映画『妹の誘惑』──主人公の超イケメンは一体誰なのか?【修正版】

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ブロクを書き始めた当初の記事だったため、だいぶ適当な書き方・内容になっていたので修正しました(笑)。

 

 

 こちらの『妹の誘惑』は、2014年くらいだったかにスカパーの洋画チャンネル(イマジカ/現シネフィルWOWOWだったような)で夜中に放送していたのを見ました。

 

 一般的なサラリーマンと比べて生活時間が3~4時間後ろにずれているもので、仕事が終わって寝る前の自由な時間が夜中の12時とか1時以降となり、テレビを見るのがだいたいその時間帯ということで、必然的に夜中のちょっと艶っぽい映画を仕方なく見ることに……なんつって、もちろんちゃんと選択して見ていました(笑)。

 

 予告編がYouTubeにあるようなので、興味のある方はこちらをどうぞ。

 

 

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あらすじ

 

 

 ローマで親友と筆跡鑑定業を営んでいる30代の独身男・メテは、自分と母を捨てた父と、父の内縁の妻のことを受け入れられず、父との関係も微妙なものとなっていた。

 

 そんなメテの元にある日突然、今まで3度しか会ったことがない異母妹ベリンダが転がり込んでくる。メテの母が亡くなったことを機に父が再婚することになり、結婚式までの数日の間、メテのアパートに泊まるよう、父が話をつけていたのだった。

 

 美しく成長したベリンダの無防備さに戸惑い、できるだけアパートに戻らないようにと、親友のブルーノとダミアーノとともに夜の街へと繰り出すメテ。その後もベリンダや彼女の悪友ソフィア、軽薄なダミアーノらに振り回され、さらに半ば仕組まれたように父の再婚相手(ベリンダの母)と二人で食事する場に駆り出されたりと落ち着かない日々を送ることに。

 

 先日クラブで知り合った「夜のローマの伝説の美女」と呼ばれるベアトリーチェと食事に行ったメテは、彼女に気に入られそのまま一夜を共にするが、彼女の精神的な不安定さにうまく対応できず、逃げ出すように彼女の部屋を後にする。

 

 仕事の約束を忘れて朝帰りしたメテは、同僚のブルーノに激しく責められる。申し訳なく思いつつも、父の再婚や異母妹のことで悩む自分を誰も気にかけず、逆に皆に振り回されることにうんざりする。その日の夜のパーティも全く楽しむことができず、思いつめた顔で帰ってきたメテにベリンダが優しく歩み寄り、ついに一線を越えてしまう二人。そして翌日、両親の結婚式がはじまる──

 

主演のあのイケメンは誰?

 

 主人公のメテを演じているのはアンドレア・ボスカさんという方。こちらがオフィシャルサイトとなっております。

 

 これを書き直している今は正直そこまででもないんですが(笑)、最初にこの映画を見たときは「なんじゃこのイケメンは!!」とエラく気になったものでした。

 

 自分は当時とある語学教室に通っていまして、そこは先生が若い外国人女性、生徒も自分以外みな女性という環境だったので、この場で自分が浮いたり悪目立ちしたりすることなく、うまく馴染んでいくために「男感」(このニュアンスが伝わるかどうか…)をできるだけ消していたため、ものの見方がやや女性っぽくなっていたのかもしれません(笑)。

 

 もちろん女っぽく振舞っていたというわけではなく(笑)、簡単に言うと女性陣のノリを邪魔せずそれに合わせていた、という感じでしょうか。まぁ自分が男のくせに話し好きなので苦痛どころかむしろ楽しかったんですけど。

 

 人の好みはそれぞれだから「うぅ〜ん」と思う方もたくさんおられるでしょうが、大きなタレ目とシャープな顔の輪郭、不潔感のない絶妙なヒゲ、日本人受けの良さそうな髪の長さ、そしてスーツもカットソーも何でも似合うちょうどいい筋肉のつき方、そして若すぎず歳を取りすぎずの、どの年代にも訴求できる(笑)、一番いい年齢……これらの要素が噛み合って、個人的には素晴らしいバランスのイケメンとなっているように感じました。

 

 ですがオフィシャルサイトにある他の映画での写真を見るとそこまでイケメンには見えないので(個人の感想ですw)、やはりこの映画での役どころがハマったんでしょうかね。結婚式で着ているスーツのフィット感、ワイドカラーのシャツに幅の狭いナロータイなどなど、さすがイタリア人といったところでしょうか。非常に格好いいです。

 

 あと今テレビで『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』をやっているのをちらっと見たらメテの友人・ブルーノ役の人がこの映画の主役だったんですね。面白そうだな〜とは思っていたものの、まだ見ていないので今度放送するときに録画して見てみようと思います。(そしてまた「録画したけどいつ見るか分からない映画」が溜まっていくことに…)

 

 

最近話題のアーシア・アルジェントさん

 

 最初にこのレビューを書いたときは「夜のローマの伝説の美女」役で出ているアーシア・アルジェントさんについては

 

 

『トリプルX『王妃マルゴ』ソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』などにも出演していて──

 

何と言っても『サスペリア』『フェノミナ』で有名なイタリアン・ホラーの巨匠、ダリオ・アルジェントの娘として──

 

 

 といった説明をしていたのですが、その後まもなく「#metoo」運動の先駆者として有名になり、最近では巨大なブーメランが返ってきて大変なことになっている人として認知されるようになってしまったようで…

 

 

ベアトリーチェとメテの食事シーンに学ぶ

 

 ベアトリーチェはメン○ラっぽいところがあり、デートの場面が進んでいくごとに「この人にうかつに近づくのは危険」という雰囲気がプンプンしてきますが、食事のシーンでは参考になる部分も。

 

 一方的に自分の話をするベアトリーチェに対し、メテは余計なことは一切言わず、全てに同意し、ベアトリーチェが今話した内容からキーになる単語だけを拾い出し、それを相槌として返します。そして「そう、それが正しい対応よ」とでも言わんばかりに頷いて、また話を続けるベアトリーチェ。

 

 「とは、解決法を教えてほしくて男に悩みや不満などを話すのではなく、ただ同意して自分の話を聞いて、気持ちを分かってほしいと考える生き物である」みたいなことをよく聞きます。

 

 ところがというものは、生物学的にそれを理解できるようには出来ていない生き物なので(笑)、そんな説を聞かされてもなかなか実践できません。

 

 相談された(と男は思っている)ので、男は“よかれと思って”早く答えを出してあげて、女性を楽にしてあげねば…などと考えてしまい「それは○○したほうがいいよ」「いや、それは○○なんじゃないかな」と、女が求めていることと真逆のことをしてしまったりします。しかも女の話を全部聞く前に(笑)。

 

 ちなみにここでのメテは狙ってそうしているわけでは全くなく、他のことで頭がいっぱいだったために適当に相槌を打っていただけですが(笑)、それがベアトリーチェにとっては心地よかったようでした。

 

 ベアトリーチェのようなタイプとお近づきになりたいと考える男は少ないと思いますが、ここでのメテの対応は世の男性にとっては参考になるのではないでしょうか(笑)。

 

 

エンディングの曲について

 

 結婚式のあとに親子4人でオープンカーに乗り、街を走りながらみんなで歌うあの歌は、Eros Ramazzottiの『Più Bella Cosa』という曲です。イタリア語ですが、この曲にはスペイン語バージョンもあって、両方聴いてみると言語的にはこの2つはかなり似ているものの、イタリア語版のほうが歌詞のそれぞれの音がメロディに自然に乗っていて、やっぱりオリジナルの言語が一番しっくりくるものなんだなぁと改めて納得させられました。

 

 

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