何らかの使命を持って光の存在だった者が人間として初めてこの地上に生まれてきた──というのであれば、それはたしかにものすごく意味のある存在と言えるのかもしれませんが、仮に自分がそうだったとしても今の自分はこんな有様です。。。ここから変われるのでしょうか。
またそれと同時に「前世がない」ということは私をかなり落ち込ませました。
過去生がないということは、過去に誰かと深い縁を持っていたという経験もなければ、深く愛し合った相手もおらず、子供やペットなどのかけがえのない家族がいた経験もないということになります。
ツインレイと呼ばれるような存在もいない
不思議な縁で知り合った相手とは実は過去生で夫婦だった──なんていうことも起こらない
過去生で愛し合っていたのに何かの理由で一緒になれなかった人と今世で出会う──というドラマティックな出来事も当然起こらない
死んだ先の世界で、今までの過去生で繋がりのあった人と感動の再会をする──という経験をすることもない
ということになるのでしょうか。。。
寂しすぎて泣きたくなります……
ちなみに私は20代後半に会社をやめてフリーランスになって以来、ほぼずっと自宅で仕事をしている強制引きこもりなのですが、年中自分の部屋にいる生活となるため、ちょくちょく引っ越していました。もともと一人でいることが全く苦痛ではないのですが、それでも一日中ずっとおなじ空間にいてオンとオフの区別が曖昧な生活というのは息が詰まります。だから環境だけでも変えたくなるのです。
ですので引っ越した回数は結構多いのですが、同じ町内に越したことはありません。距離的に近い場所であっても最寄り駅が違うのでそれぞれ「別の街」という感覚です。途中で東京から地方(地元県)に引っ越したのでそのときはかなり大きな環境の変化となりました。
そしてどの街に住んでみても同じだったのですが、私の場合、今まで住んだどの場所でも
ここが自分のホームタウン、終の住処となる場所
という気持ちになることがありませんでした。これはもしかしたら場所の問題ではなく、生涯のパートナーとなる人と出会えていないからそう感じていたのかもしれませんが、それでも心の中では
あ、ここが自分の場所だ。きっと前世でここに住んでいたんだ
と思えるような場所をいつか見つけることができる──そう思っていました。
そして自分の場合はそれは外国なのかもしれないなー、なんて思っていたので、いつか旅行か何かでそこを訪れて感動する日がやってくるのだろうか──といったことを考えていたんです。どちらが先か同時なのかは分からないけど、前世から繋がりのある人ともいつか出会えるのかな、なんてことも密かに夢見ていました。こんな年なのに(笑)。
でも自分にはそんな場所もそんな相手も存在せず、実は誰とも繋がっておらず、どこにも思い出がない──本当に孤独な存在なのかもしれません。
これを書いている今はまだこのことを受け入れられておらず、ちょっと放心状態になっているのですが、何とか自分を納得させようと色々考えてみました。
まず、前世を持たない光の世界にいた者がこの時代に初めて人間としてやってきたということは、この世での役割のようなものがあるのだろうということは何となくわかります。人間として魂の成長を一から始めるにはこの時代は遅過ぎますから。
もちろん輪廻転生が時系列に進むとは限らないのでしょうからそこは何ともですが、どちらにせよ以前にいた場所が鑑定してくださった方の言う通りの世界であるならば、何か違う目的があると考えたほうが普通なのかなと…。
反対に、特別な目的があるというわけではなく、他の人たちが長い年月をかけて何十回と転生して魂を成長させてきたように、自分も今世をスタートとして同じことをするために生まれてきたのだとしたら、このような知識を最初の人生で与えられるとは思えません。この2000年代前後の日本に生まれ、このような情報を受け取ることが人としての最初の人生というのはちょっと腑に落ちないからです。
あと誰とも繋がっておらず、どこにも思い出の地がない──ということはこの上なく寂しいことではあるものの、別の見方をすれば
ということでもあるのでしょうか。
本当に自分に前世がないのなら、私は過去生で罪を冒したこともなく、やり残して悔いていることもない、ということになります。もちろん今世でここまでにやってきた行いの中で償わなければならないことはあるのでしょうが…。
そういう意味では、自由といえば自由なのでしょう。
ただしそのかわり、過去世で人生の喜びや幸せを味わった経験も持っていない、ということにもなるのですが。
この鑑定結果をどう捉えていいのか、今は全然分かりません。記憶喪失状態でどこかの国に手ぶらで放り出されたかのような孤独感と無力感に包まれている感じです。
一体どうすりゃいいんだろう…。というのが今の正直な気持ちです。まぁこういうふうに書き出すことで少しずつ気持ちに変化は出てくるのかもしれませんけど。。
まとまりのない独り言になってしまいましたが、以上になります。
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