その16 「(君は)どこの出身?」
¿De dónde eres?
デ ドンデ エレス?
((君は)どこの出身?)
前回は、自分から「私は日本人です」と自己紹介しましたが、相手が何人か、どこの出身かを知りたい場合にはこのように言います。これもカタカナ読みで大丈夫です。自分の場合は「エ」にややアクセントを置いて全体にフラットな感じで言ってしまう癖がついてしまっています。。まぁそんなに使う機会もないのでいいんですが(笑)。
前回の「おまけ」が少し長くなってしまったので、前回のフレーズの補足をこちらで……
中南米に行ったことのある人からよく聞かされることですが、向こうではアジア人=中国人という認識の人が多いようで、差別的な意味で言ってくる場合も含めて
「Chino」(チーノ)=中国人
と言われることが本当に多いみたいです。そういったときに
「いいえ、私は日本人です」と返したい場合に
「No, soy Japonés.」と言います。
「¿De dónde eres?」の「De」は「〜の」「〜出身の」「〜から」「〜製の」など、たくさんの意味で使われる前置詞で、前置詞は他にも色々ありますが、この「de」は“キング・オブ・前置詞”と呼んでもいいくらいに使用頻度の高い前置詞です。
とはいえ、私は以前オンラインスクールの先生に「日本人はどうしてなんでもかんでも“de”を付けたがるの?」と聞かれたことがあるので、単に使いすぎてるだけなのかもしれません(笑)。でも言われてみると思い当たるフシがあるのも事実……
「dónde」は「どこ」「どこに」「どこで」といった意味で、英語の「where」にあたります。ただし関係代名詞などで使うのはアクセント記号のない「donde」で、この2つは意味が違います。
そして「eres」は前回の「soy」と同じ動詞(英語でいうbe動詞の)「ser」の2人称です。
次回は「¿De dónde eres?」(出身はどこ?)と聞かれたときの「日本出身です」というフレーズを紹介します。
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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