その81 「彼はとても働き者です/努力家です」
Él es muy trabajador.
エル エス ムイ トラバハドール
(彼はとても働き者です/努力家です)
「trabajador」(トラバハドール)は、名詞として使う場合は
「働く者」=「労働者」
となりますが、形容詞として使われるときは「働き者な」「勤勉な」「努力家な」という意味になります。
ここでは簡単なフレーズにしていますが、文法的には
Él es un hombre muy trabajador.
エル エス ウン オンブレ ムイ トラバハドール
(彼は勤勉な男性です)
という具合に「○○な人」と、その形容詞の対象を文に入れます。が、入れなくても意味は通じるのでここでは省いています。実際の会話でも全てを文法に沿って正確に話されてはいないのは、日本語でも外国語でも同じなのではないでしょうか。
なおここでも前回の「おまけ」で説明したように「ウン オンブレ」というところはひとつに繋げて「ウノンブレ」としたほうが自然です。というかイメージ的には「ウ」のあとの「ン」の存在を半分くらい消して「ウ(ン)ノンブレ」とするような感じ、とでも言いましょうか…。
若い男性だったら「un chico」(ウン チコ)になります。また大人の女性を指して「彼女はとても努力家です」とする場合は
Ella es una mujer muy trabajadora.
エジャ エス ウナ ムヘール ムイ トラバハドーラ
となり、若い女の子だったら
Ella es una chica muy trabajadora.
エジャ エス ウナ チカ ムイ トラバハドーラ
となります。
「私は働き者/努力家ではありません」と否定形で言いたい場合は(自虐と謙遜の日本人ならではですねw)
◆男性の場合
(Yo)No soy trabajador.
(ジョ)ノ ソイ トラバハドール
◆女性の場合
(Yo)No soy trabajadora.
(ジョ)ノ ソイ トラバハドーラ
となります。アタマに否定の「no」(ノ)を入れる以外は、自分が男性か女性かによって一番最後の「〜ドール」か「〜ドーラ」のどちらかにするだけです。
次回はこの「○○は働き者/努力家です」に重ねて「でも私は…」と言いたいときの
「でも私は怠け者です」
というフレーズを紹介します。とことん自虐と謙遜の日本人……(笑)
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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