三崎町三丁目通信

映画・海外ドラマのレビューや外国語学習についてのブログ

(勝手に)台湾映画まつり

投稿日:2017年8月8日

 

 7月はこちらの映画館で台湾映画が新旧合わせて(といってもほぼ旧作だったけど)5本ほど公開されたので全部見に行こうと思っていたんですが、それぞれの公開期間が短かったこともあり1本見逃してしまい計4本の鑑賞となりました。

 

 

 新旧合わせて、といってもその内訳はエドワード・ヤン監督特集としての4作と、あとのひとつが実話がベースの軽い2時間ドラマのようなラブコメ?作品というラインナップでした。この

軽いラブコメ映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』は出ている人たちも嫌いじゃないし、台湾好きの日本人や日本好きの台湾人にとってはとりあえずにやにやして見られる日台仲良し映画といった感じで、そういう意味ではいい宣材ではあるのですが、まぁ何というかとにかく軽いので映画というよりは(繰り返しになりますが)2時間ドラマ…もしくは1時間半の枠でやるドラマくらいの中身でした。

 

 以前は映画を見に行ってもパンフレットを買うかどうかはその映画次第、または財布の中身次第だったんですが後で後悔するので今では売ってたら必ず買うようにしています。で、今回もチケットと一緒に買おうと思ったら何とパンフは製作していないとのこと。。いよいよ1時間半ドラマ感というか手弁当感が……こうなると逆に応援したくなってくるのはなぜか(笑)

 

 2人が知り合うきっかけが「あれ」なので、個人的にはその出会いとか仲良くなっていく課程を素直に楽しめない部分がないわけでもないのですが、まぁそれは仕方がないことだから胸の奥にちくっとするものを残しつつその後のやや昭和のノリに近いようなコメディ展開を見守っていくこととなりました。

 

 やはり都市部に住む中国語圏の人たちはどこの国でもこんな感じなんですかね、ってくらいにみんな声がデカくて五月蝿いw コメディ路線の映画だとことさらこの五月蝿さが強調されるようですがもはや様式美といった感じ。よく出来た映画だったらこのやかましさ、大袈裟感が笑えるところなんだけどこの作品に関して言えば演技力の問題なのか演出の問題なのか…なーんか安っぽくなっちゃってるのが残念。でも主人公のリンちゃんがとにかく可愛いしなんだかんだいって周りに悪人がいないお話なのでとりあえず楽しめる作品ではあります。やっぱり台湾に行きたいわんという気持ちになりますしね。

 

 それにしても最近の傾向なのか昔からそうなのか、ちゃんと考えてないので分かりませんが(書くなら考えろよ…)台湾女子&日本男子という組み合わせだから余計際立つのかもしれないけど、こういう恋愛のストーリーで積極的に行動するのってだいたい女性ですよね。今回に関しては日本大好きな台湾女子と台湾にはそれほど思い入れがなかった日本男子の話なんで、行動力に温度差が出るのもしゃーないというのはあるとしてもちょっと草食すぎやしないか、と……もちろん最後のほうではちゃんと頑張るので話はしっかり転がるわけですが。

 

 ところで、台湾の青春映画系の作品ってまあまあ見てきたほうなんですが、前述のようにパンフを買わなかったことと自分で何かに記録したりしてこなかったため、タイトルやストーリーすら忘れてしまった映画がいくつかあります。この手のジャンル(?)のファーストコンタクトは「藍色夏恋」で、最近だと「あの頃、君を追いかけた」が印象に残っているいい作品でしたが、その間の10数年の中で見たものがどうにも思い出せない……
例えば、よくあるジャンル“一晩の間に起きた出来事”の話で図書館と夜市のシーンが多くて何かを探してるんだったか何かに追われているんだったか、みたいな映画とか。。あれ何だったけかな〜

 

※追記(2018/01/05)

適当にざばっとまとめてあった映画のチケット(半券)を整理していたら出てきました。『台北の朝、僕は恋をする』(09)という作品です。11年4月16日に新宿武蔵野館のレイトショーで観たようです。なるほど、どうりで記憶が薄いはずだ……まぁでもそれについてはここでは言及しません。製作総指揮ヴィム・ヴェンダース、監督はエドワード・ヤン監督に師事していたアーヴィン・チェン、とのこと。おぉぉ。いつかまた見てみたいです。

 

 

 なお“一晩の間に起きた出来事”系のお話はとても好きで、古いのだと「アメリカン・グラフィティ」だったり、あとは90年代の映画でその後シリーズ化した「ビフォア・サンライズ」とか。小説だと村上春樹の「アフターダーク」なんかは中身としては正直薄めで作品としての出来も今イチかもしれませんが個人的にはこの一晩設定が好きなので決して嫌いではないです。あ、あとコメディ映画の「夜の上海」も嫌いじゃないです。ヴィッキー・チャオほんとカワイイw

 


 

 

 そしてメインのエドワード・ヤン監督作品、今回見たのは

 

 

の3作品。「牯嶺街少年殺人事件」は90年代後半頃にレンタルで見たので(98年のリバイバル上映のタイミングあたりだと思うけど劇場では見なかったような記憶が…)、今回4時間近いフルバージョンではあるけれど一応は2度目の鑑賞であとの2作はお初。「恐怖分子」は「牯嶺街〜」を見た当時にこれも見たいと思っていたのに結局機会がなかったのですが、こういう風にかつて通り過ぎてしまったものを忘れた頃に補完する、というのも悪いもんじゃないなと思いました。

 

※追記2(2018/01/05)

『牯嶺街少年殺人事件』デジタルリマスター版公開時のパンフレットを改めて見てみたら「日本では初上映以来25年間DVD化もされず、観る機会がほとんどなかった」とあるのでやっぱり劇場で見たのかも…

 

 長くなったのでこちらの作品については改めて書きます。

 

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三崎町三丁目通信主筆・K

三崎町三丁目通信の主筆(個人運営ですが)をしておりますKです。映画の感想を中心に、趣味で続けているスペイン語学習(DELE A2取得で止まっています)と最近始めた英語学習のことなどを書いています。本業はフリーランスのグラフィック&エディトリアルデザイナー。びっくりするくらい将棋が弱いです。

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