あの『ゾンビランド』にまさかの続編がw ということで映画館へ観に行こうか迷ったこの『ゾンビランド:ダブルタップ』でしたが、結局レンタル(配信)で見ることになりました。まぁその判断は間違ってなかったかも…という感じです。
面白いのは面白いんだけど、物語の設定・状況が前作から10年経ってるわりにはあまりにも前と変わらなさすぎるし(これは良い意味でも悪い意味でも)“ゾンビランドの世界”的に10年も間が空くというのはやはりちょっと長過ぎたのではないかと…。3~5年後くらいだったらもっと面白かったように思うのですが、どうでしょうか。
とにかく変わらなさすぎ
設定的な面はこのあと書くとして、主要キャラのうち前作ではまだ10代前半だったリトルロック役のアビゲイル・ブレスリン以外の3人があまりにも容貌が変わってなさすぎてビビります(笑)。
まぁ前作の画像と比べてみるともちろんある程度の変化は感じますが、コロンバス役のジェシー・アイゼンバーグはほとんど前のまんまだしタラハシー役のウディ・ハレルソンは前作の時点で40代後半で、それから10年後ですからね……そもそもが若すぎるんでしょーか。
女優で20~30歳前後ならあまり変わらないのも不思議ではないので、ウィチタ役のエマ・ストーンはまぁいいとして、やっぱりこの男2人ですよ。
そして10年後設定の厳しさ
連続ドラマの『ザ・ウォーキング・デッド』などと違ってこちらはコメディなので
「細けぇこたぁいいんだよ!」
で済ませていいことではありますが(笑)、やはり“ゾンビランドの世界”になってから10年経つのにまだガソリン車が使えているのは無理がありますし(気になる方は「ガソリン 寿命」などのワードでググってみましょう)、電気が使えている場所も全てがソーラーシステムというわけではなさそうです。
また彼らの場合は、普段食べているものもおそらくは日持ちする加工食品ばかりでしょうから、見た目の若さも含めてあのような健康状態を維持できているとは思えません。(細けぇな)
ガソリンや電気に関して『ザ・ウォーキング・デッド』ではある程度はリアルに反映されていたりしますが、こちらは「何ですかそれは」状態。マディソンが隠れて暮らしていたという冷凍庫もずっと可動していたみたいですし、ネバダが管理しているE・プレスリーのコンセプトモーテル(?)や、新横浜にありそうな「バビロン」の居住地も電気は使い放題のもよう(笑)。
しまいにゃデカいホールケーキまで出てきてたけど一体どうなってんだよっていうw
予想通りにすぐ消える人と予想外の人
続編ということもあってこちらも心得たもので、
「あ、コイツはすぐ退場するな」
というのがだいたい分かってきます(笑)。
モーテルにモンスタートラックでやってくる、まるでタラハシー&コロンバスのドッペルゲンガーであるかのようなキャラの2人組、アルバカーキとフラッグスタッフなんかは
キャラ被りネタが終わったら用無しになるんだろうなw
と思っていたらまさに予想通りの展開に(笑)。
それにしてもアメリカ人はなんであんなにゲロを吐くシーンが好きなんでしょーかw
『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』の「ゲロゲリ棒」とか本当にヒドい代物で、もしこれが現実だったら地獄でしかなくて当事者全員引っ越すわw としか思えないんですけどね。
そして彼らより一足先にリバースしてご退場したものと思われたマディソンはまさかの戦列復帰(笑)。ゲロはともかくアレルギーだけじゃあんなに顔変わらんだろw
そしてもうひとり、個人的に予想外だったのがビル・マーレイ。
今回も本人役で登場するというのは情報として知ってたんですが、どこで出てくるかは知りませんでした。
なのでいちおう気をつけて見ていたんですけど、ネバダとの会話のなかで名前が出た以外は全然登場しないから(っていうか前作でちゃんと埋葬?されたしコロンバスたち4人しかあの場にいなかったのになんでネバダが知ってるのかw)てっきり見落としたのかと思っていました。
結局ビル・マーレイをどうしたいんだw
『ガーフィールド3』のプロモーション活動中に周りの人々(インタビューしている人も本人役でのカメオ出演らしい)が続々とゾンビ化して襲ってくるのを、ぶつくさと文句を言いながらもサラリと切り抜けるビル・マーレイ。『ゴーストバスターズ』や『ガーフィールド』を思わせる台詞を言わせるところがややあざとく感じられ、面白いかどうかは紙一重のような気がしました。あくまで個人的にですが。
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