映画『シェイプ・オブ・ウォーター』(ややネタバレ)

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“不思議ないきもの”の筋肉美

 

 また筋肉の話かw といった感じですが、捕らえられている“不思議ないきもの”は、エラや手足のヒレなど『大アマゾンの半魚人』を彷彿をさせますが(個人的には「オマージュ」という表現は最近ちょっとお腹いっぱいです)、そんなことより気になったのはそのフォルムというか、筋肉の美しさです。首から背中にかけての僧帽筋(またかよ)と広背筋の広がり、腿とふくらはぎの張りとのコントラストが際立つ間接部の締まり具合、そしてぷりっとしたお尻(笑)…造形として完璧じゃないですか!

 観る前までは『パンズ・ラビリンス』の“あっちの世界”のキャラクターや『パシフィック・リム』のKAIJUの造形で来られるとやっぱり「うっ」となっちゃうのかなぁと思っていたのですが、予想よりかなりソフトで全然いける姿で安心しました。

 『パンズ・ラビリンス』を見たときは「これをちょっとグロいと思ってしまう自分は子どもの心をなくした大人なんだろうなぁ……小さい頃は平気で虫を捕まえたりできたのに今じゃすっかりダメな大人になっちゃってんだろうなぁ…」なんて自分自身に嘆いてみたりもしたのですが(笑)、今回この『シェイプ~』の、ポスターにもある水中の場面やパンフの表紙を見て純粋に「おぉ、美しい…そしてなんてロマンティックなんだろうか…」と思えた自分はまだ大丈夫なのかもしれません。たぶん。

 あとパンフといえば、ちょっと面白いことが書いてありました。(というかパンフは全体的に面白い)

 

 

僕は「美女と野獣」が好きじゃないんだ。「人は外見じゃない」というテーマなのに、なんでヒロインは美しい処女なんだ? なんで野獣がハンサムな王子様になるんだ?

 

 というくだり、ド正論すぎて笑えました。この様子じゃオスカー監督となってもディズニー帝国に取り込まれることはなさそうですね。まぁ分かりませんけど(笑)。

 

 

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