そしてピンポイント診断の最後となる、INFJかINFPかのテストの結果がこちら。
自分の中では、もう「完全に」と言っていいほどINFPとは違う性格タイプだと自認しているのですが、意外(?)にもきわどい結果となりました。つーかやっぱり質問に問題がありますよねぇ。いやそれは選べねーよっていう項目が多いですし、そもそも質問が抽象的というか分かりづらかったりして、これでは正確な結果が出るとは思えないというか…。
それぞれが持っている心理機能とその順番から各性格タイプの違いや特徴を見ていくと、自分は間違いなくJ型であってP型ではないことははっきり自覚できているので、その1点だけをとってもINFPということはありえないと思っています。正直なところP型だったらよかったのにと思っていたりもするのですが、それでも自分は明らかにJ型なんだからまぁしょうがない、といった感じです。
突然の変更を嫌う
アドリブが苦手
シングルタスク
ある程度でもいいから予定を立てておかないと不安になる
といったところなど、J型の神経質っぽい特徴よりはP型の臨機応変に対応できる大らかさが眩しく見えるんですよね(笑)。
P型とJ型の違いとして、拡張していくNeと収束していくNiの違いだけで見分けられれば簡単なのでしょうけど、ESTP、ESFP、ISTP、ISFP(16パーソナリティのサイトで言うところの「探検家」タイプ)は代替・劣等(つまり第三・第四)ではあるものの持っているのはNiなんですよね。では一体何が彼らをP型たらしめるのか?
それは優勢・補助(第一・第二)にSeを持っていることによるものと考えられそうです。
現状認識能力に優れ、臨機応変に対応できるということは「感覚」という認知機能としては拡張であり、もうひとつの認知機能である「直観」のNeと同様です。そりゃどっちも「外向的機能」なんだから当たり前だろ、って話ではありますが。
拡張するということは“広がり”ですから、変化を受け入れることが自然に出来るのでしょう。反対に収束ということは“絞り”ですから、対応できる物事が限定的になってしまいます。自信を持って対応できること、安心して対応できることは「前持って準備していたこと(気持ち的な面も含めて)」「既に経験があること」などに限られるので臨機応変な対応、予期していない出来事への対応が苦手なんでしょうね。
そういえば少し前に見た海外のとある投稿で「自動車の運転が最も下手なのはINFJ」と書かれていたのを読みましたが、言いたいことは分かります。先ほどのINTPの項目でも書いたことですが、認めたくはないけども「瞬間的判断&行動」というセットの動きが鈍いのかもしれないことは自覚がありますので……。
こんなふうに考えていくと、この世界で生きていくうえで優位に立てるのはやっぱりP型なのかなぁという気がしてきます。。
その場その場で柔軟に、そして軽やかに対応していけるような人間になりたいところではありますが、そういう頭の構造をしていないんだから無理してP型と同じことをしようとは思わずに、自分なりの成長を以て適応していけばいいんでしょうね。…っておっさんになってから言うようなことでもないんですけど(笑)。
もちろんP型の人たちの全てがそういった特徴を活かしているわけではないでしょうし、J型にはない悩みとか不器用さのようなものもあるのでしょうから、これは単なるないものねだりなのかもしれませんね。
ところで、自分がMBTIについて今ほどは情報を得ていなかった頃に、INFJなのかINFPなのかを見極める目安として
・J型なのかP型なのか
・自分が使っているのがFeなのかFiなのか
に注目すると判断しやすいのでは、というような内容の記事を書きました。読み直してないけどたぶん書きました(笑)。
J型というのは、上位機能に内向型の認知機能(直観もしくは感覚)を持っているタイプをいいます。
つまり主機能か補助機能にNiかSiを持っているタイプで、ENTJ、ENFJ、ESTJ、ESFJ、INTJ、INFJ、ISTJ、ISFJがそれにあたります。
P型は逆に、上位機能に外向型の認知機能であるNeかSeを持っているタイプで、ENTP、ENFP、ESTP、ESFP、INTP、INFP、ISTP、ISFPがそれにあたります。
こうして並べてみると、J型はどことなく過敏というか、細かいことを気にしそうな人という印象があるように感じます。自分もその中に属するのでそういう印象を持たれるのはすごく嫌なのですが、やっぱりこうやってP型と分けてみると認めないわけにはいかないというか…。
P型にはそういった印象をあまり感じないですよね。その代わりに無理矢理にでもネガティブな言葉を当てはめてみるとするならば「曖昧」とか「散漫」といった感じでしょうか。でもISTPだけその言葉が全然はまらないところが興味深いのですが。あの硬質さというか頑なさみたいなのは何なのかと(笑)。
何度も同じことを書いてしまって恐縮ですが、情報の受け取り方がJは収束型でPは拡張型なんですよね。シングルタスクかマルチタスクかという視点でも判断できるのではないかと。私はもう完全にシングルタスクです。
FeなのかFiなのかという話についても今まで何度か書いてきましたが、最近ENFPの方から聞いた話がまさにFiとFeの考え方の違いを表していて面白かったです。
私たちFe上位タイプは、その場にいる人たちみんなが(というかその「場」が)平穏な状態であることを望み、そこに不協和音が生じることをすごく嫌います。そのような場に身を置くといたたまれなくなってしまい、自分がその不協和音の原因ではないにも関わらず「何とかしなくては」とアワアワしてしまうことも…。そのため割と平気で人に対して「白い嘘」をつくことができますし、自分自身の気持ちに対しても嘘をついたりします(本当は嫌なのにそれを伝えない、など)。
Fe上位タイプとは、ENFJ、ESFJ、INFJ、ISFJの4つ。
それに対してFi上位タイプ(状況によってはTi上位でFe下位の人も含まれるかも?)は、見せかけの優しさとか親切といったものが良い結果をもたらすとは考えないようです。Fe上位タイプは相手の悲しむ顔を見たくないがために本心とは異なる態度を取ったり、少し盛ってでも相手を褒めて元気づけようとする傾向がありますが、Fi上位タイプは「それは本当の意味で相手のためにはならない」と考えるようなんですね。
また、相手が本当は何を求めているのか全く理解していないくせに、よかれと思って余計なことをする人を見ると腹が立つみたいです。でもってそういう何も分かっていない人に限って
「ホラ、私って気が利くでしょ?空気読めるでしょ?いいことしてるでしょ?ね?」
みたいな態度でそれをやるから尚更ムカつくらしいです(笑)。
こうやって書き出してみるとFiの方々の考え方が正解であるように感じられますが、でもきっと世の中にはFe的なアプローチの優しさも必要なのだろう、とも思っています。というか当たり前の話ではありますが、そういった分母の大きい分け方ではなくて個人レベルで分けるべきなのでしょうね。
comment