三崎町三丁目通信

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【3部作②】映画『10 クローバーフィールド・レーン』──ボスキャラの戦闘力…【ネタバレ】

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 以前にもこの映画のレビューを書いたのですが、当時はブログ書き出して間もなかったこともあり、今見るとかなり拙くて恥ずかしい内容でした(笑)。今回『クローバーフィールド』シリーズ3作まとめてのレビューを書くことにしたので、改めて書き直してみました。

 

 『クローバーフィールド』という名称は継承しているものの、この10 クローバーフィールド・レーン』は2008年に公開された『クローバーフィールド/HAKAISHAと基本的に異なる物語で時系列なども違うのであり、別の平行世界での物語という解釈が正しいのかもしれません。

 

 さらに2018年2月にNetflixにて『クローバーフィールド・パラドックス』が公開されましたが、こちらは『クローバーフィールド/HAKAISHA』の前日譚という設定だそうです。HAKAISHA』が2009年の設定で、その前日譚の『パラドックス』は近未来という設定……

 

 おいっ、っていうw

 

あらすじ

 

 服飾デザイナーを目指しているミシェルは、一緒に暮らしていた恋人のベンと喧嘩し荷物をまとめて車で家を出るが、突然対向車に追突され大事故に遭い意識を失う。

 目が覚めると点滴を打たれた状態でどこかの地下室に怪我した足を鎖で繋がれており、ハワードという太った初老の男が現れる。ハワードは事故に遭ったミシェルを助け出し、自身の農場に造った地下シェルターに運んだのだと語る。外の世界は核か化学兵器かによって攻撃され、空気は汚染され生存者はいないと言いう。

 そしてここにはもうひとり、シェルターの存在を知っていてハワードに頼んでいれてもらったエメットという若い男もいた。

 

 あるときミシェルは、地上に出る扉の鍵をハワードから奪って逃げようとするが、外にはただれた顔の女性がいて、シェルターに入れろと叫ぶのを見て汚染は本当だと信じて中に戻る。

 だがその後ハワードの言動の嘘に気付いたミシェルは、エメットと協力して脱出する計画を立てる──

 

キャストについて

 

 主演のメアリー・エリザベス・ウィンステッド『ファイナル・デッドコースター』『遊星からの物体X ファーストコンタクト』などのホラー系映画でもお馴染みですが、個人的には『デス・プルーフ  in グラインドハウス』のチアリーダーコスプレのモデル役の人としてよく覚えています(笑)。

 『デス・プルーフ  in グラインドハウス』『プラネット・テラー  in グラインドハウス』、それと『マチェーテ』(続編も悪くはないですが)の一連の3作は本当にヒドくて(褒め言葉です)最高なんで超オススメです。

 『ワイルド・スピード SKY MISSION』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は『デス・プルーフ~』を見てから鑑賞するといいかもですw

 

 私はこれをWOWOWの吹替え版で見たので元の声・台詞は分からないのですが、ミシェルの恋人役(声のみの出演)ってブラッドリー・クーパーだったんですね。。でもオープニングの場面で映る写真の男は別人のような気もするんですがどうなんでしょうか。そういえばブラッドリー・クーパーは『ガーディアンズ~』シリーズのロケット役でも声の出演をしていますね。

 

 あと怖いおっさんのハワード役は、いろんな作品に出ていて見るたび「あぁ~この人どっかで…」と思うベテラン俳優のジョン・グッドマン。自分の中では、この人の映画で一番古い記憶のものは『フリントストーン』かも。あと最近だと『キングコング:髑髏島の巨神』にも出ていました。

 なぜか私は、この人とイギリス人俳優のスティーブン・フライ(ドラマ『ボーンズ』のゴードン役や『ホビット』シリーズの2・3作目で湖の街の統領役、『Vフォー・ヴェンデッタ』のディートリッヒ役など)がごっちゃになってたまに混同してしまいます。

 

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感想

 

 『クローバーフィールド』シリーズ3作通して見たあとで改めて今作を見てみると、3作ともそれぞれ全く違う話なんだけど、なんかそれでもいいように感じてきました…。最初は「オイオイ前と全然違うじゃねーかw」「しかも大部分はあの生き物関係ねーしw」とかツッコミを入れながら見たのですが、「監禁・脱出モノ」というジャンルの映画で見ればなかなか面白いんですよね。

 

 第1作の『クローバーフィールド/HAKAISHA』が、(登場人物が持つカメラの視点で物語が進行していく)POV形式のモンスター・パニック映画で、今作が監禁・脱出系サスペンス映画、そして3作目の『クローバーフィールド・パラドックス』がSFサバイバル・ホラー映画ということで、NY市街地、地下シェルター、宇宙ステーションと全く異なるシチュエーションでテイストもそれぞれ違う作品となっています。

 

 『HAKAISHA』では“謎の生き物”が直接の敵、逃げるべき対象でしたが、今作ではそれら“謎の生き物”とは最後のほうで少し対峙するのみで、メインの相手は元海軍で陰謀論好きのデブオヤジ。

 紳士的なところもあるものの神経質で怒りやすく、敵として戦うときにはさすが元海軍というだけあって(?)結構しぶといんですが、他の脱出系映画の敵みたいなサイコっぽさはやや薄めかなという印象でした。

 

 「娘」と言っていたメーガンに一体どのようなことをしたのか描かれていなかったことや、エメットを始末してから少し本性を現してきたものの、ミシェルに対してそこまでキモく執着していなかったところ、そして骨まで溶かすような酸に浸かったのにそれほどえげつない状態にはなっていなかったあたりが、キャラとしてのパンチの弱さといったところでしょうか。

 

 で、弱さといえば何といってもあの生き物。

 

 宇宙船なのか生命体なのか、はたまたその融合体なのかわからない巨大な空飛ぶアレ。人類滅亡の危機にさらされるほどの恐ろしい宇宙生物(?)が、今さっき地上に出てきて、それまで長い間ろくに運動もしていなかったであろう若いおねーちゃんの火炎瓶ひとつで倒されるってどうなの。。。

 デブオヤジのほうがよっぽど強かったじゃねーかっていう(笑)。

 

 なお、『HAKAISHA』では軍の暗号名であった「クローバーフィールド」という名称、今作は一体何を指すのか?というと、最後のほうでようやく判明。ハワードの農場の住所が「クローバーフィールド・レーン-10」だったことが道路の標識によって判明しました。

 ここまでの2作を見ただけだと「なんだよそれ…」という感じですが、『パラドックス』まで見ると、こういったリンクのさせ方も「なるほどね…なんかそれもアリだよね」って思ってしまうから不思議です。

 

こちらもオススメ

  • 『クローバーフィールド/HAKAISHAのレビューはこちら
  • クローバーフィールド・パラドックスのレビューはこちら
  • 『キングコング:髑髏島の巨神』のレビューはこちら
  • 『Vフォー・ヴェンデッタ』のレビューはこちら
  • 『エクス・マキナ』のレビューはこちら

 

  • この記事を書いた人

三崎町三丁目通信主筆・K

三崎町三丁目通信の主筆(個人運営ですが)をしておりますKです。映画の感想を中心に、趣味で続けているスペイン語学習(DELE A2取得で止まっています)と最近始めた英語学習のことなどを書いています。本業はフリーランスのグラフィック&エディトリアルデザイナー。びっくりするくらい将棋が弱いです。

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