その84 「彼女はとてもフレンドリー(な人)です」
Ella es muy amigable.
エジャ エス ムイ アミガブレ
(彼女はとてもフレンドリー(な人)です)
「フレンドリー(な人)です」と、やや回りくどい訳にしたのは、直訳すると
「彼女はとてもフレンドリーです」
となり、日本語としてそれは正しいのか? という点がちょっと気になったので
「(な人)」
を加えた、という次第です。
でも「彼女はとてもフレンドリーです」でも別におかしくないような……まぁどっちにしてもそこは重要じゃないのでどうぞお気になさらずに(笑)。
この辺のアレンジについては、その81「彼はとても働き者です/努力家です」のほうで説明していますのでそちらをご参照ください。
「彼女」ではなく「彼はとてもフレンドリー(な人)です」としたい場合は
Él es muy amigable.
エル エス ムイ アミガブレ
となります。
もしかすると他のフレーズも見ていて「あれ?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
最後の単語(形容詞)が男女の違いで変化してないけどいいの? と。
形容詞でも語尾がeのときは男女による語尾の変化はありません。語尾が「o」や「a」のときは男女によって使い分けることになります。
「男女によって」と書きましたが、あくまでも
形容詞が修飾する対象が男性名詞か女性名詞か
ということになるので、対象が人間ならばそのまま男女の違いで使い分け、物などが対象のときはその名詞が男性名詞か女性名詞かで使い分けることになります。たとえば
「このコーヒーはとても苦いです」
と言う場合、コーヒー=café(カフェ)が男性名詞であるため、
Este café es muy amargo.
エステ カフェ エス ムイ アマルゴ
となります。そして
「このオレンジはとても酸っぱいです」
と言う場合は、オレンジ=naranja(ナランハ)が女性名詞なので
Esta naranja es muy ácida.
エスタ ナランハ エス ムイ アシダ
となります。冒頭の「この」を意味する「este」(エステ)も女性名詞のときは「esta」(エスタ)となります。
男性名詞か女性名詞かの区分については、基本パターンも例外も説明するとかなり長くなるのでここでは取り上げません。私自身完璧に覚えているわけでもありませんし……
っていうか何度も書いていましが、こっちが片言のフレーズしか知らないっていう前提でのやり取りで、その程度の間違いをいちいち咎められるようなことはありませんから気にしなくていいと私は思っています(笑)。
画像の中の文字で、黄色い箇所やアクセント記号付きの文字(é、áなど)が強く発音するところです。
…が、相手への問いかけだったり文脈の流れ、強調の具合などのニュアンスによって変わってきたりしますので、必ずしもこの通りとは限りません。
さらにこのシリーズを作っていて、少しずつその辺が統一されなくなってきましたので(笑)、イントネーションの強弱ポイントにつきましてはあくまで参考程度として見ていただけると嬉しいです。
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