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【レオス・カラックス監督作】映画『ポンヌフの恋人』②──エンディングについて、そして橋とポエムとアレックスのアレ【アレックス青春三部作】

レビュー①のほうで「アレックス青春三部作」の簡単な比較や共通点についてや、エンディングの前までの考察的なものを書きました。 こちらのレビュー②では、前2作および次作となる『ポーラX』などとは大きく異なるエンディングについて、雑誌に掲載されて...
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【レオス・カラックス監督作】映画『ポンヌフの恋人』①──過去2作との違いと終盤までの考察など【アレックス青春三部作】

レオス・カラックス監督による「アレックス青春三部作」と呼ばれる3作品のラストを飾る作品となった『ポンヌフの恋人』。91年の作品(日本での公開は92年)なので、ちょうど30年前の映画ということになります。いやいや、なんという時の流れの早さよ…...
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【12モンキーズの原点?】映画『ラ・ジュテ』──タイムリープ系の良作⑤【With The Beatles】

1962年の短編フランス映画『ラ・ジュテ』は、ほとんど全てがモノクロの静止画の繋ぎ合わせによって構成された異色の作品。テリー・ギリアム監督の1995年の映画『12モンキーズ』はこの作品にインスパイアされて作られたとのことで、多くの共通する要...
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【考察】映画『ふたりのベロニカ』──ふたりの役割、オープニングとエンディングの繋がり、そしてふたりを知る唯一の人物について【ツインレイ】

1991年公開(日本での公開は翌92年)の映画『ふたりのベロニカ』。 ポーランド出身のクシシュトフ・キェシロフスキ監督は今作のあと「トリコロール三部作」と呼ばれる3本の映画『トリコロール/青の愛』『トリコロール/白の愛』『トリコロール/赤の...
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【レオス・カラックス】映画『ポーラX』──公開から20年。④「尊き天使(みつかい)と悪しき天使、そしておわり」【さよならカテリーナさん】

第3回目に引き続き、感想編の後半となる今回は、私がイザベル原理主義者(笑)となってしまった理由と、映画の中の対極部分である「光と闇」の描写について、そして主演のふたりの悲しいその後のことなどを書いていきます。 ちなみにタイトルの「尊き天使(...
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【レオス・カラックス】映画『ポーラX』──公開から20年。③「感想、または諸々の曖昧さ」【わが心のイザベル】

原作・関連書籍も絡めて振り返っていったレビュー前半の第1回目と第2回目に引き続き、レビュー後半はイザベル原理主義者といってもいいくらいのイザベル擁護の立場で映画『ポーラX』の感想を2回にわたって語っていく感想編となります。今回は第3回目です...
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【レオス・カラックス】映画『ポーラX』──公開から20年。②原作・関連書籍も絡めて振り返る【本棚通信⑧】

レビュー第1回目はこちらです。↓ レオス・カラックス監督作『ポーラX』のレビュー第2回目は、関連書籍の中でもイザベルに焦点を当ててその人物像を振り返ってみます。 カラックス監督はイザベルという女性にどのようなイメージ像を持たせていたのか、そ...
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【レオス・カラックス】映画『ポーラX』──公開から20年。①映画と原作となった小説との関連について【本棚通信⑦】

いわゆる“アレックス三部作”の最終作『ポンヌフの恋人』から8年が過ぎ、ついにレオス・カラックス監督の新作『ポーラX』が公開されたのが1999年の秋のこと。気付けばそれから20年の月日が経ってしまいました。 個人的に相当な思い入れと思い出があ...
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【ビフォア三部作】映画『ビフォア・サンセット』──熱望していた続編が完璧だったという喜び

1995年公開の前作『恋人までの距離<ディスタンス>』(以降は『ビフォア・サンライズ』と表記します)から9年、日本での公開はそれからちょうど10年後の2005年、ついに待ちこがれていた続編『ビフォア・サンセット』が公開されたのでした。 いや...