりました。
ちなみに私は断然ヴェラさん派。(聞いてねぇよw)
でもまぁ妹さんのちょっと浮世離れしたような美少女っぷりはたしかに魅力的ではありますね。この映画を見たら「こういう女には絶対関わらないように気をつけよう」としか思えませんがw
そんなわけで、お姉さん同様、実際にはくしゃっとした笑顔がとても可愛いタイッサさんですが、不思議な繊細さというか、他人を自分の心の領域内には入れないタイプとでもいった印象があって、それが今作のアナ役にピッタリだったように感じられました。
「記憶探偵」ジョン役のマーク・ストロング
前述したように、ジョン役のマーク・ストロングはニコール・キッドマン主演の映画『リピーテッド』でも似たような役を演じています。この映画の翌年に『リピーテッド』が公開されたので、今作でのイメージが『リピーテッド』のほうにもうまく引き継がれているのかもしれません。
その他にも数多くの出演作品があり、DC映画の『シャザム!』でのヴィラン役や、先日のアカデミー賞で作品賞にノミネートされた『1917 命をかけた伝令』などにも出演しています。まぁどちらも見ていないのですが…
個人的にすぐ思い出せるのは『キック・アス』での犯罪組織のボス、フランク・ダミーコ役でしょうか。レッド・ミスト(次作ではマザー○ァッカー)の父親役の人。
ペドロ・アルモドバル監督の『トーク・トゥ・ハー』も、やはり愛する女性を亡くしてしまった男が別の事件に関わることとなって真相にたどり着く映画でしたが、その主人公も似たような坊主頭に濃いめで短いヒゲ面というルックスでしたが、憂いを帯びた佇まいといい、海外ではこういう役柄にはこのルックスが似合うよね、という意識があるのでしょうか。
これでもし映画の内容がアクション要素強めになってしまったら演じるのはジェイソン・ステイサムになるのかもしれませんけど(笑)。
あとジョンと親密になった看護師・ジュディス役のインディラ・ヴァルマさんという方、この人もどこかで見たことあるな~と思ってWikipediaで出演作を見てみたのですが、どうもピンと来ず、連続ドラマの出演作の欄を見てみたら
『秘密情報部トーチウッド』
の文字が。うわー懐かしい。ってか記憶に残っているのはたぶんそれです。
『ドクター・フー』を見ていないのに『~トーチウッド』は見ていたという、契約してたスカパー!のチャンネルに依存するしかない視聴環境というやつですね。
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