その69 「元気だしてね!」
¡Ánimo!
アニモ!
(元気だしてね!/しっかりね!)
今回の「¡Ánimo!」(アニモ!)は、教材では
「元気だして!」
「頑張って!」
というふうに訳されていることが多いのですが、
この場合の「頑張る」は“努力して頑張る”というニュアンスではなくて「気持ちが落ち込んでいる/凹んでいるようなとき」に「頑張って!」と激励するときに使うフレーズです。
命令形の「¡Ánimate!」(アニマテ!)を使う場合も多いのかもしれませんが、こちらは
「しっかりしろよな!」
「元気だせよ!」
といった感じで、背中をバーン!と叩きながら激励するような、体育会系なノリに近いのかもしれません(※あくまで個人の感想です)。
コロナウイルスのパンデミックでスペイン(をはじめとする世界中)が本当に大変な事態となっている今、心身ともに疲弊して落ち込んでいる相手にかける言葉としては、今回の「¡Ánimo!」(アニモ!)のほうがいいのではないかと思い、こちらを取り上げました。
「元気だしてね、○○!」みたいな感じで「¡Ánimo!」のあとに相手の名前を続けるのがよいかと思います。
【コロナウイルスのパンデミックが早く終息しますように!】かんたん! スペイン語の基本会話 No.066
...
【(病気・怪我などが)早く良くなりますように!】かんたん! スペイン語の基本会話 No.067
...
【お大事に/早く良くなってね】かんたん! スペイン語の基本会話 No.068
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表記について
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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