香港

ENTERTAINMENT

【ウォン・カーウァイ監督作】映画『欲望の翼』②──脚のない鳥が地上に降りるとき【最後に登場する男の意味】

2回に分けて書いた『欲望の翼』のレビュー後半となる今回は、登場人物についての感想と考察の続き(ミミ、そしてタイドとサブ)と、エンディングで唐突に登場する男(トニー・レオン)の意味やマギー・チャンとトニー・レオンの演技について監督が語っている...
ENTERTAINMENT

【ウォン・カーウァイ監督作】映画『欲望の翼』①──この1分を忘れない【原題の意味と由来】

ウォン・カーウァイ監督の初期の名作『欲望の翼』が3月から配信となったので、1年以上ぶりにNetflixに再加入してレビューを書くことにしたのですが、かなり長くなってしまったので2回に分けました。 前半では映画の原題の意味と由来について監督が...
ENTERTAINMENT

映画『メイド・イン・ホンコン』──若さと恋とノーフューチャーと【フルーツ・チャン監督作】

1997年7月のイギリスから中国への返還が間近に迫った香港が舞台の映画『メイド・イン・ホンコン』は、フルーツ・チャン監督による「香港返還三部作」の第一作となる作品。 フルーツ・チャン監督の映画では、この「香港返還三部作」の後に作られた「娼婦...
ENTERTAINMENT

映画『PUSH 光と闇の能力者』【ざっくり感想版】

ずいぶん前にテレビで見た映画でしたが、Netflixにあったのでまた見てみました。 特殊能力者と悪の組織(ここにも特殊能力者がいる)が戦う物語は幾つになっても好き、という方は多いのではないかと思います。日本でも古いものだと『NIGHT HE...
ENTERTAINMENT

映画『恋する惑星』──「制服が似合うね」「私服もすてきよ」【本棚通信⑥】一部追記・修正版

香港が中国に返還される以前の1994年に公開(日本では95年公開)されたウォン・カーウァイ監督作品『恋する惑星』(原題:重慶森林/英語タイトル:CHUNGKING EXPRESS)。 日本人の父親を持つ台湾の新星・金城武と、これが映画初主演...
ENTERTAINMENT

映画『点対点』(ネタバレ&考察)──時間や場所…様々な「点」と「点」が、繋がってゆく。

先日から視聴し始めたNetflixの、「華流映画」カテゴリで探していたときに見つけたのがこちらの『点対点』(2014・香港)。 子どもの頃に海外へ移住し、また香港へ戻ってきた男、ウォン・シュー・チュン。小さいときに香港を出たからこそ、自分が...
ENTERTAINMENT

映画『花様年華』(ネタバレ&考察)──封じ込めた「秘密」とは【ウォン・カーウァイ監督作】

女は顔を伏せ 近づく機会を男に与えるが男には勇気がなく 女は去る 東京では少し前に『欲望の翼』をはじめ、いくつかのウォン・カーウァイ監督作品のリバイバル上映があったようで非常に羨ましかったのですが、某地方のこちらでは唯一『欲望の翼』デジタル...