三崎町三丁目通信

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【偏頭痛】目がチカチカして暗くなり、のちに激しい頭痛となる「閃輝暗点(せんきあんてん)」について【片頭痛】

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 私は10代の頃からこの偏頭痛に悩まされてきました。こういう言葉は使ってはいけませんが、ひどい時は本当に死にたくなるほどの耐え難い頭痛に襲われていましたので、その辛さはよく分かります。

 

 

 とにかく、まず言いたいことはこの偏頭痛の原因や仕組みを理解していれば、もうそれほど怖くないということです。

 

 打撲や切り傷なんかと違って、身体の内側の不調や痛みは何が原因か分からないことが多いですよね。病気に限ったことではありませんが、原因が分からないで起こる不調が痛み、苦しさは怖いものです。

 

 

 ですが「どうしてそうなるのか」「どうすれば治るのか、和らげることができるのか」「効く薬はあるのか」といったことを知っていれば、以前のような不安や怖れはなくなります。そして以前よりずっと楽にやり過ごすことができます。

 

 現に「効く薬」もあります。私も以前、眼科で「閃輝暗点」の偏頭痛に悩まされていることを伝え、薬を処方してもらいました。それについても後ほど説明します。

 

 ちなみに私はもう10年近く閃輝暗点からくる本格的な激痛は体験していません。加齢によって頭痛が出なくなる、みたいな情報も目にしますが、自分の場合は「それが何かを知ったこと」「効く薬を持っていること」が予防と症状の緩和に繋がっているのだと思っています。

 

 

 

閃輝暗点の症状

 

第一段階

目がチカチカして、△の形がキラキラと渦巻きのような輪郭に沿った状態で視界の中に現れます。何度も経験している人であれば、これが出たときの絶望感はハンパないですよね。

 

 第二段階

視界が暗くなる。そして視界の結構な範囲が暗く見えなくなる。これは比較的短時間ですが、この段階にいるときは車の運転はもちろん、仕事もほとんど出来なくなります。

 

 第三段階

視界が元に戻る。ここが「台風の目」のような状態で、一時だけの安息といった感じです。

 

 第四段階

これがこの症状のメインです。こめかみのあたりがドクドクと脈打つような感じで、とにかくひどい頭痛が起こり、本当に酷いときは吐くこともあります。その辛さは耐え難いものがあり、市販の一般的な頭痛薬は全くといっていいほど役に立ちません。

 

役に立たないのは、一般的な頭痛薬が効果を発揮するタイプの頭痛とは原因が違うからです。ゲームの『バイオハザード』に例えれば、武器による攻撃でフラフラなのに必死にレッドハーブを使いまくるようなものです。役割の違う薬をいくら飲んでも治りません。

 

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激しい頭痛の正体

 

 この「閃輝暗点」の頭痛は、次のようなプロセスを経て起こります。

 

 

①眼球に血液を送る血管が、目の疲労やストレスなどが原因?で収縮し、うまく血液が行き渡らなくなったことによって、第一段階の「あの」チカチカが視界に現れてくるようになります。そしてその後、第二段階の“視界の暗点”が出てきます。

 

②しばらくすると血管の収縮が落ち着き、血流が戻り目が普通に見えるようになります。これが第三段階。

 

③すると今度は、逆に(というかそれまで遮られていた反動で?)血管が広がり、一気に血液が流れ出すことで、血管に絡みつく三叉神経が刺激されて、「あの」激痛が起こります。これが第四段階です。

 

 

血管が広がって血液が一気に流れ出しているから、あのようにこめかみがドクドクと脈打っていたのですね。

 

 

と、いうことは。

 

 

 

 予防法その1

第一段階の、本格的なチカチカが出る前の軽い予兆みたいなものが出てきた段階で、目の周りを蒸しタオル(熱くし過ぎないようご用心ください)などで温めるなどして、血流が滞るのを緩和させる。

 

 予防法その2

そこで間に合わず、チカチカが出て第二段階の暗くなるあたりまで進んでしまったら、今度は逆に血管の急な広がりを抑えるために目の周辺やこめかみ辺りを軽く冷やす。(冷やし過ぎにご用心ください)

 

とにかくこの段階で絶対にしてはいけないのが、血流をよくしようと温めたりマッサージをしたりすることです。頭痛の原因が急な血流の流れによるものですので、逆にひどくなります。

 

 

トリプタン系の薬が効果あり

 

 このような原因、プロセスによって引き起こされる偏頭痛ですので、薬はこの原因に対応したものでなければ効果はありません。ホースの先から水が思いっきり出てきて焦ったときに、慌ててホースの先を指で押さえたところで水が止まるわけではありません。蛇口をひねって水を止めるのが正しい対処法です。

 

 冒頭でも書いた通り、私は眼科の病院で説明して薬を処方してもらったのですが、それがトリプタン系の「マクサルト」という薬です。

 

 トリプタン系の薬は、閃輝暗点による偏頭痛の原因となる「血管の急な拡張」と「三叉神経が刺激されたことによる、痛み情報を伝達する脳内物質の分泌」を抑える効果があるようです。(もちろん素人ですので多少表現に間違いはあるかもしれませんが、だいたいこんな感じかと)

 

 私が使用した感想だと、本格的なチカチカが出てから、チカチカのピークを過ぎたあたりに飲むとタイミング的に良かったように思います。人によって差があるとは思いますが、要は血管の拡張が起こる少し前に(またはもっと早めでもよいかも)飲んでおくと、頭痛の原因を効果的に抑えられるのではないかと。

 

以前処方してもらった「マクサルト」

 

価格の問題

 

 効果は間違いありませんが、問題なのはその価格です。幸い自分の場合は購入してから(原因とプロセス、予防法を知ったことで安心したせいもあってか)あまり使う機会がなく済んでいますので問題ありませんが、若い方などで頻発するような人にとっては痛い出費かと思います。たしか10年以上前に自分が購入したときは一錠1,000円くらいしたと思います。

 

 ですが今ではジェネリック医薬品というものがあり、価格もグッと安くなっているものがあります。マクサルトのジェネリックもあるようなので、気になる方は調べてみるのもよいかと思います。

 

 とりあえず私は、まずは眼科で「閃輝暗点による偏頭痛」のことを伝えて一度診断してもらうことを強くオススメします。自分の場合はこれといった副作用はありませんでしたが、薬の合う・合わないなどは個人によって違いますので。

 

 

 原因を知っていて、薬も持っている、というだけで本当に楽になれますので、同じ症状に苦しんでいる方々にはぜひ正しい対処法を知っていただいて、辛さから解放されてほしいと思います。

  • この記事を書いた人

三崎町三丁目通信主筆・K

三崎町三丁目通信の主筆(個人運営ですが)をしておりますKです。映画の感想を中心に、趣味で続けているスペイン語学習(DELE A2取得で止まっています)と最近始めた英語学習のことなどを書いています。本業はフリーランスのグラフィック&エディトリアルデザイナー。びっくりするくらい将棋が弱いです。

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