ケース4:友人(おそらくはENTP、かなり健全なESTPという可能性も)
糖質過多が及ぼす悪影響について、逆方向の例というのもあります。
この人はあるスポーツを通じて知り合った私より1歳下の友人なのですが、彼は見た目はだいぶ分かりやすく太っているものの動きが機敏で、妙に健康そうなところが特徴です。
酒も好きで飲むときはそこそこしっかり飲むし、揚げ物や炭水化物も好きで普通によく食べるという、体型に見合った食生活をしているようにみえるタイプなんです。
まだ私たちが30代だった頃、所属していたチームの試合で地方へ行ったことがありました。男4人で車に乗っていて私たち2人が後部座席だったんですが、その彼が途中で大きないびきをかいて寝始めたんです。ちなみに言うとその車内で彼が一番年下だったのですが全く遠慮することなく寝てしまうところと、それに対して誰もイラっとしたりしないところが彼の長所であり人徳なのかなと思っています(笑)。
そしたらそれがまた生まれて初めて聞くようなすごいいびきで、いわゆる睡眠時無呼吸症候群の人がするようないびきだったんです。
車内の残りの3人は途中何度も「この人死なないよな…」と思ったものです(笑)。ンゴンゴ言ってたと思ったら突然ンゴッ!!……ゴッ………シーン。。。みたいな感じで呼吸が止まっちゃったような感じになる…とでも言いましょうかw
いびきは気になりましたが、幸いこの彼は今もいたって元気です。
明らかに太っているのに、その辺の同世代よりも若く健康そうに見える理由として考えられるのは、
・仕事的には出張が多くあちこち動き回る職業らしいので毎日よく歩くこと
・もともと楽天的な性格(間違いなく外向型で全く人見知りせず、ストレスもあまり溜めないタイプ)
・甘いものが苦手
といったことが挙げられます。どれも重要な要素ですが、最後の「甘いものが苦手」というのが最大の理由ではないかと私は考えています。ちなみに酒もビールやハイボール、焼酎などが好きで梅酒や日本酒などはあまり飲まないもよう。
楽天的な性格は元々持っていたものかもしれませんが、短気でもなく、飲んで酔っぱらっても愉快になるタイプでストレスやイライラを持ち越さないという精神面での安定感は子どもの頃から砂糖をあまり摂らない生活をしてきたのが要因なのではないかと…。たぶん彼の場合は料理の中で味付けに使われる砂糖だとか、あとは米や麺類などの炭水化物でしか糖分を身体に入れてないんじゃないかと思います。ジュースも好きではないんでしょうし。
こうやって自分を含めた4人のおっさん達のデータを見てみると、現代社会では(一般的な範疇で)どのような生活を送っていてもある程度は不健康な食生活や生活習慣になってしまうのは仕方がないとしても、
というものが見えてきます。それは何かというと、砂糖の過剰摂取。とくに気をつけなければならないのはジュースや砂糖入りの缶コーヒーといった飲み物です。
お菓子やパン、ケーキなどももちろん危険だとは思いますが、意外とそこまで大量には食べませんし(まぁ人によるんでしょうけど)、「食べる」という行為は「飲む」よりも時間や場所などのセッティングが必要な行為なので回数としては当然少なくなります。
しかし「飲む」となると、起きている時間のうち、仕事中でも移動中でも食事中でもプライベートな時間の中でも、どこでも行える行為です。それだけ身体に取り込む機会が多いのが「飲み物」なわけですが、砂糖がたっぷり入っているという自覚もないまま常飲していった場合、待っているのは糖尿病をはじめとした成人病です。たぶん若い方は糖尿病を甘くみている(糖尿だけに…いや何でもないです)人が多数かと思いますが、実際には大変恐ろしくてやっかいな病気ですし、ケース3の知人の例を見ても分かるように他の重篤な病気を併発するリスクも非常に高い病気です。
まず真っ先に減らすべきは「ジュースや缶コーヒーなどの加糖飲料」。これは絶対です。その次に食品としての砂糖やグルテン、添加物、最後に油、といった感じでしょうか。
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