その6 「調子はどう?」
¿Cómo estás?
コモ エスタス?
(調子はどう?)
アクセント記号が2箇所についていますので「コ」と「タ」の2箇所を強調して言います。軽くアクセントをつける程度で大丈夫ですので、怒鳴り声かよってレベルまで声を張る必要はもちろんありません(笑)。
英語ではどちらの場合も「you」で統一されていますが、スペイン語には、親しい関係や対等な関係の人(「きみ/〜君」で呼ぶような相手=2人称)と、目上の人だったりビジネスの場など、丁寧な話し方をするべき相手(「あなた/〜様」で呼ぶような相手=3人称)とでは使う言葉が違ってきます。ここでは詳しく書きませんが、今回の「¿Cómo estás?」(コモ エスタス?)は2人称の相手に使うフレーズです。
3人称の「あなた」で呼ぶ相手に対して「調子はいかがですか?/お元気ですか?」という場合は「¿Cómo está usted?」(コモ エスタ ウステッ?)と言います。そう、コモエスタ八重樫さんのコモエスタです(笑)。「¿Cómo está?」だけでももちろんOKですが、丁寧に言うので、「あなたは」という意味の「usted」(ウステッ)を省略せずに入れたほうが良いと思います。
なお前回の「¿Qué tal?」(元気?)は主に2人称、親しい・対等な相手に使うフレーズで、相手が3人称の場合は「¿Qué tal está usted?」(ケ タル エスタ ウステッ?)となるようですが、あまり聞いたことがないので、3人称の相手には「¿Qué tal?」は使わずに「¿Cómo está usted?」が無難なのではと思います。
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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