先日、国産のVPNサービスである『MillenVPN』を導入しまして、さっそく海外の放送局のサイトで各種スポーツのライブ中継やドキュメンタリーなどを見まくっています。
フリーWi-Fiに接続するときのセキュリティ対策として必須のVPNですが、MillenVPNは2年プランなら月額396円、1年プランでも月額594円(それぞれ税込)で、ともに10個のデバイスに使えて大変お得です。
詳しくはこちらの記事でどうぞ。
なお前記事を読むのが面倒くさいという方は、こちらの短い動画がおすすめです。
そんなMillenVPNを使うことで、セキュリティ対策としての目的以外にも「海外のテレビ局が配信しているスポーツの試合やドラマ、ドキュメンタリーなどを日本から合法的に見る」ということもできます。
これを書いている7月中旬現在、欧州サッカーはシーズンオフなのでリーガやブンデスなどの試合が放送しているのかは不明ですが、U21やU19の国際大会の試合を見ることができ、私はU21のスペイン対イングランド戦をスペインの国営放送tveのサイトで見ていました。
また先日はビーチサッカーの大会も放送されていて、男女交互に試合が行われていたのですがフットサルとはまた全然違う戦術と試合展開でなかなか面白かったです。
最初に女子の試合を見ていて「やっぱりスペインだから女子もけっこううまいな~」なんて思っていたんですが、次の男子の試合ではフィールド内のいたるところでセパタクローのようにオーバーヘッドキックを連発していて、男女のレベルの違いに唸らされました。やっぱり砂の上だとまともに強いボールが蹴れないから一度浮かしてシュートなりパスなりをする、というのが新鮮でした。
観客がスカスカだったのはちょっとアレでしたが試合自体は面白かったです(笑)
サッカー以外にも、ドイツで行われていた各種スポーツの国内選手権大会(日本でいう国体みたいなものかも?)も配信されていて、陸上競技や柔道、体操など様々な競技が見れて面白かったですし、ちょうどこれを書いていた日にもフィンランドで行われているU23のヨーロッパ陸上競技選手権がスペインのtveでライブ中継されていたりしました。陸上といえば来月にハンガリーのブダペストで世界陸上が開催されることもあってちょっと楽しみにしていたのですが、雨により開始が遅れてしまい、残念ながら生中継ではちょっとしか見られませんでした(夜中だったので)。
ちなみにVPNを導入していなくても海外の放送局のライブニュースなどはサイトでそのまま見ることができますし、YouTubeでもライブ配信されていたりします。ですがこういったスポーツの試合やドキュメンタリー、ドラマや映画といったコンテンツは基本的に見ることができません。日本で例えると、NHK-BS1のニュース番組を海外から見ることができるけど(実際どうなのか確認していないのであくまで例えの話です)、Jリーグ中継や『世界ふれあい街歩き』や『プレミアムシネマ』などは見ることができない、という感じです。
サッカーの女子W杯大会も見れる
先日ようやくサッカー女子W杯の日本戦をNHKが放送することが決まり、優勝経験国が自国の試合を放送しないという最悪の結果は免れたようですが、開幕まで約一週間というこのタイミングはさすがに酷いものがありますね。
私が主に見ているのがスペインとドイツの放送局なので他の国の状況は分からないのですが、ドイツではARDとZDFで全試合テレビまたはネットでのストリーミング配信で見ることが出来るようです。
テレビのほうは分かりませんが、予選のストリーミング配信は次のようなスケジュールとなっているようです。ここまできっちり放送してくれるのはすごいですね。
実際にVPN経由で日本からどこまで視聴可能なのかは大会が始まってから検証してみたいと思いますが、まぁ大丈夫なんじゃないかなと。
開催国のひとつであるオーストラリアのABCなどのサイトも見てみたのですが、ネットで見れるのかどうかをサイトで確認することは出来ませんでした。出来るのかもしれませんが、いかんせんサイトの導線がよく分からなくて、その点ではドイツのARDのほうがはるかに分かりやすかったです。
またイギリスのBBCやSKYスポーツをはじめ、ポーランドやスウェーデンなど他の国のサイトもちらっと見てみたりしたのですが、視聴するためにアカウントを作ってログインする必要があるところも結構あって、その辺はまだ試していません。あとでやってみるかもしれませんが、問題なくアカウントを作って無料で視聴できるのであればさらに面白いことになりそうです。
まぁ私の場合はそこまでやらなくてもサッカーについてはリーガやブンデスの長めのダイジェスト動画が見られるだけでも十分なのですが。(毎週何試合も見る気力がないので)
以前にtveでリーガだったか国王杯だったかのストリーミングをやっていたのを見つけたことがあるのですが、その時は当然見ることは出来ませんでした。VPNを導入してスペインのサーバー経由にするだけで見れるのであれば、毎節必ず数試合見ているというコアなサッカーファン以外はわざわざ配信サービスのサブスクにお金を払わなくても、月額がワンコイン以下のVPNを入れるだけで十分なのかもしれませんね。(もちろん毎回見たいカードの試合が見られるわけではありませんし、毎週中継があるのかどうかも定かではないので)
そもそもVPNはフリーWi-Fiをはじめとしたネットワークに繋ぐ際のセキュリティ対策として導入するもので、海外の配信動画を日本から視聴したり、逆に海外に行ったときに日本で契約している配信サービス(ネトフリやアマプラ、TVerなど)をいつも通りに視聴するというのは副次的産物なのかもしれません。
私は出先でVPNを使わずにフリーWi-Fiに繋ぐのは危険すぎるのでやっていなかったのですが、スマホのギガ消費がハンパないことになったためにVPNを入れることにしました。これも前記事で説明していますが、以前は無料のVPNを設定していたのですが、途中から全然サーバに繋がらなくなってしまって絵に描いた餅状態だったんですね。
ドラマや映画、ドキュメンタリー番組も
ここまで主にスポーツ中継について書いてきましたが、連続ドラマや映画、ドキュメンタリーなども同様に見ることができます。
パソコンで視聴している場合は、字幕付きの動画はChromeで日本語に翻訳する設定にすれば意外とタイムラグもなく表示してくれますので内容も大体分かります。いやー、便利な世の中になったものです。
スマホやタブレットだと字幕がどうなるのか分かりませんが、とりあえずパソコンで視聴する人はこれで問題ないのではないかと。まぁものすごい長い台詞を一気に捲し立てるような場面だと字幕が追いつかないのかもしれませんが、そこまで万能を求めなければ楽しめるはずです。
またその国の言語がある程度話せる方や勉強中の方などは、字幕を翻訳させずにそのままの言語で表示させれば良い勉強にもなるのではないでしょうか。
私はまだネットでの配信に現在のような接続国の規制がなかった頃(もしくは今より緩かった頃)にtveで放送されていたサッカーをテーマにしたコメディドラマをよく見ていました。たしか2000年代後半だったと思うのですが、中田ヒデのような風貌の韓国人俳優(もちろんスペイン語ペラペラ)がチームの助っ人外国人的立ち位置で出ていて、ドラマの中ではアジア人の割には扱いが良かったので珍しいなと思って見ていたのを覚えています。裏事情などは全く分かりませんが、日本と違って韓国は海外で自国と自国民のイメージアップのための働きかけが盛んらしいのでその結果の賜物なのかもしれませんね。まぁそれについては本記事の内容から外れるのでこれ以上は触れませんが。
ちなみに彼はその後、中村俊輔がエスパニュールで結果を出せなかった頃に日本人選手をネタにした小芝居みたいなのに使われていたりしたのでその動画を見たことがある人はいるかもしれません。
昔はこのように海外のドラマも放送局のサイトでわりと普通に見られたりしたものですが、今ではほとんど見ることが出来ないようになっているようです。
ですがVPNを使うことでその国のサーバに接続することで視聴することが可能となりますので、今まで諦めていた方や、そもそも外国の国営放送局の番組を公式サイト経由で見るという考えすらなかった方にとっては、新しい体験となるのではないかと思います。
あ、あと余談ですが海外のサーバに接続した状態でYouTubeを見ると、広告がその国のCMになるのでそれも地味に面白かったりします(笑)。
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