その61「美人だね!/イケメンだね!」
¡Qué guapa!
ケ グアパ!
¡Qué guapo!
ケ グアポ!
(美人だね!/イケメンだね!)
前回の060で取り上げた「きれいだね」というフレーズで使う「linda/lindo」(リンダ/リンド)以外の言い方がこちらの
「guapa」(グアパ)←相手が女性の場合
「guapo」(グアポ)←相手が男性の場合
です。むしろこっちのほうがよく使われているのかもしれません。
海外(ラテンの国など、カーチャン以外はとりあえず声かけとこ的な気質の男が多そうなところw)では、若い女性が街を歩いているとその辺の男がヒューヒュー口笛を吹いてきたり「よっ、べっぴんさん!」みたいに声をかけてくる、という話を聞いたことがありますが、このときに使われるのがこの
¡Guapa!
グアパ!
です。以前受けていたオンラインレッスンの先生が奇麗な方だったんですが、その先生もしょっちゅう口笛吹かれたり声かけられると話していました。
昭和の日本人男性の立場からすると、そうやって見境なく声をかける男の神経というものはなかなか理解できませんが(笑)、かなりウザく感じることはあっても、やっぱり女としてはいつでもそうやって奇麗だね!って言われたい──という気持ちは分からないことはないです。
また男に対して「イケメンだね」「いい男だね」と言う場合にも使えるので便利な言葉だと思います。
以前どこかの民放のBSで放送されていた紀行モノの番組で、スペインのアンダルシア地方かカスティーリャ地方あたりの映像のバックに、乾いた土地をイメージさせるような「それっぽい音楽」が流れていたのですが、その一見インストの曲と思われたBGMに、音量低めで
Guapaaaaa~~~~~
¿Tienes noviooooo~~~?
(グアパァァァ~~~~~、ティエネス ノビオォォォ~~~~~?)
訳:「べっぴんさぁぁぁ~~~ん 彼氏いんのぉぉぉ~~~?」
という男の声が延々リピートされているのを聴いたことがありました。真面目な番組・映像とのギャップに、かなり笑えたのを覚えています。
BGMを担当した人はおそらくあのシュールさとゲスさが解らなかったんだろうと思います(笑)。
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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