三崎町三丁目通信

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こんな邦題だし作品自体も微妙なんだけど、ひとつだけものすごく魅かれるものがあった映画。─『妹の誘惑』(2011年/伊)

投稿日:2017年9月23日

 

 こちらの『妹の誘惑』は2014年くらいだったかにスカパーの洋画チャンネル(イマジカだったような)で夜中にやってたのを見ました。一般的なサラリーマンと比べて生活時間が3~4時間後ろにずれてるもので、仕事が終わって寝る前の自由な時間が夜中の12時とか1時以降になり、テレビを見るのもだいたいその時間帯なので夜中のちょっと艶っぽい映画をしぶしぶ見ているんです。

 予告編がYouTubeにあるようなので興味のある方はこちらをどうぞ。

 

 

 

 ものすごく簡単にストーリーを説明すると、30代の独身男メテの家に突然ほとんど会ったことがない異母妹ベリンダが転がり込んできて……。といった感じです。これほど端折ったあらすじもそうないんじゃないかと思いますが基本これで事足りると思います。なぜなら(まぁ自分の場合は毎回ですが)映画の内容自体について書くわけではないからです(笑)。

 映画自体は決していい加減なものじゃないし、Wikipediaによると「ロマンティック・コメディ」とのことなので軽い部分はあるものの、そこそこちゃんとまとまっていたと思います。とりあえず舞台となるローマの街がとても綺麗に描かれていて「もしかして街の宣伝のため行政から金が出てる映画だったりして」なんてことも考えました。よくNHKでやってる地方が舞台のドラマみたいな。

 あと「夜のローマの伝説の美女(なんか軽いなぁw)」、でも本当はすごい面倒くさい女として出てくるのがアーシア・アルジェントという女優。こちら『トリプルX』や『王妃マルゴ』ソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』などにも出演しているそうなんですが(えっと、すいません…)、何が有名かってあのイタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェントの娘さんだったんですね。ダリオ・アルジェントといえば『サスペリア』や『フェノミナ』(これは10代のときにはすっかりトラウマ映画でしたが大人になって改めて見てみたらすごい面白くて今では好きな作品です)、そしてジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』の日本劇場公開版の監修としてお馴染みの監督です。『ゾンビ』のいわゆる「ダリオ・アルジェント版」は音楽がこの人らしい、何ていうか神経にくるような怖い音で「ディレクターズ・カット版」との差が大きくて興味深いです。ラストのへっぽこBGMこそがロメロ監督の表現したかった、ショッピングモールに夏の虫のように吸い寄せられて無目的にウロウロする現代アメリカ人の滑稽さでもあったんでしょうかね。

 「妹」役の女優さんも可愛くて期待されてる人みたいですね。モニカ・ベルッチの後継者的な?よく分からないですけど。。あとこういう映画に欠かせない軽薄な男wとして出てくるメテの友人、最後に伝説の美女がらみのアクシデントでマンションのテラスに閉じ込められてしまい、その下を車で通ったメテ&ベリンダ一家に助けを求めるシーンがあるんですが「お前最後笑ろてるやん…」とツッコミを入れたくなるようなユルい演技だったりして何だかなーと思ってしまったりもしたんですが、そんなのはどうでもいいくらいに2014年当時の自分は強く魅かれたものがあったのです。

 メテ役の俳優さんはアンドレア・ボスカというらしいのですが。

 

 この人、めちゃめちゃ格好よくないですか?

 

 当時思わず公式サイトを検索して画像も色々見てみたんですが、正直この映画以外での姿はそうでもなかったです(笑)。でもこの映画では本当に格好よくて、顔の作りはもちろん柔らかそうなヒゲの生え具合からちょうどいい筋肉の付き方(とくに僧帽筋)、黒スーツの似合いっぷり、カットソー姿の首から肩にかけてのライン(つまり僧帽筋)などなど、もし自分が女でかつてのイタリアブームに乗って「やっぱ男はイタリア人よね♥」みたいなふわっとしたことを言う人間になってたら間違いなく惚れてたんじゃないかと思います。…と言いたいところですが、女から見たイイ男と男から見たイイ男は違うようなので何とも。。

 しつこく僧帽筋という単語を出しましたが、日本人は首から肩にかけて自然ななで肩になっている人よりも、自分がまさにそうなんですが首から肩への角度が直角に近いタイプの人のほうがたぶん多いんですよね。そういう体型だと肩が張ってるというか、いわゆる“いかり肩”なので相当筋肉をつけるなどしないと服が格好よく着こなせなかったりします。

 スーツにワイシャツ&ネクタイのスタイルならば、サイズがちゃんと合っていればネクタイの効果でワイシャツの襟がしっかり立ち、ジャケットの襟がシャツの襟の下に張り付いてそこから肩まで綺麗なラインが自分のようないかり肩体型でも出るんですが、例えばジャケットに丸首のカットソーやTシャツなんかを合わせた場合、首から肩へのラインにジャケットがついて来られずに、首の根元に変な隙間が出来てしまって似合わなくなってしまうんですよね…首と肩の境界線もはっきりしてる分、肩幅も狭く見えるし……。。極端に分かりやすいところで例えると『キャプテン・アメリカ』の改造前のスティーブ・ロジャースのあの体型、あの首から肩にかけてのラインがそんな感じです。

 というわけで今回はイタリアのイケメンとゾンビと僧帽筋の話でした。

 最後にこの映画のエンディングで流れる歌がこちらなんですが、これを見る前にも何度か耳にしたことがあるのとスペイン語のバージョンもあったりすることから向こうでは有名な曲なんですよねたぶん。

 

 

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三崎町三丁目通信主筆・K

ブレラン2049っぽいのか007っぽいのかわかりませんが1文字にしてみました。三崎町三丁目通信の主筆(一人しかいませんがw)をしておりますKでございます。本業はフリーランスのグラフィック&エディトリアルデザイナー。びっくりするくらい将棋が弱いです。

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