NiとNeの違い
今度はNiについての追記です。
以前Niとは何なのか?ということについてあれこれ書いてみましたが、正直言ってまだよく摑み切れていません(笑)。
Feみたいに自覚できてなおかつ分かりやすい機能と違って、分かるような分からないような……という感じなんですよね。
でも先月「あれ、もしかしてこれもそうなのかな?」みたいな唐突な気付きがありました(まさにこれがNiなのでは?)。
それはNiとNeの違いを表すひとつの例で、
可能性とかビジョンを見つけたり摑んだりする場合に、
自分はどうしたいのか、またはどうだったら心地いいのか
という点についての違いです。
2月に入ってから今後の自分のことについて考える機会があり、今まで後回しにしていたことをはっきりさせて
「行動するのか、しないのか」
「それを実現させるために何をすればよいか」
などを決めるための内省の時間があったのですが(まぁ年がら年中内省しているという話もありますがw)、これについての
がNiなんじゃないか──ということに気付いたのでした。
まず、NiもNeも
という前提があって、そのうえでの違いとして、
【Ni】内向的直観
・可能性(目標達成、夢や理想の現実化へと自分を導く「道」のようなもの)は太い道が数本あればいい、なんなら1本でもいい
・逆に「道」(=可能性)がいくつもあると意識を集中させることができず、正しい(と自分が思える)判断ができなくなる
この「いくつもあると判断できなくなる」というところがまさにNiなのだろうなと。
それに対してNeのほうは(これはあくまで推測です。自分が持っていないので)、
【Ne】外向的直観
・可能性(を見る・取り入れるということ)を狭めたくない
・というかなぜ可能性をわざわざ狭めようとするのかが分からない
・数個しかない選択肢からひとつを選ばなければならない、といった制限にモヤモヤする
という感じなのではないでしょうか。間違ってたらスミマセン。
決断が遅いことと「タイミング」の関係
改めて先月のことについて説明すると、これまでずっと後回しにしていたことをはっきりさせるために、
「まず何より、やるのかやらないのか」
「自分の願望や目標を実現させるためには、何をすればよいか」
という問題について、自分が今後進みたい方向や取るべき具体的な行動などを明確にするための
“ひとり脳内会議”
をしばらくの間やっていました(笑)。
そこで私がしていたのは、世の中に数多ある可能性を目の前にずらっと並べることではなくて、これまでずっと頭の隅っこに溜めておいた幾つかのアイデアや可能性を並べることでした。
その中から絞り込んでいき、そこに今現在の自分と世の中の状況とを照らし合わせて
それは実現化できるのか、そして成功できるのか──
といったことを検証して「これだ!」と思えるひとつを実行に移す、という結論に至ったのでした。
これについては我ながら苦笑してしまうのですが、今回開催したひとり脳内会議(笑)で最終的に自分がやることに決めたそのアイデアを最初にひらめいたのは、なんと3年も前のことなのでした(笑)。
海外のMBTI関連の動画やコメント欄で、INFJの人が「あるアイデアを思いついてから実行するまでに数年かかったw」と言っているのを何度か見たことがありますが(そしてそれに同意する多数のコメントも)、これが大袈裟でも何でもないことを今回思い知らされた感じです(笑)。
これを「決断が遅い」と言われればそれまでですが、見方を変えれば
という考え方もできるのではないかと。いや知らんけどw
というわけでこのINFJの決断の遅さ、実行に移す遅さはどうやら定説のようですが、それはSe劣等であることと、Tiによる内省・自問自答に固執するところからくるものなのかもしれません。
「思い立ったらすぐ行動」
「即断即決」
「チャンスの女神には前髪しかない」
といったようなことが「夢を実現させる人の正しいあり方」として世間ではよく言われていたりしますが、個人的にはとくに最後の
「チャンスの女神には前髪しかない」という、単にそれを言ってドヤりたいがためだけに作られたかのようなこのフレーズが本当に大っ嫌いですw
Se上位の人に言わせたら「思い立ったらすぐ行動」が正しいのかもしれないけど、そんなもん人それぞれにふさわしいタイミングっていうものがあるだろって思いますし、なんでもかんでも即断即決が正義であるかのような風潮は個人的にはあまり納得できません。
もちろん慎重すぎてチャンスを逃すことが多々あることは知っています。でも全てがそれに当てはまるわけでもないのに全てにそれを当てはめるというのもいかがなものか、と。
ましてや直感的に「でもなんか違う」「今じゃない気がする」と思って一歩引いたのであればそれがその人にとっての正しい答えなのかもしれませんし。
『インディ・ジョーンズ』シリーズなどでは即断即決で真っ先に宝のありかに飛び込んでいった奴が串刺しになったりしますからね(笑)。
さっきは半分冗談っぽく書きましたが、INFJが「Niによって本来のタイミングよりも早くそれに気付いた」のであれば、そこからTiで自問自答し、そのうえで「これだ!」と思ったタイミングで動けばいいんじゃないかと思うんですよね。
もしそれで「やっぱりあのとき行動に移していれば…」と後悔することがあっても、自分で決めた決断なのだからその結果には自分で責任が取れるはず。
でも世の中の風潮に流されて自分の内なる声に耳を貸さずに即断即決して「もっとちゃんと考えてから決めればよかった…」と後悔したときは、きっとその失敗の矛先を外側の誰かや何かに向けてしまうはずです。
これは「決断や行動から逃げるための言い訳」とは全く別のことだと思っています。
すぐに行動したほうがいいのは分かっているけど、それでも今回は見送ろうと思った場合、その理由が
・行動することに対する怖れや不安(失敗するんじゃないか、など)
・生活の変化や忙しくなったりすることからの逃げ(コンフォートゾーンから脱却するチャンスから逃げること)
・自己否定や自分に対する卑屈な感情(どうせ自分には無理、とか)
といったものであるなら、それは単なる「逃げ」でしょう。
でも直感で「今は違う」と感じたときに「今はそのタイミングじゃないから動かないけど、その時が来たら絶対に逃げないで行動する」と自分に約束できるのであれば、それはきっと正しい決断です。(ただしその自身への誓いは絶対に破ってはいけない)
「今ここで行動しない」という選択をしたけど、その後も何だかんだと理由をつけてやらない気がする──
と感じているのなら、それは「逃げ」だから、その違いには敏感になっておきたいところです。
とまぁ、こうやって難しく考えなくても、自分がINFJだと分かっている人であれば、一旦やると決めて前のめりになったときの馬力と集中力がどれほどのものなのか、本人が一番よく知っているでしょうから、そのやる気の波みたいなものが内側から湧いてくるかどうかで判断すればいいんじゃないかと思います。
私なんてやる気が湧き上がってくるときと、さっぱり湧いてこないときの落差がバカみたいに激しいので分かりやすい反面、やる気の出ないときの日常生活のポンコツさがあまりにヒドくてちょっと困ってしまうこともよくあります(笑)。
自分が「それをやらずにはいられない」状態に突入すると誰に頼まれてもいないのに他のことを全部すっ飛ばしてそれに集中して取り組むけど、どうしてもやる気になれないことに関しては徹底的に怠け者になってしまうんですよね……。
最後にちょっと関係ない話になってしまいますが、やはり海外のMBTI関連の動画のあった面白いコメントを紹介して〆ようと思います。
自分は外向型(たしかENFPだったような)だという診断結果が出たんだけど、自分では内向型(となるとINFP?)だと思っている。だってこの間、3日間も友達と会ったり連絡取ったりせずに過ごして平気だったんだから!
みたいなコメントがあって、それを読んだ時点でどういった返信コメントがついているのかは容易に想像できましたが、開いてみると案の定ツッコミの嵐(笑)。
「3日間も」だと?
お前は内向型がどういうものか、全く分かっていない
こちとら1ヶ月誰とも会わなくても全然困らないし、なんなら半年とか年単位でひとりでいても全く問題ないわけだが…
だいたいこんな感じのツッコミが入っておりました。
私はこの流れに笑かしてもらったのと同時に、少なくとも日本よりは相当オープンマインドな文化であろうと思える西洋文化圏の国々にもそんな引きこもりバンザイな内向型が大勢いることに軽い驚きを覚えたのでした(笑)。
もちろん私も誰とも会話しない日が何日続こうが一切苦にならないタイプですw
なんたってこういう結果が出たりすることもあるくらいですから。
エニアグラムに関してはその後も4w5という結果が出ることが多いので、5w4か4w5のどちらかなんでしょうけどまだ自分の中では確定できていません。つーか正直どっちでもいいと思ってます(笑)
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