今年CMでよく見かけた「ポケトーク」という音声通訳機、ちょっと気になりますよね……
私はテレビは映画やNK-BS以外ほとんど見ないのでCMはYouTubeで見たのですが。
気にはなるんだけど、今までは「よし、買ってみよう!」とまでは思えませんでした。
だって本当に「使える」ものなのか怪しいし、仮に有能だったとしてもあんなものに頼るようになったら勉強しなくなりそう…と考えていたからです。
海外へ旅行する機会が多いので「ポケトーク」は気になっていた──という方や、接客の仕事で外国人とコミュニケーションを取る機会が多いので興味があった──という方は多いと思いますが、もっと内面的な願望で
外国人の友達がほしい!
(誰にも話してないけど)正直に言うと外国人の彼氏・彼女が欲しい!(笑)
と思っている人も実はかなりいるんじゃないかと…。

日本を訪れる外国人観光客は年々増加しており、さらに2020年には東京オリンピックも開催されます。留学やワーホリで日本で暮らしている外国人もかなり増えたなという印象で、外国人と知り合いになる機会はいくらでもあるはず……はず………
ですが、現実にはどうでしょう。
目にする機会が増えただけで、ご自身の生活・交友関係はこれまでと何も変わっていないのではないでしょうか?
「英語(または他の特定の言語)話せないし…」
「言葉が通じないと間が持たなくて…」
「外国人怖い…」
結局はずっとこの状態のままで、諦めてはいませんか?
もしくはある日突然何かのきっかけで重い腰を上げ(笑)、英語の勉強などを始めてみたりはするものの結局途中で尻すぼみに……なんて経験があったりしませんか?
私がそうです(笑)。
語学の勉強をするのはとても良いことだと思います。ですが私たち日本人はついつい
「恥かしくない発音が出来て、日常会話が出来るレベルになってから」
外国人に話しかけてみよう、コンタクトを取ってみよう、と考えてしまいがちです。
そして本当にたくさんの人が「日常会話が出来るくらいのスキル」を身につける前に挫折してしまいます。
本来であれば、初歩の聞き取りや会話が出来るようになった時点で実際に外国人と交流を持ち、楽しみながら語学を覚えていく──というのが理想的な学習法だと思うのですが、勤勉(笑)な私たちは
「まずは日常会話が出来るスキルを身につけてから…」
「ちゃんとした発音で話せるようになってから…」
ようやくコミュニケーションを持とうと考えます。でもそこまで続けられなかったら、結局は最初の目的を全く果たせずに終わってしまうことに。。。
「服を買いに出かけるための服がない。だから行かない」
まさにこれと同じ現象(笑)。周りの目を気にしすぎなんですよね(笑)。
「そんなこと言ったって相手の言ってる言葉がわからないし、こっちも日本語しか話せないんだから仕方ないじゃないか!!」
そんな逆ギレが聞こえてきそうです。完全に逆ギレでしかないのですが、仰ることはよーく解ります(笑)。全くもってごもっともな話です。
あれ?………ということは。。
「相手の言っていることが解る」
「自分の言いたいことが相手に伝わる」
これが出来ればいいってことですよね。
そう、それを可能にするのがこの「ポケトーク」なのです。
私は15年ほど前にスペイン語を習い始め、なんとなくダラダラと続けて簡単な日常会話なら出来るくらいにはなったのですが、ここしばらく勉強もしておらず、また話すこともしていないためかなり忘れてしまいました。
先日久しぶりにスペイン語圏の人とちょっとだけ電話で話したら、自分が全然話せなくなっていることに気付き軽く焦っている今日この頃です(笑)。
またこのブログ内でも書いていますが、1年半前に言語交換サイトで知り合ったドイツ人女性とメッセージアプリを通じて英語で会話(テキストチャット)しています。
なかなか本腰を入れて勉強する気にならないため、毎回文法やフレーズを調べてからメッセージを送っているという状況ですが、最近はドイツ語でやり取りできたらもっと色んなことを話せるんだろうな~なんて考えながらEテレの『旅するドイツ語』を録画して毎週見ています。ウンダバー。
つまりここではスペイン語の知識が役立つ場面が全くないのです(笑)。
こんな感じで、もし何か外国語を勉強していたとしても、自分が勉強している(していた)言語以外の言葉を話す外国人と知り合う機会も出てきます。何もしなければ生活は変わりませんが、何か一歩踏み出して始めてみると連鎖反応のようにいろんなことが動いて面白いことになってくるんですね。
そのほか、通っていたスペイン語のスクールの先生や、そこで知り合った方がとても顔の広い方だったのでいろんな国の人たちと交流を持つことができたりと、自分はずっと日本にいて仕事も外国とは縁がないのに、一歩踏み出して何かを始めたら状況がどんどん面白い方向へ転がっていったものでした。
で、そういう場合の多くは英語をお互いの共通言語としてやり取りすることになりますが、もし相手の母国語で会話ができたらもっと仲良くなれそうだし、もっといろんな国の人と知り合うチャンスが増えるんだろうなと思っています。
最近はネット文化もだいぶ進んで、今まであまり知られていなかった親日国のことや、日本が好きな外国人をSNSやYouTube、ブログなどでたくさん目にするようになりました。
もちろん私は何でもかんでも「ウェルカム トゥ ジャパ~ン!」というわけではありませんが、それでも良識ある親日家の方と仲良くなれたらきっと楽しいだろうなぁとは常々思っています。(まぁこれは日本人でも外国人でも一緒ですね)
ですがインターネットやスマホの普及・進化がここまで進んだ今日でも「言語の壁」がそれを阻んできました。
日本は島国で、日本語を母国語とする国は我が日本国しかありません。海という壁と、言語の壁という2つの砦によって私たちの国と文化は守られてきたわけですから、それはそれで非常に素晴らしいことだと思っています。
そのかわり、逆に外との交流を持とうとした場合にはこの「言語の壁」が文字通り大きな壁となってきたのでした。
語学力を身につけることはその壁を超える「手形」や「パスポート」のようなものであり、それを所有していなければ世界に触れることはできない、と。
ところが! この2019年になってようやく、ついにその「言語の壁」をブチ破るものが登場した、というわけです。現代版「ほんやくコンニャク」──それがこの「ポケトーク」なのです(笑)。
飲食店や店舗などで働く方がお客さんとして接する外国人とのコミュニケーションの手段として、このポケトークが威力を発揮するであろうことは間違いないでしょうから、それについてわざわざここで語るつもりはありません。
それよりも私のような中途半端に外国語を勉強して停滞しているくせに(笑)、海外の友達がほしい、そしてその人たちとの交流を通じて楽しく語学スキルを上げていきたい、と考えている人にこそこの「ポケトーク」が役に立つと思っています。今までは正直なところ
「通訳機としてはなかなか使えそうだけど、使う機会があまりないかもなぁ」
という印象だったのですが、この12月に新モデルが発売されてその考えが見事に覆されました。
「ついに来たな」
と。これは後々語り継がれるガジェットのひとつとなりそうな予感です。
でも、外国語の勉強をしている(していたことがある)方は
「でもこんなの持ってしまったら勉強しなくなるんじゃないだろうか…」
とお考えになるかもしれません。
ポケトークの詳しい性能や特徴については次の記事で説明しますが、新モデルの「ポケトークS」は、これまでのポケトークの「努力ナシに会話できる」という特徴に加えて、勉強に役立ちそうな機能がたくさん搭載されていて、むしろ以前よりやる気が起きそうな、そんな進化を遂げているのです。

私がスペイン語の勉強を始めたころはスマホなんてありませんでしたので、普通に辞書を引きながら勉強していました。スペルがはっきり分からない単語や、活用形の動詞を調べたくてもその原型が分からなくてなかなか辿り着けなかったものでした。
その後iPhoneを手にして、今まで使っていた辞書のアプリ版を購入したところ、スペルミスも正しく誘導してくれ、動詞の活用形で検索しても一発で目的の動詞が出てきました。
この辞書の違いだけでも劇的な変化で、オンラインレッスンを受けていたときも大活躍だったのですが、もしこの辞書アプリがなくて普通の辞書でレッスンを受けていたら、ひとつの単語を調べるだけで時間がかかってしまい長い時間無言が続いて相当気まずい空気になっていたと思います(笑)。
ポケトークはそんな辞書アプリを使ったときの飛躍を軽く飛び越えていきそうな可能性を持っているのです。
スマホが世に出始めてからの数年間は「ガラケーで十分」「わざわざスマホにする意味が解らない」と言っていた友人・知人が結構いました。
もちろんその人たちは今は普通にスマホを使っていて、むしろ依存しまくってないか? ってくらいに使い倒しています(笑)。そんなもんですよね。
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