その7 「私は元気です。ありがとう」
Estoy bien, gracias.
エストイ ビエン、グラシァス
(私は元気です。ありがとう)
単語数が増えてきましたが、丸暗記でOKです。もし覚えられなかったら「(私は)〜です」の意味である「estoy」を省いて
「bien, gracias.」
だけでも全く問題ありません。
「元気ですか?」という気遣いに対しての返事ですので、「元気です」のあとに「ありがとう」がセットで入ります。コミュニケーションの基本ですね(笑)。
ここで出てくる
「bien」(ビエン)=良い/英語のgood
「gracias」(グラシァス)=ありがとう/英語のthank you
の2つ、とくに「gracias」(グラシァス)は絶対覚えましょう。…というか知っている方がほとんどかもしれませんね。。英語を話すスペイン語圏の人に、「ありがとう」を「グラシァス!」と、スペイン語で言ってみるだけでも相手にとっては嬉しいことだと思います。「ありがとう」の言葉の価値は世界共通ですからね。
繰り返しになりますが「estoy」(エストイ)は、「(私は)~です」という意味の言葉で、英語の「am」にあたります。
あれっ、(私は)の部分はどこいったの?
と思いますよね。主語がないじゃないか、と。
英語であれば「I am~」となり、「I」を省略することはありませんが、スペイン語ではしばしば省略されます。
英語だとbe動詞の場合には、「私は~です」「君は~です」「彼は/彼女は~です」の違いが明確ですが、他の動詞は3人称で「s」がつく以外は同じ形をとりますよね。助動詞have hasなどの違いはありますが、過去形では一緒になったりしますし、動詞の過去形・過去分詞ともに種類は多くないです。
ですがスペイン語は「全ての動詞が人称/単数・複数で変化し、しかも英語よりずっと多くの時制があり、その全てでさらに変化します。そのうえ「直接法」と「接続法」という違いもあって、動詞の活用だけでとんでもない数になるので、動詞の活用専門の本が売られているくらいです。
そういった理由で、英語よりも明確に「動詞で主語が何か判断できる」ので、このように省略されることが多いようです。
もちろんちゃんと勉強しようという人でなければ、そんなところまで覚える必要はありません(笑)。
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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